2017/06/23 のログ
イグナス > 「たまには入りに来るかあ…。」

ぼんやりゆったりとひとこと。
そいでもってしばらくはまだまだ、お湯につかって、日々の疲れをいやしてく――。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にピアさんが現れました。
ピア > 酒場で歌い稼いだ金をこの温泉宿に使ったのは今回が初めてであった。
ずっと興味はあったのだけれど異国めいた雰囲気のせいか敷居が高く感じ、躊躇したのだ。
けれど実際きてみれば意外とリーズナブルに宿泊出来る部屋もあり、
少女は生まれて…というよりは造られて初めて露天風呂も体験中。
洗い終えた薄桃色の髪を後頭部で纏め、乳白色の湯に肩まで浸かっている。
透明の湯より僅かながらとろりとした触り心地のお湯を掌で掬ってみたり、
頬を濡らしてみたり、戯れ気味に。

「…気持ち良い。」

(でもやっぱりもっと安いお部屋にすれば良かったかな?
 そうすれば2泊3泊出来たかも…。
 貯まってたお金全部使っちゃった。
 明日からまた歌わせてくれるお店探さなくちゃ。)

お湯にあてられて頬は染まっているし、表情も穏やかだが、心中いろいろと世知辛い身の人形であった。
そんな苦労を癒すためにもこの時間は大切だったりするので、結構な長湯。

ピア > 1時間ほど温まり、気分を良くした様子でお湯から上がる。
湯気が立つ肌が夜風に当たると涼やかで、それも何とも心地良いけれど
折角温まった体を冷やすのは忍びなく、脱衣所へと姿を消していった。

一夜だけの贅沢を味わうべく――。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からピアさんが去りました。