2023/03/13 のログ
■ティカ > 「―――おい。その個室娼婦ってぇのは、まさかあたしの事じゃねぇだろな…」
底冷えのする声音―――というにはいささか可愛らしさが立ちすぎる高い声音と紅色のジト目で大男を睨み上げる少女戦士は気付いていない。
この大男の手によって淫紋の刻まれた子宮が、知られたくない事実を既に伝えてしまっている事を。
眼前の小躯がここ2、3日の間に誰の物とも知れぬ精液をたっぷり注がれ浴びせかけられたという事実を、常通り可愛げのない少女戦士の言動が逆接的に伝えてしまっているのだ。
そうでもなければ他者よりも強く欲精の劣情を生じさせる元凶に対し、斯様に平然としていられるはずもないのだから。
「なんか妙な含みがありそうでいまいち素直に頷きづらいけども……まぁ、おかげさんで近頃は腹いっぱいうまいメシ食えてるよ」
何やらばつが悪そうに紅瞳を脇へと逃がしごにょごにょと聞き取り辛い声音で「だからその……ぁ、ありがとな……」と告げようとした矢先、手癖の悪い太指がチュニックの下腹、なんとも際どい場所を軽く叩くという不意打ちを仕掛けてきた。
「にぁぁあぁああッ!? い、いいいいいいきなり何してンだてめぇ!!?」
胸でも揉まれたかのように両手でがばっと下腹を覆って飛びのいたのは、彼との行為で散々そうして子宮を可愛がられた記憶が瞬時に浮かんできたがため。
吠える童顔は先ほどよりもはっきりとした赤味を滲ませていた。
■ランバルディア > むしろヤる気の出る声音、と言っていい。
今度はこちらが平然を装う番。事実が何処まで知れているのか、わざわざ手札を晒してしまうなんて勿体ない。
さあな、とは口にもせずに素振りだけ。
女の唇に気安く触れるよりは、男の中では悪戯の気が強い、不意打ちへと続いて。
「何って、ノックだろ。本当に腹いっぱいになれてんのかなァ、……ってよ」
飛び退く少女を緩慢に目で追い、くく、と笑う。
自分以外でも満たされることは満たされるだろうが、散々手応えを寄越した少女にはどうあれ二の次にしかならないのだから。
少女自身が自覚しているのかどうだか、それは知らないけれど。
隠す両手越しに子宮を見据え、触れた手を自身の腹に持ってくる。
びん、と熱り立って反り返り、脈打つ肉棒がそびえ立っていた辺り。胸をなでおろすよう、自ら撫で下ろしてみせて。
「俺の紹介で不自由させてんなら、今から文句のひとつでもつけてヤろうと思ったんだが。
……余計なお世話だったみてぇだな?」
少女が飛び退いた距離を無遠慮に詰めて、もう一度下腹に手を伸ばす。
覆う手の甲に、今度は拳を押し付ける。酒場で冒険者がじゃれるような、とん、と叩くそれから。
手首を使って圧をかけてから離れ、足を踏み出す。宿は、奇遇にも行先の方角だ。
■ティカ > 金のためなら多少の事ならやってしまう極貧少女とは言え、せいぜいが顔見知り程度でしかない男の好意で借りてくれている宿に他の男を連れ込んで、それによって部屋代の半金を稼ぐというやり方に思う所が無いわけでもない。
無論、そこに身体を売るつもりなどは無いので娼婦呼ばわりにはむっとするのだけども、罪悪感が無いでもないので余り強い反論の言葉は出てこない。
「いやいやいやいやねぇよっ!? どこの風習だよそれはぁ!!」
とはいえ、完全にそこが子宮であると理解した上での《お伺い》には、童顔の紅潮と共に強い言葉も飛び出す。
そのノックによってつい先日他の男から注がれた白濁がたぽんと揺れた様な気がしたのは、あくまでも気のせいなのだろうが、それでもあれこれと想像してしまって頬の熱が一層の広がりを見せてしまう。
続けて見せつけるかの如く翻った手指が巨躯の下腹を撫でる様子には、どうしようもなく逞しい逸物を幻視してしまって、思わず「う、ぁ……っ♥」なんて妙な声音を漏らしていた。
「くそ……、そういう事した直後に、や、優しくすんじゃねぇよ……。文句、言いづらくなんだろが……」
そんな気恥ずかしさを誤魔化すべく開き掛けた唇が、あさましい小銭稼ぎに精を出した自分に対するてらいのない優しさを見せられて、言いたいことも言えなくなり蠢いた。
そんな心の動きがあった後では、改めて子宮を圧す拳にも、ひくんっと小躯を跳ねさせる程度の反応しか返せない。
「お、おいこらっ、好き勝手やるだけやってどこ行こうってンだよ!」
■ティカ > 【部屋を移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からティカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からランバルディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキールさんが現れました。
■キール > 平民地区の大通りぶらぶらと歩く男。
夜の賑わいを見せるその場所でも頭一つ二つ飛び出ている巨躯の大男。
貧民地区よりかはいい女がいるはず等と単純な考えである。
まぁそれはそれとしてぶらぶらしつつ、匂いに誘われるように屋台が並ぶ大通りへ。
がっつり味の濃い肉串やら、炒め物等の露店を冷やかす様にぶらぶら。
■キール > とりあえず肉串を1本。
店主に金を渡し、串を受け取り先ずは一口。
ジュワッと広がる肉汁と濃いたれの味を楽しみながらゆっくりと歩き始める。
男の大きな顎が肉を咀嚼し、かみ砕いていく。
■キール > 串だけになったそれ、ゴミ箱に放り捨てる。
小さな事でも入ればやはり少し気分が上を向く。
さて、どこかにイイ女でも居ないかと、周囲を見渡していく。
■キール > 引っかかる相手がいなかったようで。男は其のまま路地へと消えていった・
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキールさんが去りました。