2022/07/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」にコルボさんが現れました。
■コルボ > 酒場の片隅で過去の仕事を思い返しながら、一人酒を飲む。
情報屋としての手腕を買われて時には先導者として依頼人を導き、
事前に危険を察知して支援に回る。
その手段が時には艶事にも及ぶのが男の悪い癖だが
■コルボ > 「さって、明日はどうすっかね」
次の仕事に思いを馳せながら、夜は更けていく―
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/酒場」からコルボさんが去りました。
ご案内:「平民地区の路地裏」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > 人気のない路地裏
倉庫や一時保管としても使われる機会も無い少々辺鄙な場所。
表通りには屋台が一応出たりもするので、こういう場所は野良猫たちのねぐらになる。
縄張り意識の強い野良猫達の憩いの場、といったところだ。
そんな路地裏に、たったったったっと軽い足音が響く。箱の上で寝転んだままの猫、耳を立て警戒するような顔になる猫。明らかに猫ではない――人の足跡に怖がるように素早く隠れてしまう猫。 反応は様々だ
「こーんばんはっ♪」
右手に小さな紙袋をつかんでぶんぶんと振り回しながらやってくる小さな子供。
人懐っこく朗らかな雰囲気の男の子だ。ニコニコと笑顔で、箱に寝てる猫にかけよる。
野良猫たちは仲間――というよりもうるさそうなよそ者をみるような雰囲気で隠れたり、無視してたり――歓迎されてるようにはあまり見えない
「ごはん!ごはんもってきたよー! ねえね、ごはん!」
そんなことはお構いなしに、紙袋をガサガサと漁り湯がいた鶏肉を取り出す。
猫はご飯が大好きといういたって短絡的な思考の子供だ。
殆どの野良猫は軽快するように逃げてかくれてしまう。子供と言っても野良猫たちからしたら人間は大きくて怖い。なにより子供というのはガサツで乱暴で面倒な相手だ。
それでも無視を決め込んでた猫の前に、つまんだ鶏肉を置く。野良猫は鶏肉の臭いをくんくんと嗅ぎ、ごちそうにかぶりつく。
少年の方も撫でたり邪魔はしない。一歩下がってニコニコと野良猫を見つめて、餌を平らげたらおかわりをそっと置くだけだ。
■シャルティア > 残った野良猫は1頭
ガツガツと鶏肉の切れ端をかじって飲み込み、少年の顔をみる。あまり鳴かないタイプのようだが。「もっとよこせ」と言ってるような顔だ。
少年は素直に目の前に鶏肉をちぎって置く。野良猫は少年の手が離れてからかぶりつく。
本当は触りたくてウズウズしてるのだが、触ったら嫌がったり怒ってシャーってされるかもしれないし、何より逃げてしまうかもしれない。
餌を置いたら我慢して知らんぷり。野良猫はおかわり仕放題の天国だ。
茹でた新鮮な鶏肉の食べ放題―――野良猫はお腹いっぱいになるまで鶏肉を貪ると、少年に媚びること無くしっぽを立てて、するりっと路地裏の奥へいってしまう。
「あー……むー、言っちゃった―。」
紙袋をくしゃくしゃと小さくまとめる。 猫や動物は大好き。だからほんとは撫でたいし触りたいけど、こればかりはしょうがない。無理に触ろうとすると逃げてしまうし次は顔をみられただけで逃げられちゃうかもしれない。
ぷー、と頬を膨らませつつ、野良猫がさっきまで座ってた木箱に座る。箱はちょっとたかくて足がつかない。足をぶらぶらさせて、路地裏で夜空を見上げる
ご案内:「平民地区の路地裏」からシャルティアさんが去りました。