2022/09/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にセカンドさんが現れました。
セカンド > 閉店間際の酒場。この時間になると新規来店の客はほぼない。
子供はとっくに眠る時間、大人もあくびを噛み殺す頃合い。

洗い物を終わらせ、風で水分を弾き飛ばした食器類に最後の仕上げとして布巾で残った水滴を拭きとる。
食事はほぼ完売、今日の肉と豆のスープが二皿分ほど余ったが、賄いに回せばいいだろう。

「久しぶりに、他の店に視察に行くんもええなぁ。
他がどないしとるんかわかれば参考になるし」

従業員の数が十分ではないので休みがとれない。従業員を雇うと店の収益が一時的に減る。
雇われ店長として頭を悩ませながらも手は食器を拭いている。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にリクさんが現れました。
リク > 「うへぇ……っかれた……」

(ここ数日、拠点として宿を取らせてもらっている冒険者の青年。本日は宿に出ていた街の近くの農園に溢れた害獣の駆除。といっても魔物の一種で、実は肉食性で凶暴なので割と危険な、うさぎに一本角が生えたようなアルミラージの駆除に出ていた。時間がかかってこんな時間になってしまったけど、宿の女性店長は怒っていないだろうかとか心配になりつつの帰宅だ)

「あの、すんません。遅くなりましたけど……メシってもう……無いっすよね?」

(年上の女性に遠慮というか、免疫が薄くてちょっとビビっている青年である。)

セカンド > 夜も更けた時間にドアが開く。短期間逗留している若手冒険者か。

「お、お帰りやな。こんな時間やし、今日は帰ってこーへんのかと思ったわ。
あー、せやな。食事は今あるんはスープとパンのセット、あとはつまみぐらい。それでええか?
飲み物は一通りあるで」

飲み物を注文すると思っているのか、ジョッキを一つ棚から取り出す。スープ用の皿も用意。
少し遠慮がちなのは青年の性分なのだろうか。特に気にせずにカウンター席につくよう手で示す。

リク > 「あ~、助かった……喰えるものならなんでも頂くッス。」

(本日は仕事が大変だったようでヘロヘロの様子で敬礼のようなポーズを取りつつ。ちょっと悩む。基本的に酒には弱いのと、この国に来てから基本的に実入りが良くないのでお酒は控えていた。けれど、この店で他の客が飲んでいる冷えているエールが気になっていたので)

「あの、じゃあ……この店の名物なんですかね?……エールをもらっていいですか?……あとこれは、遅くに働かせちゃってるんで店長さんにお土産っす。」

(思い切ってお酒を頼んだあとはまだ座らずにカウンター越し、紙に包まれたアルミラージのお肉をkクァウンターに置きながら差し出す。何気にサバイバル技術が高く、血抜きとか下処理がバッチリなアルミラージの肉がひとかたまり。うさぎより脂が乗ってて美味しいとのこと)

セカンド > 「お、まいど……っと、エールお待ち」

宿泊客には平均的な食事代を宿代に上乗せしている。使わなかければ出発時に返却し、足りなくなればその前に宿代として請求する。
ささっとメモをとった後にまずは名物の冷やしたエールを樽からジョッキへと注ぎ、青年の前に。一緒にナッツが盛られた小皿も出す。
大鍋からスープをよそい、パンかごにバケットを3切れとチーズを少量。さっと青年の前に提供する。
スープは豆と肉、そして少しの野菜。かなり煮込んであるのか、野菜は半ば溶けかかっている。
薄味のスープは客が自分で味付けできるように、テーブルに調味料が並べられている。

「お?悪いなぁ……」

言葉ではそういいつつも、一切遠慮する素振りも見せずに受け取る。肉を確認すると頷いて

「あー、こいつらはすばしっこいし群れるもんな。一人でやったんか?そらこんな時間になるわ……
処理、肉屋並みにしっかりしとるなぁ。冒険者稼業やっとっても自然に身につくもんちゃうやろ?」

どこで習得したのか、興味を持ったようだ。