2022/01/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
ミンティ > そろそろ人通りもすくなくなってくる時間の大通り。とはいえ、周囲には酒場や宿が多い事もあって、他と比べたら全然賑やかな場所かもしれないけれど。
酔っ払いに絡まれないように、小さい身体を縮こまらせながら、とろとろ歩いて家路を辿る。今日の夜も冷えこむから寄り道をせずに帰るつもりだった。
しかし途中で足を止めて、暇そうにしている小さな露店に並んだ商品の一つに目を奪われた。
自分の両手に乗せられるくらいの大きさのぬいぐるみ。必ずしも必要なものじゃないから、無駄な出費になるけれど、一度気になってしまうと立ち去りづらい気持ち。
しかも、それが最後の一品らしいとわかる商品の陳列。聞けば、在庫が出てきたりもするのかもしれないけれど。

「……ん…」

財布の中身を確認してみる。多少余裕はあるけれど、あんまり贅沢もできない額。
どうしようかなと考えている間も、売れ残ったぬいぐるみから視線を感じるような気がして。