2022/10/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド前」にパンナさんが現れました。
パンナ > 時刻はちょうど夜になり始め、街灯や屋内の灯りで街並みが彩られる頃。

そこそこの大型モンスター討伐を終え、仲間と飲み明かしてすっかり上機嫌な兎人の、女(にはないはずのものがある)冒険者。

……なのは解散した少し前までの話。
彼女の表情はあまり良い感じには見えない。

「クッソ、またやっちまった。計算ミスったぜ……」

何故なら宿を確保する金が手元に残っていない。

祝勝会という雰囲気だった事もあり、報酬の大半を飲み食いに費やしてしまったのだ。彼女の治らない悪癖である。

大型の魔獣を何度も切り裂いた得物である戦斧のメンテナンスは手元の道具で何とかなったが……。

「あーあー、ど~すっかなぁ。流石にランクの高い魔物仕留めた後また何か受けるのは流石にきつすぎるって」

流石にこれはまずい と下がったテンションに連動して大きな黒い兎耳が力なく前へ折れる。

あわよくば、冒険者ギルド職員に泣きついて寝泊りさせてもらえば…… なんて考えつつ冒険者ギルドを見やる。

パンナ > パーティを組んでいた仲間は、既に出来てた者同士、彼女が酔うと厄介なのを熟知している者、ふたなりじゃなければ何とかするつもりだった者様々だった。

「くそ~~~、仕事ん時だけ持ち上げといて、先輩が困ったら手を差し伸べろあの自己チュー野郎~~!」

目が合えばそそくさと逃げ出した、年下のチャラい男冒険者を思い出して地面をげしげしと踏みつける。
結構前に、セックスしたいとお願いを聞いてやったので、相手がイッた後こっちもフェラを強要したらトラウマを刻みつけてしまったらしく、仕事上の交流はまだ続いてるがアッチの方はそれっきりになってしまった相手だ。

「……ふぇっくし!!寒っ!」

冷え始める空気に、大きなクシャミをする。
マントは分厚めの素材なのでくるまれば温かいのだが、だんだん冬が近づいていくこの気候では流石にそれだけでは厳しい。