2022/10/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > 「んんんんぅぅう~~~っ♥ 美味しいですっ♪ ほんのちょっとだけ焦げをつけた焼き加減と、そこにねっとりと塗られたタレの相性が最高ですよぉ♥」
黄金色のショートカットと小麦色の日焼け肌が、今では遠く過ぎ去った夏の熱気を思い起こさせる冒険者娘が、オフ丸出しの私服姿に小剣だけをぶら下げて、露店で買った串肉のうまみにその童顔を綻ばせていた。
もっふもっふとお肉を味わい呑み下し、今度は逆手に持ったクレープにがぶりといく。
「ふむぅぅうぅぅう~~~っ♥ こっちも美味しいですぅ~~っ♥♥ 惜しげもなく盛られた生クリームの甘味と苺の酸味、チョコソースのほのかな苦みも絡み合ってもうっ♥ もうっ♥♥」
快活な顔立ちを子供みたいにふにゃりと緩ませ、小刻みにぷるぷる震えるその姿は、遠巻きに見つめていた通りすがりに『私も一個買って帰ろう!』なんて購買意欲を抱かせる。
口にするコメントも含めて商店街からの回し者のようだがそういった意図は一切なく、ただただ美味しいものを食べるのが大好きなだけという飲食店経営者からすると大変ありがたい客なのだ。
再びまふっとかぶりついたクレープが、一塊の生クリームを落下させた。
それを受け止めたのはスクエアネックの襟ぐりに深々と谷間を形成するたわわな双丘。
若々しい弾力に溢れた小麦色の爆乳に生クリームの白がねっとりと付着する様はなんともいえぬエロチシズムを感じさせるも、片手に3本の串肉、もう一方に大ぶりのクレープを持つ戦士娘は若干の困り顔を見せた後――――とりあえず、どっちかの手が空くまでは放置する事に決めたらしい。
再び串肉にはむっと食らいついた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にホウセンさんが現れました。
■ホウセン > 王都の其処彼処に、ふらりと現れる小さなシルエット。
どこにでも居てどこにも居ないような神出鬼没っぷりは、概ね自身の欲を満たす為に。
一言で欲と言っても方向性は多岐にわたるものだから、必ずしも色街にしか現れぬと言う訳でもなくて。
即ち、食欲も欲の内だ。
季節はいい塩梅に進んで、食欲の秋という表現も当てはまる今時分。
美味しそうな匂いに釣られて、ぴょっこりと顔を出すのは必定ともいえよう。
「嗚呼、そろそろ栗の菓子も喰いとうなる頃合いではあるのじゃが、もうちっと先の方が味も良いか…」
そんな独り言を零しつつ、小さな手には甘藷の焼き菓子。
”すいーとぽてと”だとかいう王国風の菓子を、行儀悪く食べ歩いていると見知った顔を発見する。
「む、ゼナか。
相変わらずの健啖家であることには安心さえするのじゃが…
お主、ちぃとばかり”育って”おらぬか?」
エネルギー消費量が大きな褐色娘が、大食いであることは周知の事実ではあるけれど。
肉と甘味を両手に、交互にかぶりつく節操の無さは如何やと。
こうなれば、育つのはどうしてもお腹周りをやんわりと示唆するものなのだろうが。
斜め下から見上げる視線の先を鑑みれば、別の候補も浮かぶだろう。
――どちらにしても、デリカシーが無いこと甚だしいのだけれども。
「ともあれ、食べ零しをそのままにしておく訳にもいくまいよ。
拭うてやるから、こちらに来るがよい。」
申し出は善意の皮を被っており、断る理由を捻り出すのは難儀するかもしれぬ。
指し示すのは通りから奥まった路地裏の方。
もし、女が首を縦に振ったなら――
■ゼナ > 豊乳に付着した生クリームの事などあっさり忘れ、幸せいっぱいの表情で串肉とクレープを交互に頬張る戦士娘。
ぺろりと平らげクレープの包み紙と共に木串をへし折り屑籠に捨てると、さて次は何を食べようかと目力の強い蒼瞳を周囲に向けて
「――――ひゃぁぁあっ!? ほほほほほほほホウセン君っ! な、なんですか、お、お支払いの期限はまだ先のはず……っ!」
そもそも支払いといっても借金があるわけでもなく、許されざる関係を続けるための方便の様な物でしかない。
なので、支払いの期限なんて物も存在しないのだけども、罪悪感やら背徳の興奮やらを喚起させずにはいられない少年の不意打ちめいた登場にパニくった結果のバグだった。
そんな困惑も収まりきらぬ中、先ほど彼が放った言葉の中にちょっとした引っかかりを覚えてもいたゼナは、少年の黒瞳がじぃっと向けられている場所に目を落とす。
「そそそそそだってなんていませんよっ!? ぼ、冒険者はカロリー消費がすごいんですから、た、体重も増えてませんからっ!!」
そんなセリフとは裏腹にがばっと腹部を庇い抑える両腕。
実際の所、秋から新年にかけてじわじわと体重が増えて行くのは毎年変わらぬお定まりの流れであり、ぽこぽこと柔らかく腹筋の浮くお腹も気を抜いているとすぐ、ショーツの上にぽよっと柔肉を乗せて来たりもするので、彼の『育った』発言にも思い当たる節がたくさんあるのだ。
「――――ふぇ? 食べこぼし、ですか? 特にほっぺたとか汚れていないみたいですけど……」
きょとんと小首を傾げて口周りを己が手指で拭いつつ、自分では分からぬ場所についてるのかなと近付いて行く。
わざわざ路地裏に案内しようとする当たり、流石のゼナもちょっとばかりの警戒心は抱くのだけれど……。
「(ま、まあ、善意で言ってくださってるみたいですし、それを無碍にするのも悪いですから………)」
なんてもっともらしい心中のつぶやきも、先の支払い云々と同じくエッチな展開に期待してしまう己への言い訳に過ぎなかった。
■ホウセン > 【移動します。】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からホウセンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からゼナさんが去りました。