2022/07/10 のログ
■ブレイド > 「っ…ふっ…ふぅっ…はっ…」
抱きしめたまま、言葉は途切れ、彼女の中で射精する。
彼女と同じく、こちらも小さく体を震わせながら
大人でありながらも初潮が来ていないという子宮に、自身の熱を飲み込ませる。
「カティアも、変なこと言うんじゃねーよ…
ふ、は…出ちまった、だろ」
息は荒く、快感に焦がされたまま…彼女と唇を重ねる。
緩やかかつ、深いつながりに、精は彼女の体内に時間をかけて吐き出されてゆき。
■カティア >
「は、はぁ――ん、っ、ふぅ――」
身体の芯から響くような深い絶頂に微睡ながら、重ねられた唇を味わう。
とても、熱く甘く――優しい音。
「はぁ――でも、興奮、した、でしょ?」
青年が自分の身体で興奮すると知った時から、なんとなく予感していたのだ。
青年はこういうのが、趣味で、性癖なんだろうと。
どのタイミングで言ってやろうかと、謀っていた結果が、これである。
「はぁ、でも、精液――こんな味、なんだ。
ふふ、すごく甘く感じちゃう――」
きっと舌で感じればまた、違う味なのだろうが。
膣と子宮で感じる青年の味は、匂いは、とてもカティアに好ましい、クセになりそうなものだった。
■ブレイド > 「んっ、はぁ…そりゃ、そーだけどよ…
なんか、もったいねー気がして」
重ね合う唇もどこか甘いような。
そこまで、カティアとの情交に溺れてしまっているのか。
言い訳じみた言葉はどこか照れ隠しじみている。
してやったりといった表情を咎めるように頬から胸元、するりと撫で下ろし
未だ隠されたままの、彼女の好みを探る。
「味…?
好きなのか、カティアは…中に出されるの」
彼女がどう感じたかはわからない。
だが、その声と表情は彼女に溺れてしまうに足るものだった。
■カティア >
「ふふ、なぁに、もったいないって」
青年の言葉に笑いながら、体を撫でおろされると、時折、びく、と体を震わせる。
絶頂の余韻で、感覚が鋭敏になっているのだ。
「ん、そう、ね――結構、好きかも?
まあでも、たぶん、あなたのだから、だけど」
そう言いながら、ゆっくりと息を吐いて、余韻を落ち着ける。
微睡むような心地よさに浸りながら。
「うん――あなたにしてよかった。
これが最初なら――うん、悪くない」
そう、満足そうに微笑んだ。
■ブレイド > 「もったいねーだろ。
もっと、その…あんたを気持ちよくできたかもしんねーのに」
結局のところ、リードされっぱなし。
こうしてキスを落とし、体に触れるのが精一杯だ。
可愛らしく震える白い肌、もはや薬の香料の香りはしない。
「そんなこと言ったら、アンタにハマっちまうだろ。
そうなったら、困らねーか?」
なんてことを言うのか。
ダイレクトにそう言われると今まで以上に顔が赤くなる。
つながったままの陰茎が、びくりと跳ねた。
「…ま、その…悪くねーなら、よかった。
いいとこみせたかったけどよ」
■カティア >
「あら、気持ちよかったわよ、かなり――うん、とても」
笑って、青年の頬に軽くキスをして。
「別に、リップサービスじゃないの。
本当に、あなただからよかった、理由もちゃんとあるし――んっ」
繋がったままの場所から、青年がまた反応するのが分かる。
「もう、またしたいの?
いいけど――もうすこし、ゆっくりしましょ」
そう言って、青年の肩を押して。
器用に触れ合ったまま、上下を入れ替える。
もちろん繋がったままだが、ぴったりと絡み合った粘膜の間から、溢れるように精液が滴る。
「すぅ――はぁ。
うん、落ち着く音――」
青年の胸の上に頭を乗せて、ゆっくり大きくその匂いを吸い込んで。
身体に染みるような、穏やかな音に耳を澄ませる。
■ブレイド > 「ん、う…、そっか…」
そう言われると、少し言葉に詰まる。
なんといっていいものか。ずっと頬が熱い。
かなりくすぐったい、むず痒い。思わずキスをうけた箇所に触れて。
「理由って、なんかあったか?
それほどうまくリードできたとは思わねーけど…」
むしろ、リードはされたほう。
女慣れしたものならもっとうまくやっただろう。
彼女のいう理由に思い当たるフシはない。
ベッドに転がされて、彼女の体を受け止めながらも少し不思議そうに。
「カティアがそんなふうに言うからだぜ?
あなただから、なんて言われたら…バカは勘違いしちまうんだよ」
胸に乗せられた頭をなでつつ、呼吸を整える。
■カティア >
「ふぅん、そう、勘違いしちゃうんだ。
――かわいいの、ね?」
胸の上から青年を見上げて微笑む。
その表情はどこか嬉しそうだろう。
「別に、大した理由じゃ、ないけど。
私、病気なの」
そうさらっと、口にして。
「ああ、安心して、感染ったりするものじゃないから。
遺伝的な、病気?
それでね、私、脳が半分くらい溶けちゃってるんだって」
そんな事を、まるで世間話をするような気軽さで打ち明けた。
■ブレイド > 「ん、まぁ、そりゃ…」
かわいいと言われれば、我ながら子供じみてるように思えるのでなんとも言えず
それでも、嬉しそうな表情をみれば、少し目をそらす。
なんとなく恥ずかしい。
「ぇ、病気?病気で、なんで…」
病気は…感染しないものらしい。
しないものらしいが、それでなんで自分なのか?
その理由がいまいち見えてこない。
「脳って、大丈夫なのかよ。
すぐに死ぬとかそう言うんじゃねぇよな?
だとしたら後味わりぃな…」
思わせぶりに言われて、少し浮かれてしまった自分がかっこ悪く思える。
脳が溶けてるなど…深刻な病だ。
■カティア >
「心配してくれるの?
今だけの関係かもしれなのに」
ふふ、と笑って。
手を伸ばして青年の頭を撫でる。
「平気、お母さん、は、死んじゃったけど、私は進行が止まってるんだって。
まあでも、その病気の影響で、体もまともに成長しないんだけど――」
と、とりあえず安心させるように言う。
深刻さもなく言う様子からも、すぐにどうこうなる病気じゃない事は伝わるだろうか。
「他にも、ね。
脳がおかしくなっちゃった影響らしいんだけど、私、五感がしっちゃかめっちゃかに壊れちゃってるの。
例えば――」
そう言いながら、青年の汗を指で撫でとって。
「――肌で触れて、味や音を感じたり、あなたの鼓動を聞いて、匂いや色を感じたりしちゃうの。
共感覚、っていう特性、らしいんだけど」
そう言ってまた、目を閉じて、青年の胸に耳を当てる。
「だから、私がこうして一緒に居られるのは、私の五感、全部が穏やかになれる人とだけ。
それが、あなたじゃないとダメだった理由。
ああ――もちろん、ある程度好みだったのもあるけど、ね?」
そう、また、くすくすと笑った。
■ブレイド > 「抱かせてくれって言った相手の心配しねーわけねーだろ。
今だけってのは…わかんねーし」
勘違いしてしまうような男が今だけでおしまいとはならないのは彼女もわかっているだろうに。
たとえ、本当に今だけだったとしても。
撫でられつつも、平気という彼女の言葉を信じて、彼女の背中をなでた。
「死ぬわけじゃねえってならいいんだけど…
いや、よくはねーか。色々不便だろ?そういうの」
まともに成長しない、それに五感が狂っているなど…。
彼女はずっとそうだったから慣れているだろうが
感覚を他者に伝えるときなど伝えるのに苦労しそうだ。
そういえば、言葉の端々に、少しかわった表現があったような…。
「共感覚…ねぇ…。
肌の味はまだしも、音の匂いとかは想像もつかねぇ…お?」
彼女の頭を受け止めて、再び撫でる。
「……殺し文句が上手いな…。
まーその、穏やかになれるってなら、オレも嬉しいっていうか…
ん、あー……」
■カティア >
「んー?
なぁに、照れてるの?」
んふ、と笑いながら、青年の胸に指先を当てて、のの字を書くように動かす。
その胸に軽く頬ずりなんかもして。
「大丈夫、困る事もあるけど――こうして、相性がいい相手も見つけられるしね」
撫でられると、心地よさそうに口元が緩む。
「それに、傭兵なんかやってると、いつ犯られるかもわからないじゃない。
最初の相手くらい、ちゃんと楽しめる相手を選びたいでしょ?」
なんてまた、青年を見上げて揶揄うような笑みを向けた。
■ブレイド > 「っ、そーだよ…
相性がいいとか、好みとか…そう言われて嬉しくねー奴はいねーだろ」
男なんて単純なものだ。
このような場で誰であっても口が軽くなるのはおそらくそのせいだ。
それに関しては自分だけの話ではあるまい。
指と頬のなめらかな感触は少しくすぐったい。
彼女はそれも別の感覚で感じているのだろうか?
「相性か。最初に睨まれてたこと考えりゃ、だいぶ気に入ってもらえたようで」
彼女の笑顔に笑みをかえしながら、髪に触れている。
彼女がなにを気に入ったのか…なにをもって安心したのかはわからないけれど。
「そりゃ違いねぇか…。ま、気をつけてくれよ?
オレだってこれでしまいにはしたかねぇし」
選ばれた、ということであれば…光栄とでも思ったほうがいいか?
たとえ今だけであっても。
■カティア >
「だって、最初はしょーもないやつだと思ったし?
でも、話してても気分悪くならないし、音もうるさくなかったし」
撫でられていても、五感全部が青年を受け入れてるのが分かる。
うるさくもなければ、臭くもない。
これだけ不快感が少ない相手に会える事は少ないのだ。
「ふうん、そんな事言ってると、私から離れられなくなちゃうんじゃない?
まあ、悪い気分じゃ、ないけど」
ふふん、と笑って、青年の胸に手をついて軽く体を起こす。
「――それじゃ、もう少し虜にしちゃおうかしら」
そう言いながら、ゆっくり腰を動かして。
■ブレイド > 「しょーもないやつね…。
ま、いきなり話しかけられたらそうなっちまうか…。
あんときは悪かったよ」
それでも、気分が悪くならない…なら良かったか。
彼女の共感覚がそう感じてくれたなら…
むしろ、幸運なのはこちらだったのかもしれない。
「あれだけ殺し文句いわれちゃな…。
さっきも言っただろバカは勘違いするって」
離れられなくなるのが彼女にとってどうなのか…悪くないとはいっているが。
体を起こす彼女を見上げれば、その体はゆっくりと快感を与えてくれる。
まだ熱を帯びている陰茎は彼女の中で再び硬くなっていく。
「ん、う……大丈夫かよ…全部入りきってねーのに…」
■カティア >
「ふふ、勘違いするならどうぞ?
セフレくらいなら、良いかも、ね」
恋情となれば厄介だけれど。
それでも時折身体を重ねるくらいの友人なら、それこそ悪くない。
「ん、平気。
それに、あなたの方はやる気満々、でしょ?」
そう言いながら、再び硬くなった青年を刺激するようにゆっくり腰を動かす。
「楽しませてくれた、お礼?
満足するまで、付き合ってあ、げ、る」
そう言って、青年の上から見下ろしながら、外見にそぐわない淫らな表情を浮かべた。
■ブレイド > 「そりゃ光栄だ」
時折このような時間を互いに楽しむ関係。
それも悪くない。
彼女の言葉にうなずいて、小さな体を見上げる。
「したくねーってなりゃ、嘘になる」
自身にまたがり体を動かすカティアの腰を支え、貫いたまま彼女が動くままにされる。
ゆっくりとした性交を望むのであれば、こちらが動くのはまた限界まで焦らされることになるだろう。
「こちらこそ楽しませてもらってるけどな。
アンタも良くなってくれよ。そのほうがいい」
彼女の表情に更に気持ちを滾らせる。
互いに満足するのはいつになるかはわからないが…それまで交わり続けるだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカティアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクイネさんが現れました。
■クイネ > 『占いやってます』
そんな小さな看板を立てた机を道端に据え。
ちょこん、とイスに座る少女一人。
なかなかに暑い日ではあるのだが。
黒い装束に身を包む少女は、まったくもって涼やかな顔。
「……う~ん。
平民地区の皆さんには占いは受けが悪いのでしょうか」
今日はここだ、と決めて。
平民地区の大通りで商売を始めたものの。
どうにも客足は伸びず。
これは、今日は店じまいかなー、などと考えている少女。
「まぁ、それならそれで。
適当にゴハンを食べて帰るとしましょうかねぇ」
のんびり、という様子で。
イスに座りながら空を見る少女。
足をぱたぱたと動かしつつ。
どうしようかなー、などと声を漏らしている。
■クイネ > そうして、少女はしばしそこに佇んでいたが。
程なくして、机とイスを魔術で消すと。
「……ん~。
今日は肉料理の気分ですね」
そう言って、スタスタとその場を去っていった。
行き先は、どうやら肉料理のおいしい酒場のようで。
どこまでも、のんびりとした少女なのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からクイネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にゲーゲン・アングリフさんが現れました。
■ゲーゲン・アングリフ > 「ふむふむ。なるほどなるほど……」
すっかり夜の平民地区。
その通りで、頷きながらメモを取る一人の男がいた。
くるり、と振り返り見るのは、男が今しがた出てきた酒場の外観だ。
「お酒の品揃えもさることながら。
季節のメニューをしっかりと用意している。
これは勉強になりましたね」
この男。普段は貧民地区でとある酒場の店主をしているのだが。
本日はその業務はお休み。
平民地区の店で食い歩き飲み歩きをし。
自分の店の営業にそれを活かそうという。
簡単に言えば、同業の偵察のようなことを行っていた。
「……とはいえ、さすがに三軒立て続け、というのはつらい……」
食いすぎたし、飲みすぎた、と。
そう自覚し、男は通りに設置されたベンチに一度腰掛ける。
「……できれば、今日中にあと数軒回りたいところですけどねぇ」
まずは小休止だな、と判断し。
男は、腹をさすりながら、ふぅ、と息を吐く。
■ゲーゲン・アングリフ > しばらくそうして休憩していた男であったが。
腹の具合が落ち着けば、ベンチから立ち上がり。
「よし、行きますかぁ」
次なる店へと、歩を進めるのであった……。
が。さすがにやはり食いすぎか。
その足取りは、決して軽やかとはいえないもので……。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からゲーゲン・アングリフさんが去りました。