2023/07/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にケストレルさんが現れました。
ケストレル > 今日も今日とて冒険者ギルド、その併設された酒場にて
日も暮れ賑やかさを増した酒席を遠巻きに眺めながら、ケストレルは夕食を摂っていた
たとえ会話の中に居なくとも、他人の冒険譚を肴にパスタ的麺料理と麦酒は進む
ほろ酔い加減でふたつ向こうのテーブルでの武勇伝に耳を傾けながら、本人的には有意義な夕餉の時間を楽しんでいた

「やっぱ飯時はこうでなきゃなあ」

その顔は酒気以外の要因でも赤く染まっている
よくよく見れば顔、首、腕と前面だけが赤く染まっている
……依頼の際に川沿いで昼寝をしたことによる、日焼けだった
真夏の陽光でしっかりと焼かれた肌は一朝一夕で治る筈も無く、地味にケストレルを蝕み続けている

「いてて……明日も痛むなら薬屋行こう」

ケストレル > パスタ的麺料理は食べ終えて、あとはひたすら酒を飲む
今回はどこまで遠征に行ったとか、何を討伐したとか、そんな話を誇らしげに語る冒険者たちを見て
やいのやいのと歓声を飛ばしたり、勇敢なパーティを賞賛したり
……そんな風にしながら、次回は自分もと思うけれど

「まあ、まずはパーティ組まなきゃなぁ……」

ジョッキを片手に頬杖をついて、そんな事を独り言ち
戦士として恵まれた体躯を持ちながらも、その実白兵戦はからっきしな騎士兼冒険者を仲間に入れるパーティは思ってるほど多くはない
結局いつも通り、初心者の一団に加わってバフ撒きとガイド役をやる事になるのだろう

ケストレル > 「それでも、募ってみるだけ募ってみても……」

良いかもしれない、と空になったジョッキを置いて呟く
そして景気よく椅子から腰を上げると、肌に走る刺す様な痛みに顔を顰めて
その前に軟膏でも買うか、と苦笑しながら酒場を後にしたのだった

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からケストレルさんが去りました。