2023/07/18 のログ
エリビオ > 運ばれてきたエールを片手に干し肉を貪りつつ、夜は更けていく――
ご案内:「王都マグメール 酒場」からエリビオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にヴェルソートさんが現れました。
ヴェルソート > わぁわぁと賑やかな冒険者ギルドに併設された酒場。
その喧騒の中心は、タクトを構えた隻腕の男が一人。
男がきらりと虹色にきらめくタクトを振るたびに、どこからか楽し気な楽器の音が鳴り響き…それに合わせて男が歌う。
陽気に、楽し気に、時折足をタンと踏み鳴らしてリズムをとり、踊るように歌を紡ぐ。

『さぁ 手を叩き 足を鳴らし 杯かかげ
 夢語り 笑いあって 肩を組んで 歌え
 日は暮れた 月が見えた 俺達の 時間だ
 飲めや歌え 踊れや騒げ 次の日が来るまで ♪」
リズムにのって、甘やかなテノールが高らかに歌う。
まるで楽団でも引き連れているかのような楽器の音を引き連れて歌うそれに、周りの酔客がゲラゲラと笑い騒いでいるのだ。

最近連中の元気がないから、盛り上げてくれ、とギルドの職員に頼まれたのがそもそものきっかけ。
頼まれたからにはまぁ、きっちり盛り上げておひねりでも貰おうと、身振り手振りはむしろ大げさに、踊るように揺らめくコートを翻して。
歌って騒ぎ、飲んで踊れと歌う声は、酒場の外まで響くような通りの良さで周囲を高揚させていく。

ヴェルソート > 「~♪ …やぁやぁ、ありがとうございました。
 お気に召したら、少しばかりおひねりをいただければ幸い、っと…ありがとうございまーす。」
手を広げ、箱を足元に置けば投げ入れられる銅貨、時折銀貨にひらひら隻腕を振って一礼し…ふぅ、と小さく息を吐いた。

「あー、歌った歌った…さて、今日はどうしようかな…とりあえずマスター、レモネード頂戴。…酒?今日は気分じゃねぇ、甘いの飲みたい、はちみつも入れておくれ。」
喉かわいたー、とおひねりの入った箱から飲み物代を出して、レモネードをねだる。
酒でもよかったが、基本的に甘いものを飲みたい男は、喉が酒焼けするかもしれないのも気にして、酒は時折、たしなむ程度にしか飲まない。
やってきた氷と、はちみつ入りのレモネードをきゅーっと…飲み干して。
「…ふは~、あーうまい。」