2022/12/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/冒険者ギルド」にラディアス ルディウスさんが現れました。
■ラディアス ルディウス >
■ラディアス ルディウス > 冒険者ギルドの依頼は多岐に渡る。
冒険者の資格を得てから二年ほど、新人に毛が生えたぐらいの経験と実績ではあるが実力はそこそこある双子の学生冒険者。
王立コクマー・ラジエルの生徒の冒険者もそれなりにいるので、さして珍しくもないだろう。
瓜二つの顔立ちにそっくりな声。
装いこそ黒と白の軽装で分かりやすく見分けがつけられるし、当人たちも口調で見分けをつけやすくしている心算。
ギルドのカウンターでやり取りをするのはもっぱら弟ルディウスの方。
兄のラディアスはと言えば、冒険者の女性たちに声をかけナンパ中である。
「君たちかわいいねー、今日の仕事終わった? 俺たちとご飯いかない? おいしーとこ知ってるんだ。酒も飲めるし宿も近くにあるよ。え? 変な事? しないしない、一緒に遊びたいなーって思ってるだけだからさー」
見目がいい自覚はあるので声をかければほいほいついてきてくれる子もいるのだが、女性冒険者とは何かと警戒心が強いようで、断られてしまった。
ラディアスは笑顔のまま「残念、また今度あそぼーね」と見送っている。
(やっぱ一人でいる子のが良いよなー。きれーなおねーさんとか。いねーかなあ)
と周囲に視線を巡らせ、ナンパ出来そうな別の女性を探し始めた。
■ラディアス ルディウス > 「ラディ、帰りますよ」
カウンターで精算を終わらせてきたルディウスに声をかけられて、肩を竦めた。
「今日全然女の子いねーわ」
「そういう日もありますよ」
そんなやり取りをしながら、双子は冒険者ギルドを後にした──。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/冒険者ギルド」からラディアス ルディウスさんが去りました。