2022/10/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイズナさんが現れました。
■イズナ > 夜半から降り続けた冷たい雨は昼頃にはようやく落ち着くようであった
相変わらずの曇天であったが、頼まれた使いを済ませるにはタイミング良く、
一応の雨具を身に着けて屋敷を離れたが届け物を済ませて屋敷に戻ろうという
タイミングで再び雨が降り始めるようであった
雨脚は明け方から昼頃よりも強く、石畳を叩く雨粒で辺りにはうっすらと靄が立ち込め、
普段であればたくさんの往来のある通りも人影が減っていく
王城よりほど近い屋敷から、王都をぐるりと囲う外壁近くまで来ていたから道程は遠く、
雨脚は未だ衰えることはない。運悪く商店の軒先に一度、避難しようとした所を、
往来を急ぐ馬車が泥水を跳ね上げてそばを通り抜けて、その飛沫を頭からもろに被ってしまった
雨に打たれ続けた雨具はずしりと重く、水気が内側にまで浸透してきていた所にこれだ
雨具の内側に着た品の良い白いシャツは湿り気を帯び、寒さと不快さに、
はーっ、と息を吐き出しながら、フードを下ろせば軒下から睨めつけるように曇天の空を見上げた
見上げた所で雨が止もうはずもなく、濡れた衣服が乾くこともしっとり濡れた不快さが消えるわけでもないけれど
■イズナ > そうして軒下を借りてしばらく雨脚が弱まるのを待ち
雨が小康状態になったスキを見て、濡れたフードを被り直せば早足で屋敷へ向かうのであった
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイズナさんが去りました。