2022/05/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 王都の主要な動線である大通りから、すこし離れたところにある商店街。やや目立たない立地ながらも、昼ならばそれなりの通行人が行き来する場所も、夜となれば無人に近い状態。
このあたりには夜遅くまで開いている酒場なんかもないため、日が落ちてからはやってくるような人も滅多にいない。
ご近所の生活音が聞こえるくらいの静かな夜が当たり前だったから、聞き慣れない物音には敏感にもなる。
そんなわけで、すっかり夜も更けきった時間に庭に出ていた。直前まで眠っていたせいで、ぼーっとする頭を振りながら、手にしたランタンをかざしてみる。
庭の向こう、薄い塀をこえた先は買い物客でも使わないような、建物と建物の隙間みたいな路地があるだけ。そこから音が聞こえてきた気がしたから、不審に思って確認に出てみたのだけれど。

「ぅ…」

あたりは暗いし、路地はもっと濃い闇に包まれている。ランタンの明かりでは頼りなく、確認のためとはいえ、怖気づいた表情で。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエイブラさんが現れました。
エイブラ > (少し人には言えない商取引を行った後。
近道をするつもりで狭い路地を歩いていて、少し大きな音を
立ててしまう。
後ろ暗い取引をした後の為、つい自分が立てた音に過敏に自分で
も反応して、誰かに聞かれていないだろうかと立ち止まって周辺
を確認すると、扉の開く音が聞こえた時点で擬態納涼句を使って
姿を隠して、灯りを持っている女性が出てくるのを観察する)

「どうやら、私の存在に気付いたというわけではないみたいです
ね。音がしたので確認しにきた、というところでしょうか」

(相手に聞こえない程度に小さな声で呟き、ランタンの頼りない
灯りに照らされた相手の姿を確認して、さてどうしたものかと考
えながら観察を続ける)

ミンティ > この暗さでは、ランタンの明かりも自分の位置を教えるようなものだろう。だとしても、なにも持たずでは家の裏を確認する事も難しい。
しばし様子を窺ってはみたものの、特に気になるものもない。きっと近所の野良猫が暴れたりでもしたんだろうと考えるおt、ふっとイキを吐いて。
闇の中に擬態したなにかが潜んでいるなんて思いもよらず、くるりと踵を返し、家に戻ろうと小さな庭を横切り、移動をはじめて…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。
エイブラ > <<移動致します>>
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエイブラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール平民地区・公園」にヴェルソートさんが現れました。
ヴェルソート > 「さってと…今日はこの辺でいいかね。」
平民地区の静かな夜の公園、噴水の前に腰掛けるとグッと伸びをしながら…一人つぶやく。
昨日は貧民地区で軽く歌ったら、怪我した黒猫を拾ってしまったが、朝にはもう寝床には居らず…もしかすると、同居人が連れ回している可能性もあるが、それはまぁ、気にせずにいよう。
背後に噴水、周りを木々に囲まれた公園の一角、据え置かれた木製のベンチに腰掛けると、小さく息を整える。
とりあえずおひねりを貰えればよし、買い手がつけば尚良しだ。
整えた呼吸に音を載せて…小さく、歌い出す。
甘く耳を震わせるテノールで、歌い出しは静かに。

「貴方と私 踊り踊る 月明かりの下で
 触れるつま先 絡む指先 唇すら重ねて」
しっとりと、濡れた声が情欲を感じさせる…魔力の籠もった歌声を、周囲に届け始めた。