2022/07/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシーリーンさんが現れました。
■シーリーン > 今日は露天風呂のあと食事をごちそうになった。
そんな満足な時間のあとで、今日もお仕事行こうかと街を歩いている最中。
「今日は、どこにしようかな~」
いつもの根城にしているいくつかの酒場。
今日はどこに行こうかと考えながら、路地を歩いている。
まだ人通りはそこそこある時間帯。
流石に路地で引いては色々と問題があるのでこちらから声は駆けないが、
明らかに目立つ格好の女が夜の街を歩いているのは色んな人の目を引くかもしれない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にビョルンさんが現れました。
■ビョルン > 夜の路地。
己もまた、どこぞの宿で風呂を頂き夕涼みがてら夜街の独り歩きに出たところ。
路地の向こうからいかにも異国の女、といった風情の女が歩いて来るのが見えると反射的に声が出た。
「よう、別嬪さん。
どこ行くの?」
軽く声はかけるが己より年上だろう。
呼び止めることが叶えばくりん、と首を傾げて問いかける。
■シーリーン > 足取り軽く目的地へ向かっている最中、ふとかけられた声に立ち止まる。
ふわり、と踊るような動きで立ち止まる位置は、普通に語るにしては近い距離。
この夜でもお互いの姿はしっかりと認知が出来て、ふわり、異国の香りが漂うほどの距離。
「こんばんはー。うん、ちょっと向こうの酒場まで、ね」
言いつつ視線と指で指し示すのは、ちょっとうらぶれた酒場の方角。
あまり治安が良いとは言えないエリアだが、こういう薄衣の女が行くのだとしたら、
多分春を鬻ぎに行くのだろうと予想はできるかもしれない。
年下ではありそうな相手だが、明らかに自分より背の高い相手故に下から見上げるような体勢になるか。
「そういうお兄さんはどちらまで?」
社交辞令なのか、興味本位かそんな問いを返す女。
普通の人によってはあまり仲良くしたがらないタイプの男相手にも特にものおじした様子もなく、
寧ろ多少慣れているような印象すら与えるか。
■ビョルン > 相手が立ち止まれば、顔立ちや装束も細部までよく見える。
色香という香をその身へと焚き染めたような女だ、と見ればにっこりと笑みを作る。
酒場街の方を相手が視線で示すとひとつ頷く。
「あのさー、もし絶対空腹だとかその酒場にしかない酒が飲みたい、ってェのじゃーなければ。
──ボクは、酒場をショートカットしておねーさんの寝室に行きたくなったのですが。
駄目かしらん?」
視線を下げて猫を被って問い乍ら、小麦色をした相手の頬へとそっと手を伸ばす。
■シーリーン > 行先を告げ、質問を返したら頬へ伸びてくる手と誘いの言葉。
向けられた手はくすぐったそうにそのまま受け入れつつ、
続く言葉にくすっと笑いこぼせば
「そうねぇ……それはそれでいいんだけれど、一応プロのお姉さんなんでー」
そんな返事を返しつつ、背伸びをしてそっと耳元に向けるのは自分の値段。
普通の娼館でそこそこいい娼婦を買う値段と同じくらい。
直引きで中抜きがない事を考えると、娼館で買うとしたら多分高級娼婦と同じくらいの金額が要求されるかもしれない。
「……でいいなら喜んで」
背伸び戻せばどう?というように小首をかしげて微笑んだ。
■ビョルン > 触れた頬は滑らかでこのままつるりと撫でて口付けたいが、後での楽しみとした。
相手の返した言葉には驚かない。
「此方もね? 一応は女衒でもありまして、でもそれとは関係なく、かなぁ」
相手が背伸びすれば小さな顔が己の耳元に近付く。
その頬を撫でながら告げられた金額には鷹揚に頷いて。
「わァった、そこに2割増しでルームサービスの食事と酒もつける。
花代を弾む分、テクは盗んじゃうかもしれないぜ──…? 其れで良けりゃ、俺と腕を組んでよ」
なんだか秘密の取引めいた遣り取りで交渉する。
どこか悪餓鬼めいた悪戯笑いも浮かび。
■シーリーン > 「一応ね、私も通すべき所には通してるのよね……OK。そこまで出してくれるなら喜んで。
出せるものは私もだしちゃうわね」
提示された金額は満足以上のもの。
ならば拒否する理由も何もない。
元々出すものを出してもらえるのならばどんな相手でも床を共にするのは娼婦の矜持。
今日の相手は普通に見ても及第点越えなのだからなおさらだ。
そこで、撫でてきていた手をとって、その腕を抱え込むように抱きつくか。
歩く邪魔にはならないけれど、形の良い乳房がその腕に押し当てられるような感じに。
「場所はお任せでいい?……どこかに所属してるってわけじゃないんで、私にお任せならよくいく場所へ行くだけだけど」
■ビョルン > 「そんなこと気にしちゃないさ、上前寄越せとは言える場所じゃないんでね。
じゃんじゃん稼いでもらいたいね」
そこは誤解されぬよう、言い添える。
そもそもが休暇中の身、女に声をかけたのも一夜を買おうというのも全てが私情だ。
私情というよりも、劣情を程よく擽られての──本能。
やんちゃに貪り交わりたいという本能に、理性の数字を乗せて天秤を釣り合わせたと言うべきか。
女に腕を取られればどこか誇らしげに胸を張った。
腕に触れる柔らかな感触には思わず気取った表情が崩れそうになるが頬を赤らめるに留めた。
「どの宿でもいいよ、慣れた所がいいんだろ。
ああ、俺の名前はビョルン。名前は?」
この地区の宿ならこのまま徒歩で、遠いなら辻馬車を止めるだろう。ともあれ、歩き出しながら相手の名前を問う。
■シーリーン > 「そういう意味で、河岸を変えるわけにはいかない訳。ふふっ……ありがと」
言い添えた言葉で意図は理解する。
ならば特に気にすることは何もない。
「そう?じゃぁこっちへ……私はシーリーンよ。見た目と名前でご存じだとは思うけれど、ちょっと遠い所から来たの」
そのまま歩いて向かう場所。
そこは無茶苦茶高いわけではないけれど、そこそこはする宿。
各部屋にそこそこ大きい風呂場もある場所で。
「あ、ちなみに私は一晩の価格だけど、時間は大丈夫よね?」
手慣れた調子でフロントを抜ければ、特に迷うでもなく部屋へと向かう。
着いた部屋はそこそこ綺麗な広めの部屋。
あまり見慣れない荷物が置いてあるところからすると、
どうやら定宿にしている部屋のようだった。
■ビョルン > 「そォかい、俺は国から出たことがなくてね。
──エキゾチックな服は、とりあえず紐を探して引けば脱げるってことは知ってる」
相手と並んで歩を進め、辿り着いた宿。
いい部屋じゃない、と見渡す素振りを見せながらポッケからマネークリップを出して紙幣を抜くと相手に見えるようにしながらドレッサーの上にある女の私物に紛れさせた。
約束の金額は前払い、別れ際にはチップという遊び人のルールは身についている所作だ。
「買い切り値段ね、勿論、朝までしっぽり頼むぜ」
襟元のタイを自分で緩めながら笑いかける。
■シーリーン > 男の動きを視線で追えば、私物にお代をまぎれさせる動き。
くすっと笑いをこぼせば
「ありがと……って、自分で脱ぐのは違くなーい?」
緩めたタイをみれば笑顔でそんな言葉を向ける。
そして男の方へと近づけば、上から一枚一枚脱がせていって、それをきちんとたたんで揃えていく。
その上で、引っ張って?と背中を向けて上衣を脱がせる手伝いを依頼。
脱がせたり、脱ぐ手伝いをしてもらったりと、場末ではない、ある程度お高めの場所で普通のプレイから始まるか。
■ビョルン > 「ああ、あんまりシーリーンがいい女すぎて、気が急いてしまった」
小さな笑いには肩を竦めてそう返す。
脱がされた着衣が皺にならないように整えられていく。その細やかな気遣いには感心の表情を隠さない。
けれど、相手が無防備に背中を向ければ言われるように衣装の裾は手に持つが、引き上げるまでに一度その項に鼻先を埋める。
ゆっくりした仕草で脱がせれば背後を取ったまま、胸の脹らみへと触れたそうに掌彷徨わせる。
■シーリーン > 「そう?……うれしいなぁ。でも、時間はたっぷりあるから、ね?」
肩をすくめて向けられた言葉に笑顔浮かべてそう返し、
脱がせてもらう時に、項に鼻先が触れれば
「ぁん……ふふっ、項、好き?」
項に寄せた鼻は、麝香に近い香りを感じるだろう。
そして、彷徨う手の甲に自分の掌を重ねれば、
そっと背中をビョルンの胸元にしっかりと重ねるように寄せてから、
自らビョルンの両手を自分の乳房へと誘導して
「今夜一晩、私はビョルンの恋人よ?だから、好きにしていいの」
ね?と肩越しに笑顔を見せれば、ゆっくり目を閉じて唇をほんの少しだけ寄せようか。
自分が背伸びをすると乳房に誘導した手が離れてしまうから、
ビョルンから来て、というかのように。