2022/06/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 出かけたすこしあとくらいには雲が出ていたから、なるべく早く帰ろうと思っていた。けれど想像以上に早く太陽の光が遮られ、急ぎ足もむなしく、雨に降られてしまった。せめて表通りまで出られたならよかったけれど、逃げこめるお店もないような裏通りで立ち往生。
あまり人も通りがからないような、昔はこのあたりにも小さなお店がいくつか並んでいたんだろうと思わせる、今は賑わいの中心から外れてしまった場所。
ずぶ濡れになってしまう前に、今は使われていなさそうな建物の軒下を見つけて雨宿りはできたけれど、どうしようか。
「…やまない…かなあ」
こうなるなら出発時点で、一度引き返してでも傘を持ってくるべきだったとかもしれない。そんな気持ちでぼやくけれど、今さら言っても仕方がない話。
鞄を胸に抱きながら、すこしでも早く雨雲が立ち去ってくれるように祈るしかなく。
■ミンティ > そのまましばらく軒下でじっとしていると、雨が小降りになってくる。あらためて空を見上げると、雲にも切れ間が見えて。今から走れば、また本格的に降り始める前に帰れるかもしれない。
すこし悩んだあと、多少濡れるのは仕方がないと諦めて軒下から出ると、水溜まりを蹴りながら、ぱたぱたと走っていき…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 大通りに面した賑わう酒場の一角。商人仲間が集う輪の中に混じって、真面目な話をしていたのも最初のうちだけ。あとはただの雑談になっていくけれど、だからといって途中で席を立つ事もできず。
愛想笑いをしたり、なんとか話をあわせたりしているうちに時間も過ぎていく。まだ夕焼け空が見えていた時間に始まった集まりは、夜に入ってようやく一区切りついた。
商人仲間が一人また一人と席を立つ中、まだ椅子に腰かけたまま。すすめられて、断りきれずに飲んだお酒のせいで、まだすこし頭がふらついている。
「…いえ。わたしは、ここで。…今日も、ためになるお話…ありがとうございました…」
これからまたお店を変えて飲み直すという商人たちから誘いを受けるものの、さすがにこれ以上付き合っていたら酔いつぶれてしまいそうだからと、首を振って辞退。
がやがやと騒々しく移動していく後姿を見送ったあと、はふ、と息を吐いて、近くを通りがかった給仕の人に冷たい水を注文。
「……はぁ」
しばらく待って運んできてもらったグラスを受け取り、こくこくと喉を潤す。水の冷たさで、すこしは酔いの火照りも落ち着いたような気がして。
■ミンティ > 一人でぼーっとしている間に、周囲から聞こえる音が遠くなるように感じて。気がつくと、テーブルに突っ伏すような状態。短い時間だけれど、眠ってしまっていたらしい。
はっとして起き上がり、財布なんかが盗まれていない事を確認し、ほっと一息。すこし休んだおかげで酔いもさめてきたように思えて、また寝てしまう前に帰ろうと立ち上がり。席を埋めてしまっていた事を給仕の人に謝罪してから、急ぎ足で酒場をあとにして…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。