2022/05/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 朝からのんびりと散歩に出かけて、途中で立ち寄った大通り沿いの公園。ここですこし休憩しようと、いくつか出ている屋台を眺めながら歩いていて、ぴたりと足を止めた。
新鮮なフルーツをのせたカキ氷。今日は雲が出ていてあまり暑くはないけれど、吸い寄せられるように、ふらふらとそちらへ向かってしまう。
並べられた果物はどれもおいしそうで迷いつつも、たまには贅沢をしてもいいかと、手持ちのお金を確認してから決心し。
「……メロン、を、…お願いします」
そう注文してから、しばらく待つ事に。
そして手渡されたカップに目を丸くする。シロップがかかった氷は山盛りで、そのうえメロンもふんだんに乗せられている。もともと小食な方だから、こんなに食べられるだろうかと不安に思いつつも、一度よそってもらったものを減らすように頼むのも気が引けて。
こぼさないように慎重に持ち運び、ベンチに腰を下ろす。どうせ溶けたら水になるんだから、きっとそんなにおなかも苦しくならないだろう。そう願いながら、もくもくとスプーンを動かして。
■ミンティ > かなりの時間をかけて、カップの中身を減らしていく。途中から身体は冷えるし、頭は痛くなるし、最後の方は氷が溶けてジュースみたいになってしまった。けれどシロップもいいものを使っていたようで、完食するまでおいしくいただけたのが、せめてもの救いだったかもしれない。
たくさんの水分がおなかの中で波打っているような気がするのは落ち着かないものの、十分な満足感。
はふ、と息をこぼして立ち上がると、のろのろと歩きだし、公園をあとにして散歩を再開し…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > 散歩から帰って、家で読書をして過ごし、空が暗くなるころになって、また街へ出てきた。休日くらい意識して外出しておかないと、本当のひきこもりになってしまうんじゃないかという懸念があっての事ながら、いざ外に出てみても、ふらふら歩いてばかりいる気がする。
散歩以外の趣味が大体インドアなものだから、特に行くあてもなく。
それでも今日は週末という事もあってか、大通りは結構な賑やかさだった。いくつか出ている屋台の中には、異国の珍しい果物を扱っているお店もあったりして。
「……いい匂い」
興味をひかれて立ち寄っては、並べられた果物から漂う香りに口元を綻ばせる。
味見をしてもいいと、見た事のない木の実を一つ渡されて、ぺこぺこと頭を下げながらいただいてみる。
自分の手の中にも収まるくらいの小さな木の実にかぶりついてみると、想像以上の果汁が溢れ出してきて、びくっと肩を震わせて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキルシュナさんが現れました。
■キルシュナ > 「なぁんや、美味しそなもん食べとるねぇ、ウチにもちょいとお裾分けしたってや♥」
神出鬼没のハスキーボイスは異国の果実にかぶりつく少女の斜め後方から。
それに対して無防備に振り向くのなら、こちらは長駆の腰を折り曲げてひょいと近付けた美貌の大口にて、有無を言わさず彼女の唇を奪い、未だ口腔に残っているだろう果実の甘味を白昼堂々のレズキスで味見しようと試みる。
それと同時にしゅるりと小躯に絡みつく双腕は、片腕は細腰に、もう一方は桃色髪をかき分けてうなじに回し、逃げ出そうにもしばらくは逃げられぬ淫らな拘束を作り出そうともする。
無論、ここでそのまま最後まで―――なんて無体な考えは無い。
これはあくまでも挨拶代わりの軽い(舌も唾液もがっつり注ぐディープな物ではあるが)キスに過ぎぬのだから。
■ミンティ > 慌てて両手で包むように持ち直してみるものの、かぶりついた断面からだらだらと果汁が垂れる有様。ブラウスにもいくつもしみを作り、あわあわと狼狽していると、不意に後ろから声がかかる。
それが誰のものか気がついていれば、不用意に振り向いたりもしなかっただろうけれど。今はそれどころではなかったから、反射的に顔を向けてしまい。
「――――~~~ッ……?!」
口から大量の果汁を吐くなんて真似だけはしたくなかったから、あわてて飲みこみはしたけれど、それでも涎が一筋垂れているような見た目になっている。
ただでさえパニックを起こしかけていたところ、急に唇を奪われるような真似をされたから、混乱しきり、じたばたと暴れ、もしかしたら肘や膝を当ててしまうかもしれない。
■キルシュナ > 「んれりゅぅ♥ んじゅるぅぅううう~~~っぷは♥ いやぁ、甘ぁい果汁たっぷりのじゅーしぃなキスやったんぼっ!? ちょ、あいたっ!? ミンティちゃ、おっ♥ や、やめぇや、ウチや、ウチ! 愛しのキルシュナ姉さまやってば! 不審者ちゃうからぁ!」
狙い通りディープキスの不意打ちを敢行し、果実の味わいを繊細な乙女の唇と共に奪うという無体を果たしたエロ猫だったが、小躯の抵抗は以外なダメージを与えてきた。
肘やら膝やらが結構いい場所にヒットして、猫は慌てて距離を取り、両手を突き出しストップストップと慈悲を請う。
そうしたやり取りのおかげで、美女と美少女の往来でのレズキスという見世物もすぐに日常の一コマとして雑踏に溶け、無用の注目を浴びる事は避けられたようだった。
■ミンティ > いきなりの口付けに動転しすぎて、飲みこむ途中だった果汁で咽るし、手にしていた果物は両手で握り潰してしまい、ブラウスがグラス一杯の水でも浴びせたのかという惨状になってしまうし、散々な様相。
離れた事でようやく相手の姿を確認できたものの、往来で唇を奪われた挙句に服をびっしょりと濡らされて。むっと眉を寄せると、ジト目になって。
「……そんな人、知りません」
恥ずかしさで赤くなった顔を背けながら、手の中の果物をどうしようかと、またおろおろ。一部始終を見ていただろう屋台のご主人の方にも向き直りづらく、かといって手で持ったままでは、今もなお果汁が垂れ流れ続けている状態。
困り果てて眉を下げながら、一度は視線を外した彼女の方に目を向けて、無言で両手を差し出し、受け渡そうとする。いきなり襲われたとはいえ握りつぶしたのは自分だから、ほとんど八つ当たりのようなものだけれど。
■キルシュナ > 「はぁ……はぁ……全く、しばらく見ぃひん間に暴力的な子になってもうて……って、うっわ、ミンティちゃん、酷い有様になっとるなぁ……」
潰した果実の汁まみれになってしまった小躯を前に他人事めいて「うわぁ…」みたいな顔してのけたのは、褐色肌に黒色の前下がりボブが異国情緒を漂わせる長身の猫娘。
すらっとした立ち姿はチュニックセーターの短裾から伸びるむき出しの脚線の長さだの、しなやかに引き締まったウェストだのも相まってかっこいいお姉さんといった趣。
この国では奴隷同然の扱いを受けているミレー族らしからぬ堂々たる振る舞いもやけに様になって見えるのは、細腰に巻き付けた太革ベルトの背に下げた禍々しいシルエットの双魔剣の威容もあっての事だろう。
「―――のわっ!? ちょ、そない怒ることないやん、ミンティちゃぁん、ミンティちゃんってばぁ……♥」
そんなイケメン猫がジト目の切り返しにはあっさりと狼狽し、なんとか機嫌を取ろうと四苦八苦。
そうした努力の甲斐もあり―――というか、どうにもならなくなったのでとりあえず厄介者に押し付けたみたいなノリでグチョ濡れの両手が突きつけられれば
「♥ ぁむっ♥ んれるぅ…っ♥ ちゅぱっ、ちゅっ、ちゅるぅうん♥ れるっ、れりゅぅ…っ♥ んちゅっ、ぢゅるる…っ♥」
猫尾もふりふり小さな手首を捕まえて、八重歯の光る大口をぐぱっと広げて液濡れた両手にむしゃぶりつく。
傾げた頭部が金の双眸でじぃっと少女を見上げつつ、触手めいていやらしく蠢く太舌にて華奢な白手を舐め回す様子は傍から見ていても妙に淫靡に見えるだろう。
そして、そんな卑猥な舌愛撫を手指と言えども受ける彼女は、ぞくぞくっと否応もなく背筋を震わせ、思わず恥ずかしい声を漏らしてしまいそうな程の肉悦を感じる事となる。
■ミンティ > すこし涙目なのは恥ずかしさのせい。今でこそましにはなってきたものの、商人になりたてのころは、組合の会合で定例報告する際に、あがりきって泣いてしまって商人仲間をずいぶんと困らせたもの。
そんな性格だから、すぐに好奇の視線が離れていったとはいえ、人前でのキスは結構なダメージ。まるで憎いいじめっ子にでもあったかのような、恨めしげな視線を送り続けて。
「……だから、知りません。これ、早く受け取ってください」
媚びを売るような声にも耳を貸さず、それでも潰れた果物は押しつけようとする矛盾した言動。
本気で怒っているというよりも、不機嫌なんだと伝えようとする態度は子どもじみたものかもしれないけれど、ブラウスを濡らされたりと実害もあったのだから、このくらいの反撃は許されるだろうと考えて。
一歩前に踏み出ると、ずい、と押しつけるように両手を伸ばして。
「……ッ……?!!…ッ、ちょ、な、に、してっ……や、やめて、くださっ…、もう、ぃぃ…ですからっ、
ゃぁ……だ、くすぐったぃ、から……、離してっ……、~~~~ッ……!」
手の中で潰した果物を渡して、あとはどうするかなんて考えもしなかった。
手首を掴まれると、きょと、と目を丸くして。そのまま顔を寄せられると、とっさに腕を引いて逃げようとしたけれど、間に合わない。
猫舌にべちゃべちゃと舐め回されて言いようのないくすぐったさと、艶めかしい感触。ぞわぞわと背筋をおののかせて、震え上がり、彼女の手を振り払おう、とするけれど。
肝心の腕力では敵う可能性が微塵もない。また悪目立ちしてしまっている状況に、真っ赤にした顔を俯けて、彼女の気が済むまで耐えるしかなく。
■キルシュナ > 「んぢゅるるっ、ぴちゃ、ぴちゃ、ちゅぱっ、ちゅぅぅう…っ♥ っぷはぁ……♥ ごちそーさん♪ いやぁ、南国果実のミンティちゃん手指沿え、堪能させてもろたわぁ♥」
果汁の代わりに猫の唾液でぬとぬとになった白手を開放したキルシュナは、卑猥な舌なめずりでベージュの唇周りも舐め清めて満足顔。
両手はまぁきれいになったが、しかし、果液でべっとりと濡れそぼったブラウスは先と変わらず元が白地というのも悪いのだろう、下着の色まで薄っすらと透けさせてしまっていた。
今は奇矯な長駆の猫が傍らにいるおかげでそれほど目立ってはいないものの(違う意味では大いに目立ってしまっているが)、流石にそのまま彼女を放流するというのは驚かせてしまった当人としては忍びない。
そして、元々こうして出会ったのだから彼女の小躯で一発どころか何発もがっつり抜かせてもらおうとも思っていた猫娘なので
「よっしゃ。したらお姉さんと一緒にお風呂でも入りに行こか。そのまま帰らしたら絶対変な虫に集られてまうやろしな?♥」
赤く染まった童顔がむっとした表情でこちらを見上げるのも何のその、エロ猫は改めて褐色の繊手を伸ばして彼女の手を取り、マイペースに歩き出そうとする。
向かう先はここからさして遠くもない九頭龍の水浴び場。
■ミンティ > ぞくぞくと背を震わせながら、ぎゅうっと両腕を緊張させて。万が一にも変な声がこぼれてしまわないようにと唇を噛み締めながら、ひたすら耐える時間が続く。
ただ手を舐められているだけ、だからそんなに恥ずかしい事もない、と割り切れるような性格だったならよかっただろうけれど。
必要以上に周囲の視線を気にして、縮こまり。そのうち耳まで真っ赤になって。
「………………知らない人が、名前、呼ばないでください」
本当に知らない人が相手なら、こんな憎まれ口を放つ勇気もない。
反抗的な態度を取っているのが、相手の事を知っているという、なによりの証拠。それでも、化けて出そうなくらい恨めしげな表情で彼女を睨みつけながら、解放された手をしきりに擦り。
透けたブラウスをどうしようかと考えるものの、とりかえずカーディガンの前を片手で掴むくらいしか、対処のしようもなかった。
「……変な虫」
現時点において彼女が一番当てはまりそうな単語に眉を寄せて。また伸びてくる手に、びくりと肩を震わせた。
そんな風に、いかにも不機嫌だという態度を取ってばかりいたものの、連れていかれる時には案外素直に歩きはじめる。なんだかんだで気を許しているから、あとの事を危惧する意識もすっかり薄れてしまったようで…。
■キルシュナ > 【部屋移動しますー】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。