2023/07/01 のログ
サウロ > (揚げたての丸鶏の唐揚げ。
 一つ50グラムはありそうなぐらいのボリュームのあるそれをかじった瞬間に溢れる肉汁に、舌が火傷しそうになる。
 ほろりと解けるようにほぐれる肉と、下味に練り込まれた香辛料。
 そしてカリッと揚がった油が香ばしい匂いで、口の中に旨味が広がる。
 美味しい。これは唐揚げの革命かもしれない、と碧の瞳を輝かせた。
 惜しむべくは、この旨さを分かち合える相手がいないことか。
 脂っこさもしつこくなく、サラダで口の中をリセットしてから、さらにもう一口。
 ざく……じゅわ……ほふ。
 こんな時間に飯テロという単語が過った。
 ゆっくり咀嚼して飲み込んでいく。)

「すみません、唐揚げ持ち帰りで包んでください」

(あいよー、と元気のいい返事が返ってくる。
 流石お勧めメニューだと、サウロも戦々恐々とした表情だ。)

サウロ > (鶏ガラから煮込んだコクのあるスープを飲み干して、綺麗に皿の上を空にする。
 一人前とは言え綺麗に平らげれば、腹八分目程。まだ入りそうだが、時間も時間なので、気になるメニューはまた今度食べに来よう。
 配膳するスタッフが持ち帰り用の唐揚げを包んだものと一緒に、「こいつはサービスだよ」と麦酒の入った木樽ジョッキを置いていく。
 随分サービスのいい店だと笑いながら、油と相性の良い麦酒を喉を鳴らして流し込む。
 ほんのりと苦みのあるエールの味を楽しみながら、すっきりと全部飲み干した。)

「美味しかったです、ごちそうさま」

(代金を置いた後、土産に包んで貰った唐揚げの入った包みを持って、店を後にする。
 いい店を見つけたと、また今度誰かを誘ってこようと決めて──。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/大衆食堂」からサウロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド」にアレンシアさんが現れました。
アレンシア > 「暇……ですね」

お休みなので少し遠出して討伐のお仕事を頑張ってきたアレンシアはギルド併設の酒場でのんびりと冷たいドリンクを飲んでいた。

鎧の機能のせいで快適環境ではあるのだけれど一人なのでいささか暇で、誰か構ってくださる方はいないですかねーと辺りを見回しても時間も遅く人気そのものがほとんどなかった。

「今からもう一度依頼というわけにもいかないでしょうし……」

等と考えてしまう程度には暇な様子で。

アレンシア > 「帰りますか……」

しばらく待ってみたものの誰も現れないようなので素直に学院へと帰り。

ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド」からアレンシアさんが去りました。