2022/08/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にビリー・ラプラスさんが現れました。
ビリー・ラプラス > 今日の俺は冒険者の仕事を平穏無事に終わらせた。
で、報酬を受け取ったのでこうして酒場らしい場所で酒を飲んでいるわけだ。

今飲んでいるのはこっちの地方のワイン。
と言っても俺みたいなのが気安く飲めるのだから相当安い部類になる。

この街はどうやら住んでる階層によって地区が分かれているようだ。
今俺が居るのは平民地区と言われる所か。
と言っても、急に時間が舞い込むこともあるってことだ。

「…ふ、どこも同じようなものだな。」

クールな俺はこういう時、静かにグラスを傾ける。
それが男ってものだからな。

ビリー・ラプラス > 正直、俺が酒を飲んでいるのもクールさを求めてって感じだな。
酒が飲めるとそれっぽいだろ。
煙草も昔一度だけやったが、あれは駄目だ。 咽てクールじゃねえ。

「…すまねえ、ワインを持ってきてくれ。」

グラスが空になったので店員に声を掛ける。
ここの店員は割と可愛い子が多いな。
だけどあまり見ていると言われそうな空気を感じる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からビリー・ラプラスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に影打 鈍さんが現れました。
影打 鈍 >  
夕時の住宅街。
道の端のようにで地面に刀を突き立てている派手な少女。
刃が突き立てられた地面が赤黒く染まり、すぐに元の色に戻る。

「ふん。まぁ、このくらいか」

やっているのはバックアップだ。
人の形が保てなくなった時に、ここに来て一時的に分離させた生命力を回収すれば急場が凌げる、と言う訳である。
ここ以外にも数ヶ所バックアップを作ってあるので、ひとまず安心と言ったところ。
地面から刀を引き抜き、鞘に納める。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクレイさんが現れました。
クレイ >  
 今日の夜の宿を決めるべく適当にフラフラと歩いていた時の事だった。
 偶然この場に居合わせたのは。
 見るからに派手な様相の少女。場所は人通りが多いわけではない。しかも武装。

「……あー、お前、あんまりこの辺そんな恰好でフラフラしてると。余計なトラブルに巻き込まれるぞ」

 人通りのない場所に派手な服装の少女。それだけでも色々と危ないのに、その上挑発するように武装しているのだ。
 難癖付ける事なんて簡単だ。

「とりあえず表通りまでは案内してやっから。迷い込んだか何かか?」

 ったくよなんて言いながらこっちだと手招きをしていた。

影打 鈍 >  
言葉に振り向く。
彼の顔を見、彼の顔が向いている方を見、もう一度彼の方を見る。

「余計なとらぶると言うのは、貴様のことか」

彼の言葉の意味を理解出来ず、そんな事を口にする。
そもそも人ではないのだし、絡まれたところで切れば良い、くらいに考えている。

「そっちの方に用事はないが」

と言いつつも、言葉には素直に従って近付いていく。
カラン、コロンと下駄の音。

クレイ >  
「ちげぇよ、善人をトラブル言うんじゃねぇ」

 おいてくぞと言いながらテクテクと。
 そっちに用事がないと言われれば歩きながらそちらに軽く目線を向けて。

「って、向こうに用事でもあったのか? まぁだとしても別の道通った方が良いだろうけど」

 こちらからみれば目の前の相手はただの少女なわけで、こんな場所を歩いていれば難癖をつけられると思っていたのであった。
 だが、用事と聞けば少しだけ足を止める。

「用事ある場所あるならそこまでの道位なら教えるけど。どこだよそれ」

 遠回りにはなるけど安全な道教えてやるからと。
 武器は見えているが、武器があるので大丈夫だなとはならない。

影打 鈍 >  
「そうか」

善人、と言われてあっさり信じる。
悪人でも善人でもあまり関係ないから。

「特に何も、むしろ終わったところだ」

バックアップも作ったし、あっちにもこっちにも用事があるわけではない。
強いて言うなら、帰るくらいではあるが、

「帰り道はわかる、案内はいらん」

別に道に迷っているわけでもないのだ。

クレイ > 「いやあっさり信じたな!?」

 もう少し疑われると思ったんだが!? なんて思わずツッコミを入れてしまう。
 自分でいうのもなんだが、腰に剣を差した風貌の男。少なくとも兵士には見えないし冒険者ほど小奇麗にまとめているわけでもない。つまりパッと見の見た目として善人か悪人かと言われれば悪人に近いわけで。
 終わったと言われればガクッと首を倒して。

「ちょ、調子狂うなぁ」

 まぁ良いけどよと言いながら。
 帰り道について言われれば。

「そうかよ、まぁ人通りが多い場所までは案内してやる。放置も気分悪いしな」

 そう言って歩いて行って。

「にしても、あんな場所で何やってたんだ? 終わった所ってことはあそこで何かやってたんだろ?」

 見たところなんにもなかったぞあそこ。なんて言いながら。

影打 鈍 >  
「貴様が善人と言ったんだろう」

そう言ったのだからそうだと思ったのに、ツッコミが入るとは思わなかった妖刀娘。

「だから案内は――ふん?」

案内はいらない、と言い掛けたところで、何をしていたかを聞かれた。
首をかしげて振り返る。

「あそこに私の命の一部を置いた。消えかけても、ここまで来れば凌げるようにな」

あそこ、と、さっき立っていた場所を指差して。
それを何ヵ所か作った、とも。

クレイ > 「いや、それはそうなんだが」

 まさかすんなりと信じられるとは思っていなかったと。
 逆の立場なら絶対に信じない自信がある。
 ウムゥと唸っていたが。その後の発言を聞けば目をパチパチ。

「……は? 命の一部? え?」

 何それという前に考える。
 そういう種族ということだろうか。だがそんなことができるのはどう考えても生物的には見えない。
 むしろ自分の命を切り分けてどこかに保存するなど、その性質は生物というよりも魔族のそれに近いと思ってしまい。

「……お前、なに者だ?」

 思わずというべきか、刀の間合いの外に移動してしまったのは傭兵としての本能というべきだろうか。
 相手の正体がわからない、わからない対象には警戒してしまう。そして警戒した対象に対しては距離を離して警戒する。最低でも得物の外までは。
 それは相手にも伝わってしまうだろうが、それよりも離れる方が大事だった。

影打 鈍 >  
「そうだ。命を分けておけば、いざと言うときの備えになる。定期的な血の供給があるからこそだが――ふ、ん?」

我ながら良い考えだと思う。
そのため割と上機嫌に語っていたが、いつの間にか自身から間合いを取った彼に気が付いて、首をかしげた。

「妖刀だよ、妖刀の影打。銘を鈍と言う」

僅か、鯉口を切る。
数ミリだけ見える刀身は、不自然なほどの存在感を放っている。

クレイ >  
「……その刀が本体ってか?」

 相手の刀、それが本体で人間部分は操られているだけ。もしくはさっきの言い分だと人間部分は刀に自由に使われている人形といった所だろうか?
 鯉口が切られればこちらも一瞬剣に腕が伸びる。
 そちらにも伝わるだろうか、もし不用意な発言をすればすぐにでも剣が飛んでくる。そう証明するかのように全身に闘気が満ちている。

「じゃあその人間の体部分はなんだ? 憑りついて操ってるか。既に死んでるか……どっちだ」

 前者なら刀を狙う。後者ならば悪いが両腕を切り捨てた上で刀を破壊する。
 彼にとって魔剣にしてもなんにしても妖刀にしても、そっちが主人格ということはそういう存在であるという認識なわけで。まさか剣が人の形を成しているとは思っていなかったらしい。
 この質問に関しても答えられない可能性も想定している。だが、もし憑りついているのなら意気揚々と話し始める事が多いはずだ。つまり黙れば後者の反応をすればいい可能性が高い。

影打 鈍 >  
「ん、そうだ」

頷く。
自己紹介は済んだとばかりに、刀を鞘へと納める。
それだけで威圧的な存在感はかなり薄くなる。

「それは知らん。意識を持ったときは既にこの姿だったからな」

誰かを模倣したのか、それとも妖刀の生贄になったのか。
それは自分の知るところではない。

「誰かを真似たとして、もう生きてはいまいよ。何千年と前の話だ」

クレイ >  
「…………」

 相手の言葉を聞いて、しばらく黙る。
 こちらとしても全力の威嚇をしたつもりだった。つまりもし操っているのなら早々に操っているから手を出さない方が良いとか言い出すはずだ。そうすれば少女の体を人質にとれるから。
 では殺していたとしたら? 今度はこっちの場合はこちらを殺しに来るか、もしくは逃げ出すかのはずだ。その方が剣としてはやりやすいはずだから。
 だがどちらでもない。むしろ相手は刀を収め、威圧的な存在感は消えていく。
 それどころか、その後の発言。捕らえようによっては冗談にしか聞こえないそれに嘘らしい要素など一切見えなかった。仕事柄嘘かホントかを見抜くのはそれなりに得意なのにだ。
 こちらも剣から手を離す。

「……一瞬変な誤解をした。悪かった」

 ということはそういう事なのだろう。魔法生物だとかそういう類なのだ。それならば悪い事をしてしまった。
 素直にそう言って少し頭を下げた。

「でも、発言には気を付けてくれ、定期的に血をもらってるとか、刀だなんて言われたらこういう対応を取られる事もあるぞ」

 魔剣とかで所有者を乗っ取ったなんてケースはそれこそ数えきれない位あるのだから。

影打 鈍 >  
「? なにがだ」

何故謝られたのかわからない。
彼からすれば得体の知れないモノだ、警戒するのも当然だろう。
ましてやこちらのような、あり得ない存在強度のモノが相手なら、警戒どころかいきなり切りかかっても良いくらいだと思っている。
なので彼が謝る理由がわからない。

「しかし事実だ。私が刀であることも、血をもらっていることも」

隠す理由がわからない、と首をかしげた。

クレイ >  
「そういう存在なのに全力で威嚇したことだよ」

 肩をすくめる。
 傭兵として必要な技能とはいえ、それを一般相手に叩きつけたのはそれはそれで問題だろうと思っていた。

「事実でもだよ、俺がどういう予想してたかっていうと……お前の持ってる刀が本体で、今の人間の体は操ってるとかそういう風に思ってたんだよ」

 刀が変身したよりはよくある話だろ? なんて返して。
 そしてこちらの剣をポンと叩く。

「で、そういう存在なら普通に邪悪だしな。別に正義の味方って訳じゃねぇけど見過ごせないから破壊するところだった。だから威嚇して質問したって話だ」

影打 鈍 >  
「そう言う存在だからこそ威嚇するのは間違っておらんだろう」

生き物と言うものは異物を排除するものだ。
ならば彼の行動は生き物として間違っていない。
やはりわからんと首をかしげる。

「まぁ、良くある話だが。しかし私はそうではないし、破壊も、――そうさな、少なくとも貴様程度には壊される事はない。ならば問題はあるまい?」

クレイ >  
「それはちげぇよ。どんな存在だろうとこちらに害をなすなら威圧して排除するのは正解だが。そうじゃないなら威圧するのは間違ってる。同じ人間だからって100人が100人善人なんてありえねぇからな」

 つまり威圧し排除するべきはあくまで敵であり、それ以外に対してするのは間違っているというのが彼の理論だった。
 たしかに生き物としては異物を排除するのは正しいのかもしれないが彼は生き物である以上に戦士だ。戦士としては敵を見誤る等あってはいけない事なのだから。
 だがその後の発言を聞けばフハッと笑った。

「そりゃ随分な自信だな。これでもトップレベルの傭兵なんだぜ? タイマンで近距離戦なら魔王だって斬り殺して見せるってもんよ」

 自分程度には折られない。そう言われてもそれに対してハハハと笑ってすませる。
 別にその程度で気分を害することはない。実際に戦う場面を見ていないのに判断するなんてまず不可能だからだ。
 そもそもが今回の場合こちらの失態、敵か否かを見誤るというミスをしている。実力を下に見られるのもある種当然だと思っていた。

影打 鈍 >  
「そうか。変なヤツだな、貴様は」

それとも人間がそう言うものなのか。
納得がいっていなさそうな顔。

「ふん、聞くより見るのが早いか――折ってみろ」

そう言って自身の本体を投げ渡す。
東の島国の曲刀に、こちらの様式の拵えがなされた、重量バランスが若干おかしい刀。

クレイ >  
「ま、考え方って面がデカいだろうな。少なくとも俺はそういう考えなんだよ」

 結局はそういう所なのだろう。
 実際自分はミレーだろうとほとんど気にしていないし、敵意がないのなら魔物や魔族相手でも背中を任せてしまえる程度には気にしていない。あくまで戦士として敵か味方かで判断しているに過ぎない。
 さて、そうして刀を投げ渡される。

「……ホントに折っても文句いうなよ」

 渡したのはそっちだからな。なんて言いながら、刀を鞘から抜き放つ。
 軽く数度振るう。そして刀身に触れて。

「なるほどな、普通の剣じゃないな。何層にも魔術……いや、呪い? 恨み? 色々な物が張りついてやがる」

 こちらとて戦士としては特級レベルなのだ。それくらいは見抜ける。
 であれば、それを上に放り投げる。そして両腰の剣を抜き放つ。
 魔力を込めて最大まで強化。瞬間、ただの市販のロングソードはそんじゃそこらの魔剣を凌ぐ得物と化す。
 2本の刀を完璧なタイミングで落ちてきた刀に打ち付ける。衝撃を逃がさぬように。完璧に。
 スパーク。魔力が爆ぜてすさまじい閃光を放つが。

「チッ!」

 流石に折るのは無理と判断。弾く方向を変える。彼女の方向へ。
 刺さらないように調整したそれは近くに落ちるだろう。

「言うだけあるな。すげぇ剣だった。でも傷位はつけられたか?」

 結構全力で撃ち込んだつもりだったが。
 そんなことを言いながら自身の剣を腰に戻した。

影打 鈍 >  
「ほう」

彼が抜いた瞬間、並の魔剣に勝る魔力が込められるロングソード。
しかも両の手に一振ずつ。
剣の才を持つものが真っ当に努力して、やっと手に入るかどうか、という実力だろう。

「なるほど、言うだけのことはある。私でなければ最初の一撃で少なくとも三度は折れていただろうよ」

しかし、それでも刀には傷すら付かない。
彼の腕が足りないのではない。
物理的な耐久力ではなく、バグのようなもの、つまり相性のようなもの。
地面に突き刺さった刀を掴み、引き抜いて鞘へ。

「魔力で強化した上に、魔力をそのまま乗せていたら、わからなんだな」

クレイ > 「一応誉め言葉として貰っとくぜ」

 私でなければ、なんて言葉に対してニヤリと笑って見せる。
 その後の言葉には肩をすくめる。

「流石にそれは難しいな。魔力量が多いだけで基本的に魔法は苦手だしよ。本業は剣士だしさ」

 流石に魔力は乗せられないと苦笑い。
 結局どれだけ強化しようともそこが強化魔法の限界なのだ。
 まぁ実体のない存在とかも切れるようにはなるので今の仕事をする上では何も困る事はないが。

「けど、こういうのを感じるといざって時の1振りというか、そういう得物を用意した方が良いんじゃねぇかって感じるわ」

 実際戦場で剣が折れるということはよくある。そのたびに拾って使ってを繰り返してた。
 今回でもそうだ、もしすぐに離さなければ折れていたのは自分の剣だろう。

影打 鈍 >  
「ふん? まぁ、無い物ねだりしても仕方ないか」

魔法とは言わずとも、魔力を乗せられれば、とも思うが、まぁ仕方ないだろう。
この歳でこの剣の腕、と言うだけで相当なのだから。

「金をかけて打って貰うしかなかろうよ」

もしくは名刀名剣の類いを運良く拾うか。
確率は低いだろうが。

「私は今のところ特定の誰かの腰に落ち着くつもりはないがな、貴様が必要な時に暇なら手を貸してやっても良いよ」

クレイ >  
「だよなぁ、それに無駄な敵が増えるし」

 うむむと唸る。高価な代物というのはそれだけ敵を生む。
 魔剣を握った傭兵が次の戦場で死んで、その仲間だった傭兵の腰に魔剣が移った。そんな話も聞いた事がある。
 相手がそういえば少し笑う。

「仮に持ち主を探してる類だったとしてもお断りだ。見てわかるとおり俺は二刀流なんでな。1本だけ魔剣でも意味がねぇ。2本同時じゃないとな?」

 分身できるなら可能性としてはあるんだがと言いながら。
 それから首を傾げて。

「って、さっき定期的に血をもらってるみたいな事話してたが。それって誰か所有者がいるって意味じゃねぇの?」

 んー? と首を傾げる。
 てっきりそういう意味だと思っていたが、本人……本刀? は誰かの腰に付くつもりは無いという。
 どういう事なんだ? と

影打 鈍 >  
「分裂か、出来んことはないが」

言って左手――刀を持っていない方の手――に、魔力の刃を束ねた刀のようなものを作り出して見せる。
魔力刃を数本分束ねているので、耐久力も普通の刀くらいはあるし、壊れてもすぐに作り出せる。
何より威力と言う点では本体と同じだ。

「まぁ、呼ばれれば暇なら行くよ。あぁ、仮宿のようなものだ。鍛冶屋でな、私を調べる変わりに血を貰う契約だ」

クレイ >  
「なるほどな、それなら納得だ」

 鍛冶屋ならばたしかに調べたい所は多いだろう。
 分裂を見れば興味が出て。

「ま、もし必要だと思うヤバい依頼貰ったら探してみるよ」

 なんて答えて道を歩きだす。

「まぁ、問題ないだろうけど。一応この先行けば人通り多い道だからな」

 当初の約束通りそこまでは案内をして。
 自分もその道に進んでいく。

「あとは帰るなりもう少しどこかに仕込むなりご自由に。でもあんまり裏路地とかは入るなよ。頑丈でも人間形態はそうじゃないかもしれないしよ」

 そういえば自身は人込みに消えていくだろう。
 

影打 鈍 >  
「私も刀だからな。人に振るわれたいと思うときもある」

自分で振るより人に振るわれる方が好きだ。
多分武器なら誰でも。
たぶん。

「知っている、が、一応礼は言った方が良いのだろうな。かたじけない」

ぺこり、と頭を下げて彼を見送って。
自身は仮宿の刀鍛冶の工房へ歩いていくだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」から影打 鈍さんが去りました。
クレイ > 「要らねぇよお礼なんて。たぶんだけど余計なお世話だったっぽいしな」

 おそらくだが、彼女ならその辺の暴漢ぐらいならば簡単に押しのけれるはずだ。自分の威嚇に動じなかったくらいなのだから。
 そうして彼らは分かれて歩いていくのだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクレイさんが去りました。