2022/06/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > 「―――この後、ウチとデートせえへん?♥」

なんて声を掛けられたのは、果たしてキルシュナの知り合いなのか赤の他人か。例え後者だったとしても、声掛けに併用された高度な認識改変はエロ猫のデートを断る事を許さずに、むしろそれを喜んで受け入れてしまう弾む気持ちを相手に感じさせたはず。
その"デート"に際してキルシュナが願い出たのは

「折角のデートなんやしぃ、今はもう夏やろぉ? ウチ、薄手の生地の涼し気なワンピースとかでぇ、スカートも短めなん着てきてもらいたいなぁ♥ ――――あ、せや……」

とまぁ、ここまでなら常識の範囲内と言えただろう。
しかし、ついでに思いついたと言わんばかりの様子で、内緒話でもするかの如くひょいと相手の耳朶に唇を寄せて紡いだ要求は、何ともキルシュナらしい猥褻極まる物だった。

「―――ノーブラ、ノーパンで来たってな♥」

無論、ここでもアルトヴォイスに乗せた淫術が作用していて、相手はその要求に通常通りの羞恥を覚えつつ『はぁ、もう、しょうがないなぁキルシュナは…』みたいな感じで承諾してしまうのだ。

そんなやり取りから小一時間程。
真夏というには控えめな、それでも十分な熱気を孕んだ陽光が中天を少し超えた場所から照り付ける中、それなりにおしゃれした猫娘は噴水広場で黒尾をくねらせ着替えを終えた相手の到着を待っている。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > 「……はぁ?」

一仕事を終えた後の帰り道にたまたま出会った顔なじみ。
挨拶もすっとばしての――いや、いかにも彼女らしい挨拶に不機嫌そうに眉を寄せる銀髪の女。

「行くっていってない」とか、「勝手に話を進めないで」とか間に言葉を挟んだが……。
なんとも楽しそうにデートのプランを話す言葉と表情に毒気を抜かれてしまってか、最終的にはため息を吐きながら

「わかった、わかったわよ…………」

折れてデートを受け入れる。
仕方ないわね、なんて腕組しながら顔を向ければ――。

「……は?」

冒険者として活動しているこの女があまり着ないような服装で、なおかつ指定が+α。
呆気にとられつつも―――。

「ん、もう……」
仕方がない、こういう人だから仕方がない。なんて諦めたのが小一時間ほど前のことで。


――――――

「間に合ってるわ」「相手いるから」「また気が向いたらね」

そんな断りの言葉を何度吐いたことか。
少し歩きにくいヒールサンダルで向かう先は噴水広場。
ノースリーブの、青いワンピース。
女の豊満なバストが横から覗き込めそうでもあり――歩くたびに揺れる丘が男に受けるのだろう。
よく揺れはするけれども――まさか、その下は何もつけていないなどとは思われず。

歩幅も心なしか狭め、なるべくミニ丈のワンピースのスカートがめくれないように。

そんなじれったさは恥ずかしさか、それとも――?

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイリーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイリーナさんが現れました。
キルシュナ > なんだかんだ言いながらも最終的には折れてくれた彼女に対し「にひひっ、これやからイリーナちゃん好きや♥」なんて軽口を飛ばして一時別れ、僅か時間をおいての待ち合わせ。
待ち人の到来は、微かなざわめきと男達の視線の動きからすぐに分かった。
猫耳をぴくつかせつつ切れ長の金眼を向けた先、こちらに近付く涼し気な服装の美女を目にすればエロ猫は感嘆の声を上げて歓迎する。

「――――おほぉ♥ ええねええねぇ♥ イリーナちゃんみたいなかっこええ系のお姉様がこぉいう格好すんのはなんやクるもんがあるなぁ♥♥」

背丈自体は平均的。
しかし、銀髪赤眼の美貌は女だてらに冒険者などやっているだけあって並みの男など歯牙には掛けぬという気の強さを感じさせるし、メリハリのはっきりしたボディラインは広場入り口でも声を掛けられていた事からも分かる通り男達の視線を釘付けにするに十分な物。
そんな彼女が苛烈な見目とは裏腹にミニ丈の裾を気にする所作は、その涼し気な蒼布の下に何も身に着けていない事をしるキルシュナ的にはたまらぬ物があった。

「くふふ♥ 言われた通りの格好してきてくれたみたいやねぇ♥ こっちもリクエスト通りなんかな?♥」

無造作に伸ばした褐色の細腕が腰を抱くかの動きでぬるんと撫でるお尻の割れ目。
スカート越しとは言えど薄手の生地は下着の有無をはっきりとキルシュナに伝えるだろうし、それを受ける彼女の方はただでさえ頼りない涼しさに意識が向いている場所への卑猥なタッチにぞくぞくっとした喜悦を走らせる事だろう。
美女二人の会話という事で既に多くの人目を惹いてはいるも、この程度の接触なれば軽い戯れとして流される程度の物だろう。
まぁ、パンツ穿いてない彼女からすればそんな気楽な物では無かろうが♥

イリーナ > 肌の上に衣服が一枚。
意識をするなというのが無理があり、どことなく視線は落ち着かないし、歩き方もちょっとぎこちない。
どことなく不安そうな仕草や雰囲気を男達も感じ取って声をかけてくるのだろうか。


「――ぁ」

そんな中で見つけたお相手。
胸の下で腕を組み――強調するような仕草になってしまい、胸の頂がわずかにワンピースを押し上げた。
顔を背けながら「そっちの指定でしょ」とか素っ気なく言葉を返そうか。

「――っ」

ぬりろと伸びてくる相手の手。
薄い生地越しにはっきりとわかるお尻の割れ目。
触れるほうも、触れられるこちらも感じ取れば。

「――はや、く。 デートでしょ。 リードしてよ」

身震いするのを誤魔化すように身体を寄せ、相手の腕に柔らかな胸の丘が押し当てられる。
こちらも言いつけ通りに――とばかりに柔肌の感触を伝え。
周囲の視線を気にしてか、速く離れたいとばかりに腕を絡ませようとするだろう。

キルシュナ > 「にひっ♥ よっしゃよっしゃ、ちゃぁんとノーパ……おっと、言うた通りの格好してきてくれたみたいやね♥」

口にしかけた失言を慌てて言い換えたかのそれは、今この瞬間とてたまらぬ羞恥に苛まれているだろう女冒険者を弄るための物。にまにま笑いの大口を見れば明らかである。
無論、何気ないふりして二人の近くで耳をそばだてていた男達にもその失言は聞こえただろうが、正解に辿り着く者はほとんどいまい。
ヘタな声掛けなどすれば返答代わりに強烈な右ストレートを見舞ってきたとておかしくない強気を伺わせる美女が、よもやそんなマゾ奴隷めいた格好でうろついているなんて想像できるはずもないだろうから。

エロ猫とてここでおっぱじめるつもりはない。
がっつり彼女との露出デートを楽しむプランニングは出来ている。
そのため、近付く彼女に対して純白のウィングドスリーブから覗く褐色腕をひょいと持ち上げ、本日のパートナーを受け入れると

「ほな行こか♪ まずは近くの露店市場でも冷やかしに行って、うまそうなもんがあったら軽く喉を潤しとこ。ウチ、待っとる間に喉乾いてしもたん」

などと言いつつ歩き出す。
デニムのショーパンをむっちりと太腿に食い込ませた長脚の歩みは、隣合う彼女の歩幅にさり気なく合わせたスマートな物。
とはいえ、裾を気にしつつ歩かざるを得ない彼女にとっては、不安を煽る物となろうか。
露出した肌に照り付ける陽光の温かさに対し、進ませる双脚の付け根を嬲る風の涼しさは下着を着用していない無防備極まる姿である事を否応もなく意識させるだろうから。
その上、長躯の高みにある金眼がにまにまと見下ろす先が、薄手の蒼布をぷくっと膨らませる双丘の頂なのだからそちらの方にも羞恥の意識が湧いてくるはずだ。

イリーナ > 「……なによ?」

ツン、と頬を軽く膨らませて視線をそらした。
どことなく口数が少ないのも余裕のなさの表れであろうか。


「あんまり人の多いところは行きたくないんだけ、ど――……ん。」

差し出された腕に腕を絡ませて身体を寄せる。
褐色美女のスマートなリードに少しばかり安心してか頬が緩んだ。

「たしかに暑いし――……。」

日よけとばかりに空いている左手を目の上に上げて影を作るが……。

ノースリーブのワンピース、さらにノーブラとくれば……ちらり、と隙間から生肌が見えてしまうだろうか。
それに気が付けば慌てて腕を下ろし、誤魔化すように左腕を自分の胸の下を通して相手の衣服を軽くつかむことになるだろうか。

キルシュナ > 喉が渇いたなどという口実は、もちろん口先だけの事。
彼女が着替えてくるまでの間に軽い下見は済ませてある。
向かうドリンク屋の目星もばっちりついていた。
そして、そこに向かう間とて傍らを歩く女冒険者にとっては不安と羞恥、そして内に秘めた被虐性癖を刺激して止まぬ物となるはずだ。

人の多い所に行きたくないという当然の呟きに猫耳をピクつかせつつも聞こえぬフリを決め込んで向かった露店通りには、平日の昼間と言えど大勢の行き来がある。
褐色肌と黒髪の取り合わせもエキゾチックな長躯のむちむち猫娘と、男勝りの顔立ちに反してガーリィなワンピースの涼し気な美女が、組んだ腕の密着ぶりも妖しい仲睦まじさを見せつけているのだ。
すれ違う者は当然の事、客引きの声を威勢よく響かせていた店主までもが思わず言葉を呑み込んでねっとりと絡みつくような視線を向けてくる。
彼女の恥ずかし気な所作が何とも言えぬ色香を放ち、それが故にぷくっと蒼地にぽっちの膨らみを見せる双丘や、裾を気にする脚線の付け根、すれ違った後にミニ丈スカートに浮き上がるお尻の丸みに男達の視線を集中させていた。

「――――おほっ♥ 生腋エッロ♥ なんやイリーナちゃん、そない慌てて隠す事あれへんやんか。ほれ、あっちの子もむっちゃ残念そうな顔してんで?♥」

にやにや笑いで顎をしゃくって指し示すのは、最初の目的地でもあるタピオカドリンクの販売露店。
そこでは、日に焼けたきつね色の肌の健康的な少年と言うべきか青年と言うべきか微妙な年頃の男性店員が、客に商品を渡し終えた格好のまま固まって先程晒された美女の腋に名残惜し気な凝視を向けていた。

イリーナ > 「……ねぇ、ちょっと――……むー」

明らかに人通りの多い方向へとリードされている状況に唇を尖らせるが、こちらに選択肢などあるはずもなく。

胸の揺れも、ミニ丈から流れ込んでくる風も、お尻に張り付くスカートも。
全部が全部気になってか、落ち着きがなく空いている左手であちこちを抑えて少しでも目立たなくさせようとする仕草。
逆にそれが周囲の視線を引き付けてしまうけれども――それを流せる余裕もなく。

「見世物じゃないんだけど。 ほらさっさと注文しましょ」

固まっている青年の視線から逃れるようにそっぽを向き――「何見てるのよ」と言わんばかりに赤い目をキツく細めながらにらみつけ。
とにかくここから離れたいとばかりにぶっきらぼうに一番小さなサイズのタピオカドリンクを注文するだろう。

早くしなさいよ、と腕を絡ませる褐色美女にも注文を促して。

キルシュナ > 『うぁっ!? い……ッ、いらっしゃい。ご注文をどっ、どーぞっ!』

大勢の住まう王都においてすら早々目にする事の出来ない美女二人の取り合わせ。
その上、蒼ワンピの美女が褐色猫の二の腕にむにゅりと豊乳を押し付ける様子は青年の如何わしくも非現実的な妄想を煽ってならない。
そんな二人がよもや自分の店に来るという幸運に恵まれるとは思いもしていなかったのだろう。
思わず茫然としていた少年は、イリーナの咎める様な言葉にビクッとしつつ、他の客に向けるのと同じ定型文を少々裏返った声音で放つ。
日焼けした頬を若干赤らめ、しかし、どぎまぎとした様子など見せぬようにいつも通りを心掛ける様子は思春期の少年ならではの初々しさ。恐らくは童貞なのだろうと言うのが、エロ猫はもちろん、女冒険者の目にも伺えようか。
無理矢理に作った営業スマイルは理性を総動員して二人の美女の顔だけを見る様にしているも、それでも時折ちらっ、ちらっとノーブラならではの柔らかな拉げっぷりとサクランボの突起を蒼布に浮かせるイリーナの豊乳に視線が誘引されている。
思わず漏れそうになる忍び笑いを必死に堪え

「ん~~~、せやねぇ。ウチはこのタピオカマスカットティーっちゅうやつにしよかな。っと、あかん、あかんで、イリーナちゃん。夏場っちゅうんは意外と水分消費するもんなんやし、もっとがっつりいっといた方がええよ! ちゅうわけで少年、もうワンサイズ大きいやつにしたってな」

女冒険者が何を言う間も無くさっさと二人分の支払いを済ませ、緊張気味な手つきで差し出されるドリンクを受け取り彼女にも渡す。
その際、無詠唱で発動させた淫術で卑猥な効果を付与しようとするのだけれど、金眼が改め彼女を見つめた。
縦長の瞳孔の肉食獣めいた凝視が探るのは彼女の内面。
彼女は排泄を他者に見られるという背徳の愉しみを知らぬ様だが、それは果たして小水の方にも発揮される物なのかどうかを確認しているのだ。
もしも彼女がそちらの方も苦手としているのであれば、予定していた利尿作用ではなく、男達から視線を向けられる度にその身の発情がどんどん深くなっていくという術式に変換するつもりである。

イリーナ > 「ふつーので、サイズ小さめ」

ぶっきらぼうな投げやりな注文。
睨むような視線を向けた相手の少年の初々しい反応に、ちょっときつすぎだったかしらと唇が後悔をにじませるように閉められる。

……視られている。
が、ここは我慢、我慢と自分に言い聞かせながら目を閉じて組んでいる腕を引いて離れようとする意志を示すが。

「それはそうだけど――っ」

思わず向けた視線に吸い込まれるように――息をのんだ。
曰く「痴態を見られるのはいいけど、そういうのはちょっと……」だそうである。

「……ありがと」
左手で受け取るタピオカミルクティー。
不愛想な対応をしてしまった青年にも感謝とばかりに腕が軽く上がり――……ちらり、と生腋とワンピースのわずかな隙間から柔らかな胸が見えてしまっただろうか。

キルシュナ > 「―――――んふ、しゃーないなぁ。ほい、イリーナちゃんの分や」

準備していた術式を一瞬で組み換え、魔光の一片すら漏らさずドリンクに浸透させる。宮廷魔術師だとしてもそう簡単に行えぬ高度なアレンジは、才能の使い方を間違えているとしか言えぬ物。
エロ猫の手から受け取った小さめサイズのそれが伝える心地よい涼気は、そんな卑猥な魔術が施されている事などまるで感じさせはすまい。

『――――っ!』

女冒険者のさり気ないサービスに他愛なくびくりとする少年の頬が、はっきりと見て取れる程の熱を帯びつつ『ぅあ、ありがとうございましたーっ!』辛うじて及第点となる接客を終えた。
そんな少年のいつまでもしつこく向けられ続ける熱帯びた凝視をミニスカートのお尻に浴びつつ露店を後にする。
傍らを行くパートナーが薄布一枚だけを裸身に纏ったいやらしい姿である事など匂わせぬ、普段通りの軽薄な様子を見せるキルシュナはちゅるちゅると手にしたタピオカドリンクを啜りつつ、あちらへこちらへ無目的に数々の露店を冷やかす。
時に品の良いレースのハンカチを広げ、時に銀細工のアクセサリを傍らの女冒険者の首筋や耳元に合わせ

「――――なぁ、これ、アレっぽくあれへん?♥」

などと言いつつ手にした南国果実、反り返りといい太さと言い長さと言い、エロ猫の口にした"アレ"を想起させて止まぬだろう物を指で作った輪っかにぬぽぬぽさせるなんて事もしつつ、エロ猫らしからぬ平和なデートを謳歌する。
――――が、夏の熱気に促され、良く冷えたドリンクを一口でも飲めば最後。
あちこちから向けられる男の視線はじくじくじくじく女冒険者がその身内に秘めた被虐性癖を刺激して、徐々に徐々にその肢体を発情させていく。
熱帯びた体躯はエロ猫の二の腕に押し付けた双丘の先端を硬く尖らせ、すれ違う男達の鼻の下を伸ばした不躾な視線にぞくりと背筋を舐め上げられる。
夏風がミニスカートを揺らして恥丘を擽れば、指先でそっと秘裂を撫でられたかの錯覚さえ感じるはず。