2022/09/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > 今日の仕事も終わり、酒場でささやかな宴席。
組んだ面子は可もなく不可もなく、という感じではあった。
仕事自体は滞りなく進んだので問題はなかっただろう。分け前に不満そうなのはいたが。
とりあえずその面子で飲み食いをし、先だって帰っていった者が数人。
そして自分以外最後の一人も先に帰る、という事で席を立って行った。
手を振り見送りながら、また組む事もあるかしら、と考える。

…まぁ、なるようになるだろう。
自分もこれとあと一杯くらい飲んだら宿に戻ろうかしら。
そんなことを考えながらグラスを干す。
それにしても。

「…あー。」

なんで今日に限って周囲はカップルだらけなのやら。
先だって帰った連中もそういうのに苦笑いしていた気がする。
そう考えるとちょっと腹立たしい。
誰か誘惑でもしてやろうかしら。そんな事を考えながら、可愛らしい給仕に最後(と思われる)の酒を注文した。
じっと見まわす視線。目に留まる、目が合う者がいるだろうか?

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカイナさんが現れました。
カイナ >  
 カップルだらけの中、居心地が悪そうにしているのは彼女だけではなかった。
 食事を取りに来ていた少年もまた、中々に居心地が悪そうな状態にあった。
 彼に関してはそもそも冒険者ですらない。だというのにカップルだらけの中に投げ込まれ、1人で食事をする。

「う、うーん」

 どうしようと悩むようにキョロキョロと見回す。
 さっさと帰れば良いのだろうが、食事もまだ食べ終わっておらず。そういう訳にもいかず。
 だからと言ってがっついて食べるのも余計に目立ちそう。というわけで何か目をやる場所を探していたわけで、
 そんな時にふと目があった。

「あ……」

 ペコリと頭を下げて。
 キョロキョロと回りを見て。

「お姉さんも1人。なの?」

 と回りに他の人がいないのを見て思わず声をかける。仲間だと思って少しだけ嬉しかったようだ。

ファイネア > 給仕が運んできた酒のグラスを例を言って受け取り、
つまらなさそうに周りを眺めながらそれを傾ける。
これ飲んだら帰りましょ。それくらいに考えていたのだが…。

「?」

同じ一人身なのだろうか、見た目に少年の子がこちらへとやってくる。
酒場を楽しむ歳のようには見えないが。

「えぇ、そうだけど。」

なぜ嬉しそうにしているのだろうか。
…もしかして同じ一人身の仲間として見られたとか、と思って少し苦笑した。
まぁ、かまわないのだけど。

「…よかったら座ったら?」

と向かいの席を示す。相席を探していたとか、そんなところだろうか。

カイナ >  
「あ、うん」

 と呼ばれれば自分の食事を持ってそちらへテクテクと。
 お皿に乗っているのは魚とパン。それに少しのハム等だった。
 そして呼ばれた席へ向かって腰を下ろす。

「よかった、少し心細かったんだ。あんまりこういう所来ないし、周りもその……」

 と回りを見れば、イチャイチャとするカップル。
 1人では心細いというのも納得だろうか。
 そしてその後に少しだけ笑みを浮かべ。

「だからお姉さんがいてよかった。周りキョロキョロしてたみたいだし、たぶん一緒……なんだよね?」

 誘惑してやろうとしていた。なんて思わず、周りを見ていたのを自分と同じく居心地が悪いからと思っていたと言って、食事を続ける。

ファイネア > 質素な食事。とは言えハムや魚が乗ってるだけマシかもしれない。
まぁ、相手を気にしてもしょうがないのだが。

「そう。あんまり来ない方がいいわ。少なくとも、もう少し大人になるまではね。」

それからは好きにしたらいいと思うけれど、と。
グラスに入った酒を少しずつ呷りながら、じ、と桃色の視線が少年を見つめる。
見た感じは愛らしい外見の少年だ。
けれど、妙に違和感があるというか。…ひょっとすると人間ではないかもしれない。

「…まぁ、一人だけど。一人身の女にそういう事言わない方がいいわ。」

まぁプライドがあるとか、浮いているとか。色々あるとは思うが。
年下に見える相手に怒るという事もないが、少し困った表情を一瞬見せた。
しかし、それはすぐに消えて、どこか意味ありげな視線で少年を見つめてみる。
しっとりと濡れたような視線が、少年を見ている―――。

カイナ >  
 子供と言われれば少しだけムスッとして違う方向を向く。

「皆そういうんだ。俺別に子供って訳じゃないのにさ。普通に働いてるし、酒場だって別に来ないわけじゃないんだぞ」

 あまり来ないだけで来た事はあると。とはいえ、お酒を飲まない辺りはお察しだが。
 その後言葉をかけられればアッとした顔を浮かべる。

「ご、ごめん。そうだよね……一緒だったからついうれしくて」

 アハハと誤魔化すように笑う。
 そして目を開けば、意味ありげな視線。
 その目線を受ければ。

「あ、あのえっと……」

 少しだけ顔が赤くなり、モジモジとなる。
 それから少しだけ見上げるようにして。

「えっと何か。ついてる……?」

 と、おずおずと聞き返した。
 目線の意味、色々あれど種族として、生まれてからの経験として意味合いにとしてたどり着いてしまったのがひとつだけで。
 でもそれを堂々と聞くわけにもいかず。このような対応となった。

ファイネア > 言葉に反応してぷいっと視線を逸らす。
その姿も見てくれと相まって可愛い少年にしか見えなくなってくるが。
話を聞いて、ふぅん、と小さく相槌を打つ。

「見た目よりは大人って事? まぁ、そういう子もちょくちょくいるわよねぇ。」

そして照れたような様子を見せてくる。
じっと見つめる視線だけで受け取った事に、見た目通りの子供ではないという確信を深める。
では何なのか、と言われると細かい事まではよくはわからないが…。

「ふふ。パンくずくらいはついてる?」

と、唇の端をちょいちょいと指さして。
少年がそれに反応して意識を向けた瞬間に、すうっと足先で少年の足を撫でてやるだろう。
少しいやらしさを感じる動きで。じっと少年の目を見つめながら。

カイナ >  
「そうだよ、お酒だって飲めるんだからな……あんまり好きじゃないけど」

 それはそれとして味は気に入らない様子であった。
 口元を指摘されれば。

「えっ」

 と口に意識が向かい、手をそこに。
 しかし、上に意識が向くということは必然的に下の意識は疎かになるわけで。

「あっ」

 足を撫でられ、どこかいやらしさを感じる動きであればはじめに感じるのはくすぐったさ。ピクッと足が反応を返す。
 淫魔として慣らされた体はそれだけでスイッチが切りかわる。
 目を見られているのなら、目の奥がトロと溶けたような。つまりは堕ちたと見えるような反応を示す。
 だが同時、淫魔としての力も発動する。

「お姉さん……?」

 催淫の力。目線だけで同じように彼女を誘うような目線。
 始めくすぐったさでピクッとなった足だったが、少し経てばこちらからすり寄るように足がモゾモゾと動く。

ファイネア > そんなところが子供かも、とは言わなかったが。
酒は好き好きがある。嫌いな大人や飲めない大人もいる事だし。
まぁ、そんな事は今はどうでもよくなった。
しれっとした顔のまま、くいっとグラスを干してしまう。
それと同時に、する、する、と足で少年の脚を撫でまわしていくだろう。

「あらあら。」

簡単にとろんとした目になっていく少年。
ひょっとしたらそうされてしまうのは慣れているのかもしれない。
同時にこちらの体が少し熱くなるような感覚。…なるほど、と内心で納得する。
要するにインキュバスとか、そういう種族なのだろう。

「ふふ。どうしたの?」

お姉さん、と呼ばれるけれど、テーブルの上では素知らぬふり。
そんなわかりやすい反応をしても周囲に怪しまれるだけ。
なので知らない顔をしながら、テーブルの下では少年の下半身を撫でまわしている。

「…ね。君。」

キミ、と名前を呼ぶと同時に、ファイネア自身の瞳にも魔力が籠る。
吸い込まれるような魅惑の魔眼。
と、同時に少年の脚の間に足先を滑り込ませるようにして、とん、と股間に足先を乗せていくだろう。

カイナ >  
 撫でられる足に対してこちらは求めるように、絡めるように足を動かす。
 そして目を通して伝わるのは催淫。上位の種族のように強い効果は出せない。だけど奥底に蓄積する甘味のような広がる力。
 どうしたの、質問を受ければビクッとして。

「な、なんでもないッ」

 思わず強い口調が出る。
 こちらはバレてるとも露知らず、思わずこちらから求めるように絡めていた事が恥ずかしく。
 誤魔化すような素振りで。
 しかし、撫でまわされれば。それに合わせてこちらもくすぐったそうにピクピクと動かしている。
 
「あ、まってそこは……」

 股間に足を乗せようとした意図には気が付いたが、割り込む力に勝つ事は出来ず侵入を許す。
 足を撫でられていただけなのに既に堅くなってしまっている性器。
 それに気が付かれて。顔を真っ赤にしながらも。

「……ごめん、俺」

 足で遊んでいただけで堅くしてしまった。それを謝るように。
 しかし、その目は何よりも雄弁に語る。
 目の前にいるこの男は、被食者だと。

ファイネア > 目をとろんとさせたまま、撫でる足に絡めてくるように動く少年の脚。
無意識にとろけたようになっていたのだが、質問にびくりとするように我に返る。
別に溺れていても全然かまわないんだけどな、とさえ考えながら…。

「ふふ。そこは、どうしたの?」

別に気にしないよ?と微笑む。
謝られても、笑ったまま。嘲笑ではなく、優しい笑みのまま、ゆっくりと少年の股間部分で足先を動かしていく。
じんわり、ゆっくり。
慣れた様子で少年に快楽を与えていくように動かして。
優しく笑ったまま…溺れていいよ。感じていいよ。と雄弁に語っているだろう。

ファイネアの唇がわずかに動いた。
声に出ないような、微かなささやき声で。

きもちよくなっていいよ、と少年の耳にわずかに届くだろう。

カイナ >  
「あの、えっと。足がくすぐったくて、その……」

 何とも言えない。まさか足だけで勃起しました。なんて堂々と言えるはずもなく。
 しかし、そんな言い訳ができるのも足を動かされるまで。
 足先が股間を撫でれば。

「あっ……うぅ」

 ビクッと思わず大きく体が反応してしまう。
 だけど周りが回り。できるだけ体を小さくして。

「ダ、ダメだよ。こんな場所で」

 小刻みにプルプルと震える。
 出来るだけ回りにバレないように。だけど、体はそうではない。
 気持ちよくなっても良いよ、そんな風に言われれば。

「……」

 プルプルと震えるように反応しながらも、スリスリと自分からも擦り付けるように。
 少しだけ息が荒くなりそうなのをなんとか堪えながら。

ファイネア > 「くすぐったい?」

くすくす。我慢しながらも、足先に股間を摺り寄せるようにして。
少年であっても男性は男性だ。
勃起し、射精をチラつかされればそれに抗うのはなかなか難しい。
それをわかった上でファイネアは少年を快楽の沼にゆっくりと沈めていく。
くらくらするような、酔えるような快楽を渦巻かせて。
そして―――。

す、とファイネアは唐突に足を離していく。

そこで少年が一度絶頂を迎えるかどうかは別にして…。

「……ね。上に行かない? 二人っきりで。」

と、とびきりの甘い言葉を少年にかける。
それは快楽を餌にしたとびきりの誘惑になるだろう。
少年に与えた快楽。それもただの足先だけでの。そしてその先を想像させる言葉で…。
少年に抗う事はできるだろうか。もし抗えなければ、二人っきりの部屋で、とびっきりの快楽が待っているに違いない。

カイナ >  
「あっ……」

 離れていく足、どこか名残惜しそうな声を出してしまう。
 しかしそんな声を出してしまった自分が恥ずかしくて。

「ッ……」

 しかし、その後に言われた言葉。
 一瞬下を向いてしまうが、それから。

「……行く」

 そのままの状態でこくっとうなずく。
 うっすらを見上げるその目は、もう完全に熱に囚われていた。

「あの……俺、カイナ」

 名前を話していなかったなと。急いで名前だけは伝えた。

ファイネア > 甘い誘いにあっさりと乗ってしまう少年。
その見上げてくる視線はすっかりと情欲に染まっていた。
それも可愛いと思うものの、先ほどの様子を思って口には出さずに。

「お勘定ー♪」

給仕を呼んで食事の代金を払い、部屋を借りる分も払ってしまう。
ついでに少年の分も払ってしまうだろう。どうせそれはそこまでの出費ではないのだ。

「私、ファイネア♪」

カイナという少年に名乗られると、きちんと名乗り返し、少年の手を軽く握って引いていく。
その様子を他に見られて気にする様子もなく―――。

そして部屋では。

少年は甘い甘い夢のような時間を過ごす事になるだろう。
ファイネアはその白い体で何度も少年の精を吸い取っていくに違いない。
代わりに、その手で、口で、胸で。そして馬乗りになって…、
恍惚と、陶酔するような時間を少年にプレゼントしていくだろう…。

カイナ >  
「ファイネア……よろしくな、ファイネアってお金……」

 名前を知って少しだけ嬉しそうに笑う。
 だけど、払われれば思わず我に帰りかけるが。

「あとで返すな」

 そういう、お金でも自分という種族の能力でも。
 触れられる手には一瞬だけピクッと反応をするが、それからもすぐに受け入れる。キュッと軽く握り返す。
 部屋に進めば甘い快楽。衰える事の知らないその肉体で持って彼女に尽くすだろう。
 何度も精を放ち。
 そうして朝を迎え、またいつもの日常が始まるのだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からファイネアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカイナさんが去りました。