2023/01/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 ギルド修練場」にクレイグさんが現れました。
クレイグ > 感覚を忘れないために、久しぶりに引っ張りだしたプレートメイルに、大盾。
それらを装備し、修練場で体を動かす。

数人の新人冒険者に頼み、複数対一の状況を準備して。
彼らの攻撃を受け止め、捌いて…盾で止められない物は、鎧の厚い場所で受け止める。
そう言った動きを暫く繰り返し、その後は盾を使った攻撃も交えての訓練。

一時間程で、相手が疲れたのか切り上げになって、手伝って貰った例に酒を一杯は飲める程度の小銭を渡し。
また機会あったら、よろしくなと、告げて。

「はぁ、しばらくぶりで、鈍ってるな…とはいえ、鈍らせすぎると動けないしな」

修練場の端にあるベンチへ腰を降ろし、置いていた袋から水袋とベリーを取り出し。
ベリーを口へ放り、軽く噛んでから水で流し込んで。

修練場で鍛錬を続ける冒険者を見ながら、その動きを、体格、骨格を、覚えていく。
新人も増えてるなと。見覚えのない相手を確認しつつ、汗を拭いて、ふぅと息を吐く。

誰か暇つぶしのあいてでもいないかね、と考えんがら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 ギルド修練場」にアクラさんが現れました。
アクラ > 冒険者達に紛れ、1人の女が似合わない得物を振るっている
通常の物より先端が大きく作られたバトルハンマー
硬さを求めてか持ち手の部分も鉄製に見えるそれは殆ど鉄の塊に近い

そんな異物を敵に見立てた案山子相手に振るう姿は…お世辞にも洗練された物ではなかった


「そいりゃあぁっ!」


大声一発、横一閃に振るわれたハンマーが案山子を薙ぎ払う
技術はほぼ無し、力任せの一撃は案山子を見るも無残な姿に変えている


「どうも違う気がする…振り続ければ何か変わるのか?」


ブオンブオンとハンマーを振るう女の周りはまぐれでも当たっては不味いと誰しも空間を空けている

クレイグ > ふと、大きな音に気づいて顔を向ける。
白い髪、白いローブの女が、戦闘用の大きなハンマーを振り回しているのが目にはいる。
その様子は体の動きと、攻撃が連動せず、力に任したものだと直ぐに判るもので。
聞こえる呟きは、考え無しに振っていると思わせる言葉で、思わず。

「そこのハンマー振ってる、嬢ちゃん。
考えて振らないと、多分変わらないと思うぞ」

立ち上がり、プレートメイルをガチャガチャと言わせながら、近づて。
そんな言葉を、女性に告げる。

「ちと形は違うけど、打撃で、両手って言うのは同じだから、ちと見ててみろ」

そのまま、女性の横にある案山子に、腰を落とし、大盾を体の横に構えて、ぐっと引き絞る様に体を捻ると。
ダンと、音が鳴るほどの踏み込みから、捻っていた体を戻す勢い、踏み込みを腰、腕と連動させて。
大盾の重量を案山子へ叩き込んで、たっていた案山子を砕いて見せて。

アクラ > 「んあ?」

かけられた声の方を向く
プレートメイルや装備もあってかなりの大男に見える
ハンマーを地面に置いて振り返り…

「む、見てればいいのか?」

手本になってくれると理解すればじっと男の動きを見る
地面をける音に続いて案山子が砕ける音
同じ案山子を砕く行為でもこうも違うかと感心した様子で声を漏らした

「おおぉ…やるなぁお前!今のはどうやったのだ?体をひねれば今みたいになるのか?」

教えろ教えろと目を輝かせる
ただ力任せに振るのとは全く違う事はすぐに理解できたらしい

クレイグ > 「体を捻るのは、力を溜める為だから間違ってない。
あとは、踏み込んだ時の力を、しっかりと振る腕まで伝えるんだが」

説明苦手なんだよなと、苦笑して。
とりあえず、何回か今度はゆっくりと、案山子に当てる程度で見せて。

「大体の武器で似た感じではあるんだがな、横凪ぎの攻撃ってのは。
捻った体が戻るのを利用するのがまず第一、そのサイズのハンマーならそれでも威力ですからな」

そうして、それが出来たらばと前置きして。
今度は踏み込んで、その力を体に通すんだが、と言いながら。

「此処からは俺の感覚でいうぞ、地面を踏んだ反動を、足で感じたらそれを腰で受けて、胴で感じて、腕に伝える。
とか、多分判らないよな、これだと…振る時に、サポートとか指示しても良いんだが。」

ちなみに、実際に見せた動きと、この説明で出来た人間も昔数人いたのだ、ほとんどは感覚で武器を振っていた者たちで。
もしかすると目の前の女性もそうかもと、苦笑しながら、説明を続けて。
最後の言葉の後には、おっさんに体触られる事になるけどな、冗談ぽく言って。

アクラ > 何度かお手本を見つつ無手で動きを真似る
こうか?こうか?と聞きながらフォームの修正を重ね

「反動を足と腰と胴と…よく分からん。

よく分からんから教えてほしいぞ。どうすればいいのだおっさん。」

ハンマーを肩に担ぎ直して近付く
自分でおっさんと言ったのでお前ではなくおっさん呼び
触られる事に対しては嫌がる素振りは無い

クレイグ > 「んじゃ、構える所は、良いだろうから。
そこから、踏み込みと捻りを伝える所かね」

そのサイズのハンマーなら、それだけでも違うからと。
構えた女性に軽くハンマーを横凪ぎに振って貰い。
それをゆっくりとやってみてくれと指示して。

「此処で、利き足…嬢ちゃんだと、こっちだな…を前に出して踏み込んで、体は少し前傾姿勢な」

ぽんと踏み出す足の太腿を叩き。
女性の背中に手を添えて、こんな感じの角度があってると思うと、告げて。

「で、踏み込んだら、足の此処、腰の此処、胸のこっち、腕の此処を意識して、振ってみろ」

その後で、太もも、捻った腰の逆側、捻った時に前に来る胸の脇、その胸側の腕の前腕部を、ポンポンと叩いて示す。
踏み込んだ足から、全部が繋がってると、思ってと告げる、最初はゆっくりと意識してと付け加えて。

アクラ > 「踏み込み…今叩いたところだな。」

利き足を覚え角度をつける
触れられた場所と順番を意識し案山子ではなく地面を狙う


「こう、こう、こう…よしっ。

フンッッ!!」


身体の中の流れが完璧に繋がった一撃
今までよりも深く地面を軽く抉り心地いい打撃音が修練場に響く
言われた場所が文字通り連動して動く様は才能が有る、もしくは勘が良いとも言えるかもしれない

「おっさん!何か今のは良い感じだったぞ、威力が強かったぞ!」

どうだった!?と悦びハンマーを手放し無邪気に喜ぶ

クレイグ > 「い感じだな、あとはそれを体に覚えさせて、考えるまでも無く振れる様にな」

喜ぶ女性が、余りにも嬉しそうにするので、ぽんぽんと頭を撫でて。
それから、少し示し多だけでできるってのは、凄いもんだと、微笑み。

「しかし、嬢ちゃん…いまさら聞くが、その格好だと術師じゃないのか?」

ローブに包まれた体、触った感じでは筋肉の付き方は良いが、どこか違和感もある。
それにローブというのは、結構動き難いわりに、防御力は低いのが多い。

「あと、名前きちえいいか、こっちはクレイグだ、クレイグ・ベイル、傭兵と冒険者の兼業だな」

名前を告げながら、置いてあったベリーの入った袋を取って、女性に渡して。
考えながら、ゆっくり動かすのって結構疲れるからなと、食べてくれと勧める。

アクラ > 「それなら安心だな。動かし方はしっかり覚えたぞ!

魔法か?魔法は使えるが大した物は使えないぞ。これは使い方を覚えろと言われたから練習してるんだぞ。」

凄いと褒められれば満足気に頷く
一般的に魔術師が好む装いをしつつ武器は前衛中の前衛向け
おかしいと言われて変なのか?と改めて自分の装いを見る

「名前か?私はアクラだぞ。
クレイグ…クレイグ…うむ、ちゃんと覚えたぞクレイグ!」

ベリーの袋を貰えばくれるのか!と笑みを浮かべてあむあむと遠慮なしに食べ始める
放っておけばすぐに袋の中身を全て食べ切ってしまう速度で

「格好で言えばクレイグは盾しかもっていないがそういう戦い方も有るのか?
盾は剣とか槍とかと合わせるものだと思っていたぞ。」

クレイグ > ベリーを食べるのを微笑ましく見て。

「アクラか…これか、普段はまた違う装備なんだが。
これは、盾専門で戦う時用だな、大規模討伐とか、殿戦とかでな」

そう言った時に大事なのは、火力ではなく、相手を惹きつける力と。
攻撃でダウンしない防御力だからなと、笑みを浮かべて。

「片手に武器持っても良いんだが、どっちも半端のなるくらいならという事で。
この装備の時は、盾のみだな、一応盾が使えなくなった時用に、小剣とか小型のハンマーピックは装備するが」

いまは、其処までもってきていないと告げる。

「誰かに勧められたのか、使い熟せてるから良いんだろうけど。
身体強化つかえるなら、もちっと威力上がると思うぞ」

自分は魔法つかえないから、無理だがと苦笑して。

アクラ > 「盾専門…初めて見たな。」

相手を惹きつける為の武具と言われれば今までなかった発送に感心する

「盾だけの相手は追いかけ回さない様にしないとなぁ。

うむ、これを使えるようになる様言われてな。
身体強化は使えるからクレイグのお陰で実戦が速くできそうだ、ありがとうなクレイグ!」

身体強化無しで振り回していたハンマー
特注でとにかく壊れない様に作られているそれを振り回して疲れた様子もない
触れてみればハンマーはクレイグの様な大男でも扱いに苦労する程の重さである

いったいどこの誰がこんなものを勧めたのか
そしてそれを素直に聞いているアクラもアクラではある

クレイグ > 惹き付ける技や、立ち地位など色々と工夫もあるのだは。
話を聞いている限り、そう言った知識もなさそうで。

「いや、此処にいるって事は少なくとも冒険者等億はしてるんだろう?
してなくても、同業候補だしな、これ位なら何でもない。

それに、若い嬢ちゃんに触れる役得もあったしな」

ハンマーを渡そうと思い、その柄を持って、その重さに。
やっぱ、骨格とか。筋量と筋力があってないなと、考えつつ。
其処を聞いて手も仕方ないかと、考え直し。

「ほれ、あんまそこらに投げとくもんじゃないだろ。
重さと言い、特注品かなんかだろそれ」

持つだけなら何とかなったハンマーを女性に渡すと。

「嬢ちゃんはこの後どうするんだ?
時間あったら飯化、鮭でもどうだ?、誘ったのはこっちだし奢るぞ」

アクラ > 「うむ、登録すれば便利と聞いたからな。
名前と武器を書いたらそれでいいと言われたぞ!」

受付でのやり取りを思い出す
色々と聞かれたが最終的には受付嬢が疲れた表情でその2つだけ書けばいいと言われたのだ
諦められたとも言うがそれはアクラの知らぬところ

「ふっふっふ、それを持って私から逃げられる様な奴は居ないのだ!
……多分。」

そうは言いつついそいそと肩に担ぐ
特注のこれを失くしたら怒られるのは目に見えている
万が一に備えられる私えらい!と言い訳しながらしっかりと手に持って

「なに、ご飯を奢ってくれるのか!
私は沢山食べるけどいいのか!?」

奢ると言われれば今までで一番目が輝く

クレイグ > 確かにこの重さのヘッドを持つハンマーは持って逃げるのは難しい。
へたすれば、掴んだ段階で動きが止まる、気付かず掴んで走れば、ハンマーに引っ張られるだろう。

「嬢ちゃんの言う通りだろうな、そうそういないだろ」

何度か頷いて、苦笑し。
それから、大食いときいて。

「流石に店一軒分とか言わなきゃ、何とかなるだろ、これも縁だし
下心もあるしな、もちろん」

男の視線は、女でも関係なく観察するような視線。
女性あいてだと、胸や腰、尻も遠慮なくみてくる、視線に敏感でなくても気づく程に。
本人が言うには、どうせ気づかれるからなとの事で。

「で、アクラは何を食いたいんだ?
それによって店変えるかもだし」

そう問いかける。

アクラ > 「うむ、クレイグは話の分かる奴だな!」

店一件分じゃなければいい、と言われれば少し考え…うむ!と頷く
言われなければ考え無しに食べていたので先に言われればちゃんとセーブは出来る

「私は肉が食べたいぞ!
両は多ければ多いほどいいな。

下心?」

うん?と首をかしげる
自分の身体を見られる視線には気づいても良く分からないと言いたげな表情で

クレイグ > 肉と聞いて、ならあそこの酒場かと場所を思い浮かべる。
不思議そうに聞いてくる女性に。

「男だからだな、女と仲良くなりたいし、そんの先も機会あったらッて思うぞ。
単純にいうなら、エロいことを考えてる、と思え」

手をひらひらと振って、まっすぐ言い切る。
遠回しに言っても気づかなそうという感じを受けたからで。

「とはいえ、肉を大量にか、それなら良い店がある。
自分で焼く事になるけど、それは構わないよな?」

肉と調味料を買って、焼くのは自分でというセルフの店。
酒を注ぐのも自分でだが、量を食うなら、そこだなと、告げる。

アクラ > 「成程、男とはそういうものなのか。
なら、肉を食べさせてくれるなら胸でも尻でも触って良いぞ?」

エロい事、と言われればそう胸を張る
その言葉に修練場の何人かがこちらに振り替えるか

「自分で焼くのは得意だぞ、火で焼く事はちゃんと覚えたからな!」

頭の中には焚火で焼く光景が広がっている
沢山食べられると思えば涎が出そうになるのを我慢しつつ

クレイグ > 「はいはい、それじゃそれを楽しみにさせてもらうかね。
イイ女がいれば、そう考えるだろ、この国だと女でもそういうのいるけど」

触ってと言う言葉に、くくっと喉奥で機嫌良さそうに笑って。
女性に対し、行くかと、大盾を背負って促す。

「それまでは知らなかったみたいな言い方だだ。
それはそれとして、遠慮はしなくていいぞ、鮭も飲めるなら飲んで良いし」

そういって、修練場の男たちの視線のなか、歩き出す。
とはいえ、女性の速度に合わせる程度には、気を利かせる。

が、女性の様子から腕を引かれる気がして、店への道案内を考えつつ。
今は、どれくらい喰われるのか、想像できない、結果は、後に判るだろう……―――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 ギルド修練場」からアクラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 ギルド修練場」からクレイグさんが去りました。