2022/10/02 のログ
■コルボ > 「軽い女じゃないからだよ」
そう迷いなく返して。
「相手を見て、言葉と振舞いを見て、向き合って、それでもお前がそこまで行ったなら相手に身を委ねてもいいって判断できた、ってか……。
それでも悩むけど、俺になら、好きにしていいって言うってことでいいのか?」
途中まで話していて、ああそれでもベッドの上でどこまで許すかは別物かと考えて。
貴女が、それほどにこちらに気を許してくれているのだと。
「あーあーいいさ。覚悟してるからかかってこい。」
抵抗もせず受け入れてくれている貴女の言葉にどこか愉快そうに笑って
「俺が出来る凄いイイ男だってようやく分かってくれたようで。
真面目でちゃんと仕事するスカウトはそこまでできるんだぜ?
ああ、俺のお墨付きだ。しっかり使ってくれ。」
……実際のところは、実戦では愛用したことはなく、貴女の身を案じて購入したもので、
どれだけ使えるか身を以て検証を重ねての嘘。
そう言わなければ、貴女の身を守るために受け取りはしないだろうと古めかしく細工までして。
「お誘い、か……。」
貴女の瞳を見る。
元よりキスをする時は相手の瞳を覗き込む性分だったが、
それ以上顔を近づけることはなく。
「……まだ、そういうの考えるの、怖いんだろ?」
はぐらかすこともなく、軽い言葉を投げかけることもなく、貴女の心をずっと慮ってたことを吐露して。
■ルイーザ > 迷いなく返された言葉にびくりとして。
そして告げられた言葉はまさに的を得ている。理由はどうであれそこまで行くと言う事は信用が出来ると言う事であり。
男が俺になら、と言えば何も言えなくなってしまって。
「僕はこれでも結構食べるよ。その時になって後悔しないようにね」
照れ隠しか本音か、愉快そうに言う男にそう返して。
「出来る男って言うのはね、でもまだいい人だよ。
真面目で仕事を出来るスカウトは信用できるからね。
これがあれば無茶しなくて済みそうだよ」
これが新品あらば決して受け取りはしなかった。
教師とは言え殆ど接点がなかっただけに受け取る理由がないから。
しかし古めかしてみるそれに男の言葉を信じ、使っていた物ならばと受け取り、心無し嬉しそうにとして。
「違うのかい……っ!」
てっきりとほかの生徒のようなお誘いだと思っていた顔をし。
瞳を見つめられると恥ずかしさに頬に赤みがさしていき。
「怖いに決まってるよ……そう言えば…忘れさせてくれるんだっけ?」
はぐらかされず、軽い言葉でもない言葉に以前に男に言われた事を口にして。
■コルボ > 「何でもよく食べる女は俺は好きだよ?」
それまで浮ついた言葉を投げかけていた男が真正面から切り返し始めて。
沈黙の中で自分の指摘を受け止めた貴女をイイ女とみているのは事実で、
だからこそ、落とせるなら、ここで癒す手を打てるなら。
「良い人でも何でも、遠慮なくなってるしまあいいかってなっちまってるのがなぁ。
そもそも無茶すんじゃないよ。功を焦るなっつってんだろうが」
じぃーっと貴方を見つめて、指輪を受け取って嬉しそうにしている。貴女に肩の力を抜いて
「相手のこと考えないで無理やり抱くようなことはしねえよ。
イイ女がうつむくような抱き方なら尚更だ。」
頬に朱が指すのを見つめながら、顎に手をやって。
「だから、お前が受け止めるなら、怖い思いはさせねえよ。
ああ……、俺が忘れさせてやる。……お前こそ、ベッドに連れ込んだなら好きにしていいんだったな」
まだ軽い口ぶりではあるが、その視線は貴女の瞳を捉えて離さず。
「……行きすがら、飯食ってから宿に行くぞ」
■ルイーザ > 「食べるのは大事だよ。僕たちは体が資本なんだよ」
何でも食べると言われてはそれは当然と返し。
先ほどまでと男の雰囲気が変わったように感じて見つめ。
しかし何が変わったかまでははっきりとは分からずで。
「そうなのかい?でもね、いい男って言われてもピンとこないんだ。
あぁ、無茶の意味が違うよ。逃げる時に無茶はしなくていいって事さ」
じっと見つめられ、逃げる時の無茶だと訂正し、依頼では無理はしないと。
「逃げてばかりでも前に進めないからね。
二度も言わせないでほしいね。自分でいった事でも恥ずかしいんだよ?」
瞳を見つめられての言葉、軽く聞こえるが瞳は真剣に見えて。
「……お手柔らかにね?」
男の言葉にはただそう返して。
■コルボ > 「ええー、俺みたいな奴。気を使って配慮して頼りになって顔の良い奴。」
とうとう形容して自分でイイ男だと言ってしまった。
「……そっか。分かった。
なら、宿で最初はお互い別々の部屋を取るから、
ルイーザは先に宿を取って部屋で待ってろ。
扉の下から俺の部屋の番号をメモ書きで入れておくから、
それから5分経ってから、廊下に誰もいないの確認して、部屋のカギ閉めて俺の部屋に来い。」
最初に出てくるのは、貴女に自分と一緒にいるという悪いうわさが立たないようにという配慮。
「んじゃあ、行くか」
そう言うと、貴女の手を取って、宿場街に向かうだろう。
■ルイーザ > 「それを自分で言うと台無しだよ?
コルボが実はいい人って私が知ったからよくないかい?」
自分で言い始めた事に台無しだよと呆れてしまい。
それでもその姿に笑みをこぼして。
「気を使わせて悪いね。
判ったよ……部屋の番号が判ったらそうするよ」
男の配慮に助かるというように小さく頭を下げ。
最初から同じ部屋ではきっと土壇場で腰が引けてしまうと思うとありがたく。
「そうだね、行こうか」
そう返せば手を取られ、男と共に宿場町へと…
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からルイーザさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からコルボさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にダークネスさんが現れました。
■ダークネス > 「……ハー、困るわぁー…依頼人が厄介だと困るわー……。」
平民地区の路地裏に響き木霊する愚痴。
今夜も仕事の帰りでなのだが、愚痴通りに本日の依頼人は面倒な奴であった。
何が面倒かと言うとまず時間厳守できない、約束の時間より1時間以上遅れての登場である。
次に報酬をケチる、本当ケチる、凄くケチる。
正当な報酬を求めても何かと理由をつけて値切ろうとし、それが叶わないと粗探し、重箱の隅をつつくレベルの粗探しをして、少しでも安くと悪態をついてくる最悪。
それなのに帰り道もよろしく頼むと言ってきたので、殴るのを我慢して丁重にお断りし、逃げ帰ってきて今に至る。
王都までの護衛と滞在後にまた王都からの帰還の道の護衛。
普通なら喜んでなのだが、値切られる、つまりは自分の仕事に不満があったと、道の途中で山賊にあった際に依頼人を無傷で済ませたのに、それかその口がぁ!と口を引っつかんで左右に引っ張ってちぎってやりたかったのを我慢しつつ愛想笑いを繰り返して………忘れよう。
「………アー……これが、これがせめて……。」
何時ぞやの時と同様に路地裏に転がる木製の樽に腰をかけると、両肩を思い切り落として深い深いため息を吐き出し、表情を曇らせる。
暫く此処で休んでから帰ることにした。
■ダークネス > 唐突に今座っている木製の樽を手の甲で叩く。
コンコンと軽い音、という事は中身は詰まっていない椅子代わりにしても問題ない木製の空き樽という事で、暇つぶしに靴の踵で木製の樽の腹を叩いてリズムをとる。
暇なら宿に戻ればよいのでは?と思うが、吸血鬼に早寝早起きを求められても困るし、早寝という時間にしては晩いが眠くないのは仕方ない。
「……そう、せめて美人なら、美女ならば……。」
貴族は何でエール腹にひげをたくわえた中年が多いのか、偶然なのか、それとも狙われてるのか、わかりたくもないが、本日の依頼には見るからに悪徳貴族という顔をしていて、思い出すだけでも、また大きくため息をつく。
せめて金の払いがよければな……。
■ダークネス > 「………ここでリズムを刻んでいてもなぁ……。」
今夜は結局口から愚痴しかでないまま、寝るには程よい時間となったのを腹時計で理解すれば、大きく木製の樽を蹴った反動でひょいと樽から降りる。
あとは気の向くままに寄り道をしながら、借りている宿のほうに向かって歩き出す。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からダークネスさんが去りました。