2022/06/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 雨傘をさして大通りを歩く。天気が悪いせいか、週末にしては通行人もすくなくて、のろのろと動く自分には助かる状況。水溜まりを踏まないように足元を見つめながら進んでいると、先の方に小さなアマガエル。
近寄っても微動だにしないから死んでいるのかと思えば、雨を浴びながら、まばたきしているのが見えて。

「…踏まれてしまいますよ……」

人通りがほとんどないような場所なら、このままのんびりさせていてもよかっただろうけれど、広い通りだとそうもいかない。誰もが足元を見ながら歩いているとも限らないから、もうすこし端の方に逃がしてやれないかと小首をかしげる。
とはいえ、素手で触れるような勇気もないから、近くの地面をとんとんと踏み鳴らすくらいの事しかできない。
より道の真ん中に向かってしまわないように誘導しようと試みているさまは、傍から見ると不審に思えるかもしれないけれど。

ミンティ > 何度か誘導を試みた結果、ようやく道の端の方へ移動していくアマガエル。そのまま植えこみに姿を隠したのを見て一安心。ふと我に返ると、なにをしていたんだろうと思わなくもないけれど。
あらためて本来の目的を済ませにいこうと、傘をくるくると回しながら、雨の向こうへと消えていき…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 魔道具店」にクレイグさんが現れました。
クレイグ > 【待ち合わせ待機中】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 魔道具店」にハクさんが現れました。
クレイグ > 王都平民地区の一角にある魔道具屋。
クレイグが遺跡などで見つけた魔道具を売り払う店であり、魔道具の作成なども行ってる店。
最初は魔石納入の依頼で知り合い、魔道具関係はこの店で売買することになった店である。
盗難防止に見張りの人間や魔道具、魔術などが使われている事も注意事項として説明を入れておいて。

「ここが俺が主に使ってる店になる、入り口近くは簡単な魔道具が多いな、火つけとか、水作成とかな。
んで、棚に飾られてたりするのは高価な奴だな、障壁だったり、結界だったり。
あとは、此処に出してない高価なのもあるらしいから、気になったら店主に聞いてみてくれ、大抵魔力を注がないと使えないから俺には縁がないけどな」

その店に入って簡単に説明をする。
生活に便利な物はいくつか並べられていて。
防御系やある程度以上の特殊な魔道具が壁にある棚に乗せられている。
壁に掛かっている武器は、切れ味向上のかかった剣や、重量増加の効果があるハンマーなど武器系がならぶ。
その近くには防具もあり、それらも魔道具らしい。

「んで、あの奥は所謂大人の玩具系な、ローターとか色々あるぞ。
ちなみに魔石使った使い切りの魔道具なんかもあるけど、俺は基本ほぼ買わないな」

奥の方にある次の部屋への扉を示しながら、そうハクに声を掛けて、くっくと喉奥で笑う。
魔力が判らないので、使い切り系がいつ使えなくなるか判らないのだ。
昔それで困ったことがあったのでそれ以来は、基本魔道具は売る専門らしい。

ハク > 今日は冒険者仲間の1人であるクレイグの案内で彼の贔屓の魔道具店につれていってもらう予定になっている。
朝の鍛錬も終えて軽く汗を流し、朝食を食べてから昼まで冒険者ギルドで簡単な仕事の依頼をチェック。
薬草探しや数日後出発の護衛依頼を見つけて満足してから指定された場所に向けて足を進める。
平民地区のとある広場で合流し、そのまま連れてきてもらった魔道具店に入ると……

「思ったよりも広いでござるなぁ」

正直いって、棚1つ分くらいの広さの店、という想像をしていた。
だが入った店の入口こそこぢんまりとしていたものの、中は意外に広い。
自分(子供サイズ)を縦に2人並べたような高さの棚が何個もあり、品揃えも豊富そうに見えて驚きの声をあげてしまう。

クレイグの説明を聞きながら入り口でしゃがみこみ、床の箱においてある魔道具を触る。
店主の許可もある、と言う話をきいたので少し魔力を通してみると手のひらサイズの棒の先から火が出たり、コップの中に水が自動で湧き出すものなどがあった。

なるほど面白いと思いながら他にも色々な魔道具に触れてみる。
高価なものは流石に弁償が怖くて魔力を通す事はなかったが――

「いや、まぁ、うーん……いやクレイグ殿が使ってみたいのであればいいでござるが。
 ひとまずはそれがし、解呪系の方が見たいでござる」

くっくっく、と笑みを浮かべるクレイグの言葉に半眼で受け流しつつ、はぁ、と息を吐く。
子供姿であれば親子程にも見える差ではあるが、セフレのようなものだ。
別に使いたい、というのであれば後で見るのもいいと思いつつ……
今は最近、特に制御失敗しがちの淫魔心臓の浄化ができたり、呪いを移すような解呪系の魔道具がないかと棚を見上げながらとことこと歩きはじめた。

クレイグ > ハクからの半眼の視線を受け流しながら。

「解呪系なら、確かこっちだけど…結構高かったと思うぞ。
後は効果高いのはどうしたって貴族やらが買ってくから良いのがあるかは運しだいだな」

棚の一角、様々な装飾品風の魔道具が並ぶ一角を指さして。
そこが解呪系の魔道具がある場所らしく、その中に一際変わっているのは。
何かが書かれた紙が置かれている事、それも商品として、だ。
それを見て、首を傾げて店主にそのことを聞いてきた男がハクへ告げるのは。

「なんか、東方から流れてきたやつが作った魔道具らしいぞそれ、使い捨ての『おふだ』とかいう物だってよ。
効果はそこそこ、ただ使い捨てだから割高になるらしい」

店主が嘘はいって無いとは思うが、そういった文化に縁のない男は本当かねと首を傾げており。
他の解呪用魔道具の方をメインにみている。

「しかし、見てもやっぱ判らないな…ハクはこれ見て判るか?
簡単な説明あるけど、呪いには掛かった事ないから実感が湧かないんだが」

それぞれの道具にある程度こういった呪い等を解呪できますと書いてあるのだが。
男にはそこら辺は全くで、眺めているに等しくて。

ハク > こちらの要望に素直に案内され、店の中へ。
店主の目が届きやすい、高い棚ということはクレイグの言う通り価値が高い、という意味なのだろう。
他に比べてもセキュリティの度合いが高いので納得しながら棚の品を見ていく。

「いやまぁ、それはまぁ理解はしているでござる。
 実際、いくらか試したりはしたんでござるよ。
 例えばこれなんかは、それがしには効果なかったモノでござるな」

クレイグの言葉にも肩を落とし、しっぽもしゅんと項垂れながら答える。
棚の中段においてある、10000ゴルド程の解呪用の結晶だ。
使い捨てであり、それを握りしめる事で結晶に呪いを移してしまうというタイプのものだが……
なんとか手に入れ使ってみたものの、自分の呪いの総量を受け止める事ができず結晶が砕け散ってしまったのだ。
今でこそ国に染まって娼婦仕事も割りと行っているので生活費も潤ってきているものの……
当時は性的行為にもまだ忌避感が強かったため、喪失感が大きかったことをしみじみと思い返して。

「む?むー……あー、たしかに見た事あるものでござるな。
 使い方もわからなくはないでござるが……26000ゴルド!?
 いやちょっと流石にこれは無理でござる……」

続いてクレイグが出してきた札を見て、少し驚いた顔をする。
書面もかつて見た記憶があるものであり、実際に効果はありそうだが――
その値段に飛び上がり、尾をぶわっと膨らませてしまう。
手持ちの全財産でも払えないので無理だと両手をふり、店主に返させて。

「む、まぁわかるでござるな。
 こう見えて解呪系魔道具にはかなり知識がある故、書いてある内容も間違いないことはわかるでござるよ
 値段も相応からやや安いので良心的な店だとは思うでござる。
 ……まぁ、ところどころにある『確かに嘘はついてないが副作用がある』解呪品を高値でおいてるのはどうかと思うでござるが」

クレイグの質問にもうなずき、返事を返す。
店の品は見て回った感じは品質もよく、良店であろうことは理解できる。
ただ、ところどころ、恐らく店主はわかってボっているような品も見えるのが苦笑を浮かべてしまう原因だ。
例えば目の前にある『異性避けの呪いの解呪アイテム』だが、たしかに使えばかけられた異性避けの呪いは消えるだろう。
だがその副作用として色狂いになる可能性がある呪いが発生してしまうアイテムだ。
命に別状はないが……まぁ、『わかって』買う人もいるためこれも商売なんだろうと思い。

クレイグ > ハクの経験や説明を聞きながらそんな事もあるんだなと頷いて。

「解呪の品で呪いにって、本末転倒だな…それでも売れるってのも驚きだが。
そういえば、教会とかそっち系での解呪は…実力と喜捨の問題があったな」

魔道具を探しているという事は、教会系は当たった後なのだろう。
解呪のできる人間の少なさと、そういった術に関しての料金…喜捨が桁違いと聞いた覚えもある。

「それ書いた奴も王都にいるだろうけどさがしてみるか?
本人からなら少し安くなる可能性もあるけど」

とはいえ、王都の何処にいるか分からず、店主も流石に教えてはくれないだろう。
飯の種であり、魔道具の製作者等の情報は当然秘匿するべき情報、その中でも厳重な管理をしているだろう。
運よく探し出せても、そこから更に交渉などをしなくてはならず、かなりの手間になるのは確実で。

「言ってて、あんま現実的じゃないなと思えてきたな。
ある程度貸せるけど、流石に、あの値段は…きついな。
ほかは、ハクから見て、意味が無さそうなんだよね?」

無理ではないが、その後の生活が続けられなさそうな値段であり。
ぱっと出せるような額ではない、その事実に苦笑しながら、他はどうかと問いかけて。

ハク > しっぽをふりながら他の解呪の魔道具をいくつか手にとる。
説明しながら見つけためぼしいアイテムを、一度試してみるように買ってみようと思ったのだ。

「毒をくらわば皿まで……じゃなくて、何でござったかな。
 まぁ、別の呪いで今解呪したい呪いを消してしまう、というのも一つの手ではござる。
 ちゃんと残る呪いと折り合いつけれれば、マシでござるよ。
 例えば……そうでござるなぁ、クレイグ殿のは呪いではないでござるが、似た呪いの解呪アイテムでこういうのもあるでござる」

話のタネに、と先程見つけた1本の細い針を入れた箱を手にとりクレイグに渡す。
その針は非常に細く、箱から出してしまえばもし落とせば何処にあるかわからないほどに小さいもので。

「魔力を発散できない呪いの解呪品でござる。
 それを尿道にぷす、っとさせば魔力を発散させることができるようになるでござる。
 ただし魔法はちんぽから出る、というやつでござるよ」

一種のジョークアイテムに近い、だが人によっては割りと真面目に解呪したいが金がない……
という性質の品だった。お値段もこの棚近くにありながら600ゴルドと割とお手頃な値段になっている。

「いや、まぁ流石にそこまでは大丈夫でござる。
 これだけの値段のあるもの、製作者を探すのもまた難儀でござろう。
 とりあえずこれらの品、試してみるだけ試して効果があればよし、という感じで今日は満足にござる」

札の製作者の話には流石に首を横にふる。
一応、解呪しなくても命に別状はない――というか不老不死のせいで別状もへったくれもない状態だ。
生き延びるだけであれば解呪しないほうがマシな状況でもあるため、笑ってひとまずはナシにしておく。
手にとった2つの品は『発情する呪いを解呪する』ものと『上書きされた気配を元に戻す』ものの2つだ。
先程の札のようなものではあるが、こちらは西洋風のものでどちらかといえば絆創膏に似たものと、耳用のカフスになっている。
この2つでも合計8000ゴルドとなかなかの出費ではあるが、これくらいならまだなんとか、といえる懐事情ではあるのでこれらを買うためにひとまず店主のところに向かう。

クレイグ > 小さな針を見ながら、そんな呪いもあるんだなと考え。

「俺の場合は体質だからな、これじゃならないだろうけど。
確かに今まで使えてた魔力が使えなければ、こういうのに頼る可能性もあるのか」

そして、効果と値段の話を聞けば、さもありなんといった感じで苦笑し。

「そうか…ま、ハクが問題なければいいか。
そうだな、自分から言いふらすこともないだろうしな、下手すれば誘拐されかねないし。
わかった、それじゃ一応一緒に行くか」

いっしょにいたのを見てるので店主もおかしな会計はしないだろうが、念の為に一緒に会計にいって。
自分では判らない魔道具を買ってるのを見て。

「しかし、そういう形の魔道具もあるんだな。
普段見るのは、装飾品とか武具がおいんだが、普通に効果が乗せられる造り手が凄いのかね」

特に絆創膏っぽいほうは、本気で言われなければ判りもしないだろうなと、肩を竦めて。
ハクが商品の代金を支払うのを見守ってから。

「とりあえず、試す時は見張りとかいるなら手伝うからな」

と告げて。

ハク > きちんと支払いを終えて、受け取った品を魔蔵庫の術で作った空間倉庫の中に片付ける。
とりあえずこれだけでも今日きた分の得をした、という様子で気分よく尾を左右に振り。

「まぁどうしても使いたいが金が無い場合、用でござるな。
 前に貴族の中でそういう遊びが流行った、とかいうのも聞いた記憶はあるにござる。
 まぁ……タチはよくないものでござったがなぁ。
 副作用を使って女の中に魔法を放つ、という遊びがあったとか聞いたでござるよ」

針の解呪アイテムの副作用の呪いを使ってそんな『遊び』をした、という噂を実際娼館で聞いた事があった。
曰く、入れた後で先から水魔法を出して膣内洗浄じみた行為を行った、とかいうものだ。
噂でしかないので嘘かもしれないが、数件同じような噂を聞いたので真実だったかもしれない、と思いつつ……

「どうでござろうなぁ、まぁこういうもの作るのは作者の趣味、という話も聞いたことある故。
 もしくは作者の技量でこういうものにならざるを得なかった、という可能性もあるにござるが」

カフス型はともかく絆創膏型は自分もあまり目にしたことがないものだ。
若干珍しいな、と思いつつ――説明書きを見るに呪いが植え付けられている場所にはること、と書いてあるのでまぁ、左の乳房、乳首あたりに貼らねばならんか、などと思って。

「まぁそれより、後はあっち見るでござるよ」

ひとまずは満足、という様子でクレイグに先導するように隅の方、大人の玩具コーナーのほうに尾をふりながら進んでいく。

クレイグ > 「…貴族ってのは馬鹿な事するんだな。
金がない人間がどうしてもってのは判るけど」

大きなため息をついて、呆れたような表情を浮かべて。
貴族のなかにおかしなのがいるのはしっているが、其処までイカレテいるとは思ってなかったと苦笑して。

「趣味だと普通に見つけるのは無理だろうな。
技量ね…貴金属とかは難しいとかあるのかね…『おふだ』も紙だしなあれ」

絆創膏しか作れなかったというのは、こう、どうなんだと思いながら。

「そうだな、今日は売るものもないしあっち行くか」

二人で大人の玩具コーナーは入り込む。

こちらは少し薄暗く、棚などに様々な玩具や、ポーション、艶本などが置かれている。
通路の幅は人がすれ違える程度で、此方にも見張り入るのだが、表程は目立たない様な服装で立っている程度。

「何から見ていくかね…ふむ、あっちからいってみるか?」

男が示したのは、小型の物が置かれてる辺り、ローターや二プルリングなど、掌に収まるような品々が並んでいる。

ハク > 「まぁあくまで噂でござる。あまり信じないほうがいいでござるよ」

手をひらひらとふって冗談めかしながら、そこだけ区切られたエリアに顔を差し込んで中を見る。
あまりこの国ではこういう性的玩具の類がこのように別コーナーに分けられている事は見かけない。
だがなるほど、こうしてあえて区切りを作られていると『そういう行為のためのコーナー』のように見えて淫靡な空気を漂わせるのだな、と少しばかり驚いていて。

「そうそう、札なんかは呪術と結界術あたりが必要な技術とは聞くにござる。
 そしてそれらを打ち込むには紙が最も適している、という話でござるな。
 自分にはそういうものを作る技術がないでござるが、そういうものなんでござろうよ」

今日は他に客はいないらしい。
薄暗いコーナーに入って並べられた品の様々を見ながら先程から続けていた雑談を続けていく。
見た目こそ子供で流石にこの国の人間でも「ちょっと早いんじゃないか」と思うような見た目ではあるが、ミレー族ということもあって、かつクレイグのように大柄な男性もいることで特に指摘されることもないのだろう。
ある意味約得?であろうか。

「前にクレイグ殿が使ったアレはすごかったにござるなぁ。
 例えばあぁいうのは幾らくらいするんでござろうか。
 ほらあの、なんかブルブル震えるボールで、子宮にねじ込んでもまた他の器具で取り出せたアレでござる」

とりあえず手近にあるのは恐らく安物のローターやリング。
魔道具?というようなものも並んでいることに少し首をかしげるが、まぁそういう事もあるのだろう。
特にニプルリングに関しては見た感じただの鉄製のリングで、何が魔道具なのかわからない。
そういうものを見ながら前にプレイで使った道具を思い出して口に出してみる。

クレイグ > 呪術と結界術と言われて、ふむと頷いて。

「そういう術使える人間が路銀稼ぎに置いてった可能性もある訳か。
ほう、そういう知識は皆無だからある意味で為になるな。
俺にもないしな、というか魔力絡んだらもう何もできないし」

知識を持っていること自体が悪くないのでそう言う事もあるのかと心に留め。
ハクを連れて棚の近くへ、恐らくはハクの外見から男の奴隷と見られているのだろう、特に何も言われず。

「あのタイプは、こっちにあるのくらいだな…紐ついてるのより流石に高いぞ。
えーと…目がおかしいかな、桁数が他のと違って見えるんだが」

そこら辺にある魔力持つ人間が触ると震えるスイッチ無しのでもそこそこするのだが、以前使ったリモコンに本体を惹きつける系は値段がおかしかった。
この国が色事に対して活発とはいえ、どうなんだろうと思わされるほどで。

「調べて貰った時売ってくれって、店主がしつこかったわけが判ったわ」

多分似た感じの効果を持つものを示し、その近くにあるシュシュの様な物が目に入る。
説明を呼んで、近くの店員に少し試して良いか聞いて…その際少し心づけをわたして、許可を得て、手に取って。

「他にきになるのは、なにかあるか?」

そういいながら、ハクの傍によると手を伸ばして、指先で尻尾の付け根を軽く撫でる。

ハク > 色々納得してくれたことに頷きつつ、物色を続け。

「そうでござるなぁ。故に、まぁ探すのも無理する必要はない、と思ったわけでござる。
 ともすればすでに札を作った主はこの国にいない、という可能性もあるでござるし」

眼の前の棚にある紐付きのローターなどを手にとりつつ、おー、と声をあげながら会話を続ける。
このコーナーのレジだろう場所に立つ男性の視線も感じるが、特に何も言われないので気にせず魔道具を見ていき。

「……いや流石に、遊びのためだけにこの値段はだせないでござるよ?」

クレイグが見つけた紐なしの、あの時プレイに使ったものとほぼ同じ道具を見つけてきて。
その値札をみて目をむいた。
なんせ、さっきかった解呪の魔道具とほぼ値段も変わらないものだったのだ。
流石に無理、と首をふってからちょっとため息をつく。

「まぁ、この値段なのもこれで売れるからでござろうなぁ、買うのは貴族か豪商か、といった感じでござるが。
 うーん、それがしが好きそう、でいうとこの辺とか、この辺とかでござるかなぁ……
 て、ひゃんっ」

この値段のものをほいほい買うのはどれだけなのか、と思いながら軽く笑いつつ答え。
続く質問には、まぁ自分の性癖として……ということで尿道に差し込む細い棒や、キーワードで震えるピアス、などを指差す。
他には、といって目につくものは拘束具系のものだろうか。首輪と手足につけたものが魔力かキーワードで紐で結ばれ動けなくなるもの、というもので。
あとは筆。なにやらこの筆で体に書いた落書きで淫術が発動する、というものらしいが……

というものを見ていたところで尾の付け根、という性感帯の1箇所をくすぐられて尾をぶるっ、と震わせる。
実際そこが性感帯で、強く根本を握られたり叩かれると交尾スイッチが入ってしまう、というのは何度も体を重ねたクレイグは重々承知のことだろう。
だからこそ、そこまでにならない程度の触り方だったが、例えるなら男のペニスの根本を撫でられたようなものだ。
びっくりして声が出るのも仕方ないだろう。

クレイグ > 「そうだな、探すにもきついしな、見つけないとハクが死ぬとかじゃないし。
補給で寄って金が必要だったとかか、可能性はあるな」

あの宝箱での一番のあたりという感じなのだろうか、昔と今で価値が違いそうだが。

「とりあえず、変えなさそうなのは置いといて。
こういうのか、ハクってなんだかんだで今はその体で、楽しんでるよな」

値段は見なかったことにして、気を取り直すと。
そんな事を呟きながら、撫でた指を尻尾の先へ持っていくと。

「これ、付けると震える系なんだけど…普通にみたら頭とかにつけるのかと思ったら。
尻尾にお勧めって、教えてくれたんだよな、親切な店員が」

その先ッぽへ先ほどもったシュシュをパチンと取り付ける。
ハクに触れると小さく振動をし初めて。

「きにいったら、其処までの値段じゃないし、プレゼントするけどどうする?
他のも、ハクが気に入ったの一個くらいなら買えるかな、その位は余裕あるし、もってきてあるな」

少し体をかがめて、ハクの耳元で。

「使う時は、俺も楽しませて貰うだろうしな」

と、ふっと少し強めに息を吹きかけて、囁いて。

ハク > 「そうそう。解呪こそできれば嬉しいでござるが……」

とはいえ、もうこの体になって下手すると3桁の年数が過ぎている。
実家である母国に戻っても親類はもう居ないし、今でこそ解呪は子供が欲しいから、くらいのモチベーションになってしまっていた。
だからこそあまり強い意思で探すわけではない。
もっとも、淫魔心臓のせいで発情しやすいわ魔物には雑魚扱いされてやけに襲われやすいわと不利益もいくつかある。
だからこそそういうものは解除したい、と思っているが、現状死ぬほど不便、というわけでもないのだ。

「ん?んー……いやまぁ、たしかにそうではある、でござるなぁ……」

なんだかんだ楽しんでいる、と言われると否定はできない。
所属している娼館でもすでに体質のことは報告済みなので、『処女強姦プレイ』だの『種付けプレイ』だの、他の娼婦ではNGになるような行為もOKであるため、特殊な客がいるといえば居る。
子供ができれば嬉しいものの、人間の子供ができないというのはもう経験で理解しているので気にしていない。
避妊もいらず、そういうオプションの金が追加でかかることもない、というのも客獲得の1つの理由だろう。

「そうではある、でござるが、とはいえこんな外で悪戯するのもどうかと思うでござるぞ?」

髪の毛と同じ銀の毛並みを持つ狐尾の先端にシュシュがとりつけられ、締め付けながら震える。
これが根本までくると握られながら振動する、ということで発情するだろうことは目に見えているが……
別に抵抗はせず、もしクレイグがそのまましっぽの根本にまでシュシュを移動させようとすれば、抵抗なく受け入れるだろう。

「んむゅう……耳元で囁かれるのも、また恥ずかしいにござるな……」

耳も――というか全身、なのだが――性感帯ではあり、囁かれる言葉にもちょっと弱い。
耳を震わせつつ、少しそわそわした様子を見せて。

クレイグ > 関係を持ってから色々と聞いてはいるし、二人で楽しんでもいるわけで。
その際に娼館でするようなプレイもあれば、また違った中々危険な物もあり。

「いや、ハクと一緒に色々してる俺もあれだけどな。
この格好のハクとも何度もしてるし」

小さな状態のハクは、そういう娼婦を集めた場所でかなりの金を積まないと買えないレベルで。
しかも、その体はそういった娼婦と比べても、極上と言うしかなく。
そんな相手とこうして一緒に買い物などしているのだから幸運としか言えないな、と。

「そうだな、だから今は先っぽにつけるだけでな。
流石にここで発情されると、こまるしな」

くっくと喉奥で笑いながら、先につけたままで奥へは動かさない事を告げて。
ある意味で、焦らしでもあるのだろう、根元まで下ろせば発情するであろう事を判っているのだから。

「そういえば、耳も好きだったっけな…というか、嫌いな場所無いよな、確か」

そっと手を伸ばし、狐の耳を指先で擦りながら、苦笑して。
もう片手がハクの背中を撫でている。

「此処出たら何処か宿でもいくか?
王都だと流石に街中はスリルありすぎるし」

そうして、そんな言葉を続けて囁いて。

ハク > 最初の出会いの時からして、割りと器具プレイに走っている2人。
腟内に器具を仕込んだ状態で街中デートじみた事を行う、という事もやっている。
まぁ、ハク自身が露出性癖も持っているのでNGを出さなかったせいではあるのだが。

「うー……ん、いや、うむ、それがしも、この体のほうが楽、というのもあるでござるしな」

見た目は10歳、という本来性行為には向かない体格ではあるものの、今のデフォルトの状態はこの姿だ。
技を使い18歳程度まで成長できるとはいえ、そちらよりも今の体型の方が楽、というのは本音で。
だからこそ、この年の見た目で割りとNGが少ない娼婦、というウケはあるのだろう。
……まぁそれでも、ミレー族として登録されているのでハク自身の給与は少なめ、だったりするのだが。

「い、意地悪でござるなぁ……!焦らしプレイでござるかっ」

むぐぅ、と唸るように呟く。
実際、今根本までされたら発情してしまい、交尾をせがむのは目に見えている。
それがバフートのような奴隷が犯されているシーンが普通の街ならともかく、ここでは流石に……という理性はまだ残っていた。

「まぁ、まぁそうでござるな、あんまり感じない場所……っていうと、まぁ、そんなにないはず?でござる……」

耳先もつままれくすぐられつつ、しっぽの先で震えるシュシュに若干意識を向けている状態のまま。
背中も撫でられ顔を赤らめながら、続く言葉にしっぽをぱたぱたとわかりやすく振ってしまって。

「ん、宿いく……♥」

嬉しそうに、うなずいて見せるのだった。

クレイグ > 体の変化についても知っている訳だが。
所謂大人バージョンは、ハクの中では消費がある分、という感じなのではないかッと理解している。
戦闘などで、大人バージョンになる事もあるが、大抵は瞬間火力等が必要な場面が多い。
その点から考えると、切り札にも近いのだろうと。

「個人的には、どっちも好きだけどな、普段から無理してもらう意味はないし、良いんじゃないか」

見た目10歳の狐耳の少女といれば、ミレーの奴隷を連れているとしか見られないのもあって。
そこはあまり気にはしていない様子。
周りの視線が羨ましそうだったりするのをからかう程度には、楽しんでもいるわけで。

「いや、試し用の部屋とかいえば用意してもらえるけど…試しで終わらないだろう?」

焦らしプレイは否定せずに。
短時間ならこいった玩具、相性もあるしそこそこ値段もするわけで。
試す部屋くらいはある、それこそ試着室的な部屋が。
ただ発情したらそんな部屋で行える程度ではすまないだろう事も経験から判っており。

「だから、少し我慢してくれ…それの代金払って…そうだな、あんましてないし尿道を虐められる棒も買うか」

そうして、近くの店員に金を渡し、そのまま会計してもらって。
ハクの尻尾にはシュシュを付け、背中を撫でたまま、歩き出す。

「ハク、発情しかかってないか、甘い何時もの匂いがし始めてるんだけど」

ハクの体が興奮し始める事で漂う甘い匂いに、体を反応させつつ、苦笑して。
ハクの視線のたかさなら、マントの内側で、男の股間が盛り上がり始めているのも判るだろう。

ハク > ただ、クレイグとセックスする場合に限ってはある意味大人姿のほうがマシ、という点もある。
というのも子供姿のままだと魔力回復量が勝るため、お互いに相手を回復しあってかなり長い時間行為に耽るから、というのが理由だ。
体力面でも大人姿の方があるため持ちはいい。
ただ、魔力が次第に目減りして子供姿に戻ったりもするので安心できるのは最初から子供姿のまま、というわけである。

「んぅ、そう言ってもらえると助かるにござるなぁ……」

耳を撫でられ、体を撫でられ。
そこはある意味主人に懐いた奴隷ミレーと同じように手にむしろ体をすりつけるような動きをしてしまう。
試しの部屋、というところでもきっとそんな1時間2時間では終わらないだろう。
別にこういう場所の試しの部屋で外に聞こえるような状況で攻められるのも……まぁハクは好きな方ではあるが。
ただ、もう今の空気は宿に行く流れになっている。
それはそれで楽しいし好きなので、シュシュをつけられた尾をふりながらついていき。

「発情しかかって、じゃなくて発情しきってる、の方が正しいよ?
 早くクレイグのおっきなおちんぽで、おまんこどちゅどちゅ犯してほしくて、もうおまんことろとろだから……♥」

魔道具店から出たところで、頭よりちょっとだけ低い位置にあるクレイグの股間を伸ばした手で撫でながら娼婦状態の言葉で返事をする。
えへ、と笑みをうかべながらズボン越しに勃起をしゅ、っしゅ、とこすって刺激して遊び始めて。

クレイグ > 男の体質とハクの忙中術がおかしなというか、うまい具合に合わさった結果が。
止める気が無いと一日以上しっぱなしでも平気と言う状況を生み出してしまう訳で。

「こっちも役得だからな、色んな意味で」

ハクの体を自由にできるというという権利はかなり役得と言えるだろう。
娼館で買うのでもなく、こうして一緒に行動までしているのだから。
召喚に来る客が見ればうらやむのは間違いなく。

「根元まで下ろしたら本気でやばかったなそれ、あの場でって、言われても困る所だな。
いや、最終手段はあったけどな」

自分の股間を弄るハクを、ある程度マントで隠しながら、少し歩き辛そうにして。
近くの宿を探す、淫具を売っている魔道具屋だけあって、近くにそう言った宿も数件は直ぐに見つかるだろう。

「ほら、あそこに丁度いい宿があるし、あそこ行くぞ。
部屋着いたら、何回でもするから、少し落ち着け、ないか」

此方の股間を弄る手を止めず、宿の中へ入っていく。
部屋についた時には互いの準備は万全で、直ぐにでも始められる状態だろうと、そんな事を考えながら。

ハク > 「んー……♪」

しっぽを振りたくり、根本についたシュシュが震えながら締め付けてくる快感に嬉しそうな声を上げている。
もう完全にスイッチが入ってしまった顔で、ズボン越しにペニスを触って遊んでいる。
その事でクレイグが歩きにくそうにしているが、特にその様子を見ても手をとめることはしない。
むしろマントで隠されると、遠慮なくズボンごしに頬擦りをしたり、唇をつけてくんくんとズボン越しに臭いをかいだりして楽しんでいる。

「最終手段?」

すっかり発情状態になっているものの、別にクレイグの言葉が聞こえていないわけではない。
つまり、今歩きづらそうにしているのに悪戯をとめないのも、後で『お仕置き』されるかもしれない、という期待の上、というわけで。

その間にも行われる悪戯も、娼婦として磨いた技術で『気持ちよく感じても射精まではいかない』程度にしている。
ある意味焦らしの仕返しみたいな気持ちになっているかもしれない。
やがて、そのまま宿の中に消えていき……

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クレイグ > 【いったん終了】
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