2023/07/09 のログ
■ケストレル > 「とはいえ、俺が面倒見切れそうな依頼は無さそうな感じだよなぁ……」
麦酒をごくごくと飲みながら掲示されている依頼に目を通す
単独用の簡単な依頼か、集団用の遠征討伐
遠征の内容は初級冒険者が挑むにはいささかハードルが高過ぎる代物の様に見える
そろそろ夏も近づき、魔物の動きも活発になる時期だ。今の状況は丁度谷の部分に当たるのだろう、と推測して
「……もうひと月近く、様子を見るか」
ぐぷぅ、とゲップと共に呟くも、酒場の喧騒にかき消されることだろう
空になったジョッキを知覚を通り掛かった給仕服の女性に掲げて見せながら、おかわりを頼んで再び周囲の歓談に耳をすませる
■ケストレル > 程なくして麦酒の替えが運ばれてくる
給仕に礼を述べながらそれを受け取ると、ゆっくりと酒場へ向けて歩き出し
折角だからナンパのひとつでも試してみるかと息巻きながら
ケストレルは喧騒の中へと消えていったのだった
ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシアンさんが現れました。
■シアン > 朝方をやや過ぎた頃合い。平民地区・冒険者ギルド、前。
依頼を出しに来る者に、依頼を受けに来る者に、依頼へ出立する者や、併設の飯処に飯食いに来た者など、彼等彼女らに対応する職員連中たちとの喧騒ときたら通り一つ向こうの朝市の活気が掻き消されるほどの賑わい、騒がしさ。中にいると喧しくて仕方ないので外に出て賑わいが収まるのを待つ者もちらほら。
「お。美味ぇ」
真向かいのベンチに腰掛けてバーガーを大口開けて齧り付いている男もその一人である。
ギルドに出入りする中に見かける顔見知りにたまに挨拶しながら、
「あいっかわらず朝すげぇな。もうちょい時間ずらしゃよかった……」
早起きなんかするもんじゃねえな。
等とぼやきながらに朝飯中である。
■シアン > 割の良い依頼を狙うならこの時間帯に喧騒の中へ飛び込んでいくのも良いが……
お財布にはまだ余裕がある、かといって、宿で酒飲んでぐうたら、
等と自堕落過ぎる生活をずっとしているのもあまりよろしくない。
鈍らない程度に運動できて且つ小銭でも稼げれば良い、
程度の目的では、朝一番でもないがこういった時間帯のギルドには少し入りにくい。
「もうちょいはけてからだ、な。と。おー。気ぃ付けてなぁー」
また一組、遺跡に向かうのだという若い一行を手を振って見送る。
「いってら。え、お前等も遺跡行くの?」
また一組、遺跡に向かうのだという一組を見送る。
魔物でも大量発生したのだろうか?
何て首傾げながら何口目かで朝飯を平らげ、一息つく。
■シアン > セットで買ったドリンクも飲み干しては、よし、と一声上げて席を立ち。
包み紙やら何やらゴミを一纏めにしてからゴミ箱へとイン。
ついでに周りに落ちている誰かしらのゴミもゴミ箱へイン。
それから改め、よし! と一声上げてはギルドへの入り口目掛けて歩き出した。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシアンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にトーラスさんが現れました。
■トーラス > 王都に幾つか存在する冒険者ギルドの支部の一つ。
とは言うものの、その実態は冒険者が客として集まる酒場兼宿屋であり、
申し訳ない程度に店内の掲示板に日銭を稼ぐための依頼文が貼られているに過ぎない。
それでも、1階の酒場では冒険者を始めとした荒くれ者や、彼らを相手に春を鬻ぐ娼婦、
その他にも飲食の為に訪れた一般客達にて相応の賑わいを見せていた。
その賑わいの中心、客達がそれぞれの卓にて同席の身内や仲間と思い思いの
時間や食事を愉しんでいる中で、独り、周囲の卓の客にちょっかいを掛ける中年男の影が一つ。
本来であれば、嫌われそうな行為であるが、誰も文句を言わず、また、店主も黙認する理由は至極単純で。
「いやぁ、運が良かった。ゴブリンの懐を漁ったら、まさかの宝石を見付けてよぉ。お陰で俺の懐が潤ったぜ。
お、グラスが空じゃないか? マスター、俺の奢りで同じのもう一杯。ほら、乾~杯~♪」
等と、傍迷惑ながらも、明快にて、周囲の客達に見境なくも奢りを振る舞う故。
奢られた方は多少困惑するも、ただで酒が飲めるとあって強く文句を口にする事もできず、
店主も彼のお陰で儲かる上に支払い許容額も抑えている為に、この行為を見て見ぬ振りをする始末。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からトーラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。