2023/07/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からネイハムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/屋台街」にシシィさんが現れました。
シシィ > 夏の夜。
大きな催しでもあったのか篝火の火は高く燃え、夜空を焦がす。

いまだ引かない喧騒に、野外舞台からは旅芸人の奏でるにぎやかな音が耳を楽しませ。
通りに面した場所は飲食の屋台や、土産物の屋台がまだ客を呼び込んでいる。

連れ立った人々や、今宵ばかりはと夜更かしを許してもらった親子がそんな屋台をのぞき込む。

路地裏では酔っ払いが臥していたりはするものの、さすがに王都の目抜き通り。
それなりに警備兵もたちめったなことは起きないように目を光らせている。

路面に面した店もいくつか──おもには酒場だったが。いまだに看板を出して、休息を求める人を誘っているよう。


そんな喧騒の中、そういったものに目を向けながら、いくつかの屋台を冷やかすように覗いている。
昼間は己の屋台もあったが、雑貨が基本の己は早めに店じまいをして自由の身。
──定宿にしている部屋に戻れば帳簿付けなどのこまごまとした作業はあったが、今少し自由を満喫するためのそぞろ歩きを続けていた。

特に目的も、欲しいものがあるわけでもなかったが。
活気のある場所、というのはそれだけで楽しいものだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/屋台街」からシシィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 繁華街」にヴィヴィアンさんが現れました。
ヴィヴィアン > 「うん、じゃあその素材をいくつか…そうだね、一箱ほどお願いしよう。
 届け先は学院、ヴィヴィアンのところに頼むよ。」
ヴィヴィアンは時々繁華街を歩き、魔術関連の物品を買い付けて回る。
目的の一つは、もちろん物品の購入であるが、もう一つの目的は知識だ。
教員であり、魔術の研究者であるものの矜持として、人に伝える知識を常にアップデートする必要があるためである。

「…おや、見慣れない著者だね。 それにこの素材もだ。フーム…。
 この著者の本を全部と、この素材も一箱送って欲しい。」
店内を回り、袖にすっぽりと隠れた手であれやこれやと物品を指し示す。
事情を知ってか、店員はいつもと同じ調子で注文を受付け、粛々と
運び出す準備をしてくれていたようだ。
小一時間ほどかけて店内を見回り発注を終えると、また隣の魔術用品店へ。
時々、このように練り歩くのが数十年続いたルーチンなのである。

「やあ。お邪魔するよ。」
いつもと同じ調子で店の人間に声をかけ、ウキウキとした様子で店内を回る。
この店の特徴は変容術…何らかを”変化”させることに特化した魔術と、
それに関する用品を扱っている店であった。

ヴィヴィアン > 『なんでも、先生もトラブルでその姿になったんだそうで…?
 やっぱり変容術でなんとかなるものなんですか?』
店にあった魔法書を手に取って確認していた最中、
投げかけられた店主の問いかけを受けると、そっと本を閉じて首を横に振った。
「断言はできないね。 わたしの身体がこうなったのは、実験中の事故だからね。
 変容術に類する変化であれば、おなじ系統の術で元の姿を取り戻せる可能性はある。。
 しかし、そうでない場合…つまり、未知の魔法であるとか、それ以外の要因であれば、
 術がどのような作用をもたらすかは推測できない…。」
生徒を諭すような、ゆっくりとした口調で答える。 姿が幼い女の子のそれでなければ、
さぞ説得力をもっていたであろう言説は、可愛らしい声のせいでいささか威厳が薄かった。
「…言われて見れば、変容術を自分に使ったことはなかったね。 なにか簡単な魔術書はあるかな?」
ふと思い出して店主に問いかける。 可愛らしい犬と猫が描かれた魔術書を手渡された。
『初級の魔術書です。少しの時間だけ動物の特徴を示すことができますよ』

「ふむ…。 これならすぐに使えそうだね。」
小さく頭を下げてから、本を開いて読む。 簡単な魔法であるから、
自分にもすぐに使えるだろう。 そっと本を閉じ、店主にうなずきかけた。

ヴィヴィアン > 魔術書に記載された通りに、魔力を全身に流し込む。
頭の天辺と尾てい骨にむずむずするような感覚が走り、
三角形の耳と、筆先のようなふっくらとした尻尾が生えた。

「おお…。」
触ってみる。つやつやとした毛並みはさわり心地抜群で、尻尾については
柔らかさすら備えている。 非常にさわり心地がよい。
満足げにしていたところで、はっと我に返った。

「この姿だと、ミレーの子供か何かに勘違いされるんじゃないかな?」
『まあ数十分程度ですから…。せっかくだから店内でも見ていってくださいよ。』
商売がうまい。小さくため息をつき、わかったとばかりに何度もうなずいた。
「これが狙いだったのか…。 いいだろう、十分見させてもらう。
 そういうからには品揃えや入荷物に自信があるんだろうしね。」
尻尾を揺らしながら、店主の言葉に答え、様々な品物を見聞する。
たっぷりと時間を掛けての確認を終えたころには獣耳は消え失せ、
その代償に大量の購入物を学院に運び入れるくだりとなったのだった。「

ご案内:「王都マグメール 平民地区 繁華街」からヴィヴィアンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテレサさんが現れました。
テレサ > 日も暮れだした時間帯の平民地区。
通りに面した冒険者ギルドから通りへと出れば人ごみに交じる様にして歩き出し。
その足取りははっきりとはしているは目的地は特になく。

「先に食事か…それとも買い物が先か…」

得た報酬で食事か、それとも買い物をするかという事で悩み。
どちらを優先しても結果はあまり変わらないのだが決めきれず。
先に目に着いた店を優先しよう、そう決めて通りを歩いて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテレサさんが去りました。