2023/04/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」にオウルさんが現れました。
オウル > 空は快晴とは言いがたい薄曇。
それでも通りの十字路の中心に位置する広場は賑やかである。
露店あり大道芸あり就職のアピールありと大変賑やかな中で一人ベンチに座っている少年がいる。

「あーヤダー……次のお仕事ヤダー………。」

昨晩から脳内独占の話題は仕事への愚痴。
同僚に増してや上司にあたる人間には愚痴れないし、外部に知り合いや友人はゼロー……無し。

仕事が仕事なので交友関係を広げるのは推奨されていないし、孤児院に帰りシスターや院長に愚痴るものでもない。
なので一人脳内の自分に対して愚痴を零し、怨みつらみを独り言で吐くしかなかった。

お酒はあんまり得意ではないし。
ストレスの発散方法といえば擦りにたかりに脅迫なのだけど、辺りを見渡してもハーブの束を背負ったカモはいそうもない。

家族連れは後が面倒。
貴族様達はきやしないし、学院生は後で色々と困るし。
「さーてどうしよっかなー……。」と時間とストレスと暇を持て余したままベンチに深く背中をあずけ、体重をかけながら首を反らしてうす雲の空を眺める。

左眼には眼帯。
右眼は裸眼、それに外套姿の少し奇異なる装いの少年はだらけている。

オウル > いい天気だ。
ぐだぐだするにはとても都合のいい天気だ。
日差しが強すぎる事はない、かといって雨が降るには遠い。
適度に涼しい風、温かな気温……このまま昼寝も悪くない。

「ふぁ…………。」と大あくび、慌てて掌で口元を隠すが一歩手遅れ、チラと見せてしまう鋭い犬歯、八重歯。
見られたか何かあるわけではないが、あまり見せたくないポイントの一つである。

……ん、喉渇いた。
と、喉の渇きを覚えて辺りを見渡し飲み物を販売している露店がないか探すが……アルコールいりがほとんどに見える。
少し歩き回ってみようか?そうしたら果実水を売る露店のひとつやふたつくらいありそうだけども。

オウル > 喉の渇きも限界。
足先を広場の石畳みに下ろすと、その反動で立ち上がり少年は歩き出す。

探すのは果実水の販売している露店。
お財布は……軽いので足りなかったら現地調達という事で……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 広場」からオウルさんが去りました。