2023/04/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 春の日の昼下がり。多くの人が行き交う賑やかな大通りからはすこし離れた、細い路地に面した小さな公園。遊具はあまり設置されておらず、青々とした芝生と、ベンチがぽつぽつと備わっている、休憩用に設けられたような場所。
その中でも奥まった場所にあるベンチに腰かけて、ぼーっと景色を眺めていた。
朝からいくつかの届け物をこなさなければならず、ひとしきり歩き回り、ようやく仕事を終えたところ。
歩けないほど疲れたわけではないけれど、ちょっとくらいの休憩ならいいだろうと腰を落ち着けたら、すっかり気が抜けてしまった。
日中ならばまだ暖かいから、こうしていても風邪をひいてしまう事もないだろう。油断していると、うとうとしそうになってきて。

「ふあ……ぁ」

おそらく誰も見ていないだろうからと、大きなあくび。一応、口元に手を添えて、みっともなくならないように気をつけたけれど。
急ぎの注文も入っていないから、今日はもうこのまま休んでしまおうかなんて考えも浮かんできて。

ミンティ > 気が緩みすぎていたのか。本当に眠りに落ちかけて、かくんと頭が垂れると同時に、そのまま前方へ転がりそうになってしまった。
ベンチの上でびくんと全身を跳ねさせて、あわてて周囲を見回す。幸い誰にも見られなかったようだとほっとしつつ、頬を両手でぱんと叩いて立ち上がる。

「戻らなくちゃ…」

いくら天気がいいからといって、仕事をさぼるのはやっぱり気まずい。気を取り直すと、公園の出口へ静かに歩いていって…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。