2023/05/28 のログ
■サウロ > (どうしようかと考えた矢先に、遠くから掛けてくる仲間の姿が見えた。
年の近いミレー族の青年、案の定上司に捕まっていたのだと詫びられれば肩を竦ませ。
しかしちゃんと来た事は評価する、と冗談めかすように告げれば笑われて。
つられるように年相応の笑みを零し、二人で夜の繁華街へと繰り出した──。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/歓楽街」からサウロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にフィリーネ・ハーヴェイさんが現れました。
■フィリーネ・ハーヴェイ > 日も暮れた平民地区の商店の並ぶ通り。
人もあまり通らない道を灯りを片手に歩く。
この国にやってきてそう時間も立っていない為に受けれる仕事も少なく、ようやく受ける事が出来たのが夜の巡回。
決まった場所を何往復するかだけの仕事ではあるが真面目にこなし、現状は特に何もなく。
「後3往復ぐらいで時間かも。報告は明日でもいいかな」
もし何か起きれば大変になる巡回ではあるが何も起きなければ歩くだけ。
一応と路地も確認するも人影もなく奥までは確認せず。
一人で受けるには少々範囲が広いがその分報酬は多く支払われるというので文句もなく。
このまま何事もなく終わればと考えては歩いて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカミルさんが現れました。
■カミル > 比較的治安は良い平民地区だが、この時間帯になると安心できない。
特に、自分のような戦闘と縁のない身となればなおさらだ。
「…………重い」
冒険者ギルドに採取を依頼していた物品を受け取った帰り、少年は試練の真っただ中であった。
ぷるぷると身体を震わせながら、箱に収められた何かを数段重ねて歩いているが、想像以上の重量だ。
「戦闘学科の奴等や冒険者ってすげーな……」
課題協力で、薬草や魔導アイテムの採取に協力した時もへとへとだったというのに、顔色一つ変えず
重装で元気に駆け回る彼らが別の世界の人に思える。
そんな事を考えながら、ボーっと歩いていた時……
「っ…!?うわああああああっ!!?」
段差につまづき、勢いよく転倒。目の前に荷物を大量に転がしてしまう。
少年の悲鳴もそうだが、鈍い音を立てて何かが崩れるような音が巡回中の貴女にもすぐ聞こえるだろう。
■フィリーネ・ハーヴェイ > あと少しで終わるとなれば慣れない街での巡回も気が楽になり。
報酬を貰えばそれで明日に贅沢をするのもいいかもしれない。
そんなことを前向きに考えていれば聞こえてくる悲鳴と何かを崩したような音。
それを聞けば泥棒でも出たのかと走り出し。
「もう直ぐ終わりなのに最後に何か起きるなんて。
泥棒なら単独なら嬉しいけど…」
そんなことを口にしながら音と声の方へと真っ直ぐに走り。
この先のはずと角を曲がればそこには倒れ荷物をぶちまける少年の姿。
見た感じ泥棒には見えず、運んでいた荷物を落としたのかと状況的に見て。
「大丈夫?泥棒じゃないよね?」
恐らくは大丈夫だろうと考えながらもやや軽快しながら声をかけては近づいていって。
■カミル > 転んだものの少し身体を打つだけで済んだ。
が、少年は自分のダメージよりも真っ先に荷物を心配した。
「ヤバい!!割れ物なのに!」
箱の中身は彼にしか分からないが、外装が無事かどうか急いで確認する。
そんな中、誰かが駆け付けて来る足音が。
襲われる そんな絶望感すら脳裏に浮かんだ時だった。
こちらを警戒しながら声をかけてきたのは自分と同じぐらいの年若い少女。
ぱっと見た限り、武装をしているが騎士というにはやや違和感がある。
「大丈夫、大丈夫。転んだ……。……いや、大丈夫じゃないかも。トホホ……」
ゆっくり立ち上がると、眼鏡をかけた銀髪の少年が苦笑いしながら答える。
こんな時間に何故、ここで何をしてたのかはお互い気になったことだろう。
「君、騎士って感じとはちょっと違うな。魔法で加工した結構いい感じの装備してるし」
貴女の装備から漂う魔力を察知した少年は、珍しそうに貴女を見つめつつ、
散乱した荷物を集め直す。