2022/04/20 のログ
■ハシュレイド > 名乗りの後の、不思議そうな様子に、一瞬首を傾げると。
もしかして、と。
「えーと、握手知らなかったかな。
同じように手を、あ、問題なければ右手で。
挨拶の一種で、契約とか締結の時もするかな。
要するにこれからよろしく、っていう感じの行動」
そうして、出してくれれば手を取って、軽く振ってみせるだろう。
じっさいには、お互い手を握りあう事で信用を示す意味や。
場合によっては、少年はあまりしらないが、握手しながらして無い片手で、ナイフをといった物騒な事もあるのだが。
少年がもとめたのは、言っている通り素直に、挨拶としての握手だった。
■真白 >
「あくしゅ」
初めて知った。
手を掴まれ、軽く振られる。
ちょっと驚いたが、こちらからも握り返してみる。
人よりちょっとだけ体温の低い自身。
握った彼の手にはひんやりとした温度が伝わるだろう。
「――よろしく」
■ハシュレイド > 「うん、よろしく」
やはり自分とほぼ変わらない手の大きさ。
少年としては自分に年代的にしては、自分が小柄な事を実感する。
掴んだ少女の手は少し冷たくて。
こちらは、結構体温が高いので少女には、温かさが伝わるだろう。
「買い物も終わったし、戻るかな…帰るなら送るけど。
おれでも何かの時、時間稼ぎくらいはできるからさ」
奥の手を使えば別だが、街中で簡単に切る物でもなく。
召喚術は通常の使いかたなら、行けるが呼べる魔物が弱すぎるのだ。
それでもエスコートを提案したのは、少年の矜持とでもいうもので。
■真白 >
じんわりとした温かさが、離した後も手に残る。
不思議そうにそれを眺めていたら、声を掛けられた。
「……時間稼ぎ?」
何のだろう、と首を傾げる。
よくわからないが、気を遣ってくれたことはわかった。
「じゃあ、お願いする」
ならばとりあえず好意には甘えておこう。
よろしくおねがいします、と頭を下げて。
■ハシュレイド > 「真白女の子だろ、その年齢でも襲ってくる相手はいるから。
いや、俺も偶に標的にされるけど、その時に逃げる時間を稼ぐよ」
少女の実力をしらないので、そう言って、任せろと。
召喚獣は確かに弱いが数が呼べるので時間は稼げるのだ、それで何度か逃げた事もある。
「あぁ、それじゃさっき言ってた店でいんだよな」
少女の言葉にこくりと頷く。
それじゃいこうか、と歩き出し、ふと手を取ったままだと気が付いて。
なにかおしくて、相手が話さないならこのままでもいいか、と思い歩き出す。
■真白 >
「ん、別に気にしないけど」
そう言うことはあると言えばあるが、大抵はそのまま好きにさせている。
流石に命の危険がある時は逃げるが、大人しくしていればたいていの場合そう言うこともない。
自分の身体に対する危機感が薄い。
「ん、家はあっち」
空いている手で示すのは富裕地区の方。
手をつないだまま歩き出そう。
■ハシュレイド > 「んー、いや俺が気にするし」
少女の淡泊な反応に、すこし考えて。
自分がきにするからと、我が儘を通させて貰う事に。
「判った、あっちの方ってことは良い家なんだ」
富裕地区の方とうう事は、仮に平民地区だとしてもそれなりの家で。
完全に富裕地区の中なら、高級な家という事になる。
手をそのままに、分かれ道等で道を示して貰って少女を家へ送り届ける事に。
あるいみで、小さな事だが、少女を守れたことに小さな満足を得るのであった。
■真白 >
「そっか」
彼が気にすると言うのなら従おう。
自分だけが良ければいいという訳ではないのはここ一年ほどで知ったことだ。
「聖バルバロ騎士団の副団長の家」
富裕地区の屋敷。
途中で道を示しながら目的地まで手をつないだまま歩く。
屋敷に付けば彼が見えなくなるまで見送って。
彼が見えなくなれば、さっきまでつないでいた手を見てから屋敷に入っていった――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」から真白さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/武器屋」からハシュレイドさんが去りました。