2022/01/03 のログ
リン > 「なんかいい気持ちになってきちゃったな~」

酒をちびちび飲んでいるうちに顔が赤らんできて、ふらふらと頭が揺れる。
本当はこどもではなく18歳なのだが、小さくなることで酒にも弱くなってしまった。
いい気分になってきたので、誰かに悪戯できなくてもいいかな~と思いつつある。
ブバブラ揺れる靴は、サイズが合っていなくて、揺れるうちに脱げそうになっている……

ご案内:「王都マグメール 平民地区/どこかの酒場」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にトゥリシャさんが現れました。
トゥリシャ > まだまだ新年の祝いで賑わう王都の大通り、ダークエルフの少女の姿が。
真冬だというのに場違いな薄着、というより殆ど下着同然な恰好が嫌でも目を引く。

「流石は王都、大変賑やかデスヨ……!」
彼女は旅の魔法使い、
つい今しがた王都へと辿りついたばかり。
賑わう街並みに好奇心旺盛そうな瞳をきょろきょろさせながら、
ひとまず今宵の宿なんかを探している様子。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にフセスラフさんが現れました。
トゥリシャ > 「なかなか良い宿無いデス……。」
しばらく宿を探して街を彷徨ったが、
しかし今日はどこも満室。

冷え込む広場の噴水前に座り込んでは、一人ため息をつくのであった。

フセスラフ > 見回りをするのも立派な仕事、とは言えあまり慣れてはおらず。
周囲を見渡しながら、においで判別することしかできない。
あまり踏み込んだ場所は他の騎士がうるさい為、結果こういう人が多い場所ばかりになってしまう。

とは言え今は真冬。そんなに出歩く人は多くはなかった。
そんな中、少々不思議な女が広場にいるのを発見する。
何やら困っている様子だし、話しかけてみるか。

「あの……どうか、しましたか?」

遠慮がちに話しかけたのは、ミレー族特有の狼のような耳と尻尾を持つ
恵まれた体格の青年。新品であろう騎士服に身を包んでいる。
どこか怯えるような表情で話しかけてきた。

トゥリシャ > 「おぉ、コンバンワ!」
独り座り込んで休憩していると、男性から声をかけられた。
少女は元気に挨拶を返す。

剣士だろうか、身体に刻まれた傷跡が歴戦の跡を伺わせる。
そして首には重そうな首輪……。
何か訳有りなのだろうか。

「トゥリシャ、街着いたばかり。
 それで、もう宿空いてないデス。
 ……あはは、困ったデスヨ~!」
この国の言葉はまだ慣れておらず、たどたどしい言葉で状況を説明。

フセスラフ > 話しかけた声に反応してきたのは、思いの外明るい声。
こちらを見ても、特に何かを思うわけでもなさそうだった。
なら、この国の人間ではないのだろうと思ったが……。

まず目を引いたのはその恰好。ほぼほぼ裸のそれは一瞬、娼婦なのかと間違うが。
異国の住民という事はそれはないだろうと思い直して、次にその尖った耳と褐色の肌。
南の辺りの住民なのだろうか?

「トゥリシャ、さん、ですか……。
やどなら、いちおういくらかあんないできますが、どうしますか?」
その言葉を嚙み砕きながら、こちらも案内を示して。

トゥリシャ > 娼婦と見間違えられても仕方が無い恰好。
そもそも、真冬の夜中にこれは絶対凍死しかねない恰好だが、
少女は全く平気そうだ。

「おぉ!宿、連れてってくれるデスか?
 ありがとデス、たすかるマス!!」
フセスラスの申し出に表情を輝かせて立ち上がると、
いきなりぎゅっと抱き着いてきた。
恐らく、かなりスキンシップの激しい国の出身なのだろう。

フセスラフ > いちおう、自分は他者より体毛が多いがそれでも騎士服を着て寒さを感じる。
なのに彼女はそんな素振りの一つも見せない。なにか、それこそ魔法を使っているのだろうか。
謎だが、困っているならば見過ごしておくことはできない。

「えぇ、かまいませ……んっ!?」
抱き着かれれば服越しにその肌の感触が走る。
身長差があるとはいえ、それでも彼女の肌の露出の仕方だ。
当然腰辺りに少女の柔肌えを感じてしまい、一瞬意識するが。

「あの、こっちです……」
少し、赤くなった顔を隠すように俯きながら案内する。

トゥリシャ > 「はい、行きまショウ!」
少し赤くなったフセスラフから離れると、
跡をついて宿へと向かう。

「自分、トゥリシャいいマス。
 旅の魔法使い、よろしくデスヨ!」
道すがら、たどたどしい言葉で明るく自己紹介などしながら。

フセスラフ > 「トゥリシャさん、ですか。
ぼくはフセスラフって、いいます。いちおう、きしをやってます」
こちらも遠慮がちにそう自己紹介して。

「まほうつかい、ですか。そのかっこうもそのいっかんですか?」
と、その恰好をチラチラと見ながら言って。
いまいち、恥ずかしい感情が見え隠れする。

トゥリシャ > 「はい、よろしくデスねフセスラフ!」
身体をチラ見されているのには気づいていない様子で、笑顔で言葉を返す。

「トゥリシャの国、みんなこんな服デスヨ?」
美形だらけのエルフの国で、痴女の様な恰好が普通……。
大丈夫だろうか、彼女の祖国は。

「魔法で寒くも無いデス、安心!
 トゥリシャは、皆厚着の方が変に見えるデス。」
と、道行く人々を見回しながら……

フセスラフ > 「……ふふ、あかるいひとですね」
笑顔で返してくれたことに、思わず嬉しくなって微笑を浮かべて。

「え?そうなんですか?
……とっても、あたたかいくに、なんですね?」
みんながみんなそんな恰好なら、男も当然そんな恰好なのだろうか。
だとするなら、相当なところなんだろうな。なんて思って。

「まほうで、ですか。
ここではまほうをつかえないひともいるので、みんなあつぎなんですよ。
まほうがつかえるひとは、そういうかっこうのひともときどきいますが」
そう言いながら、ふとおもいだしたように。

「おかねありますか?」

トゥリシャ > 「一年中暑いデスヨ!
 みんな陽気で、お祭り好きネ!」
楽しそうな国ではありそうだ。
旅行で訪れるのには良いのかも知れない。

「魔法つかえナイ、不便ですヨ。
 トゥリシャ魔法無い、生きていけないデス。」
エルフは元々魔法には長けた種族だ。
逆に言えば、魔力が奪われれば、最悪死に至る程度に魔法とは密接な関係だ。

「ないデス!」
金は、と訊かれて笑顔で即答!
実は路銀は使い果たしてしまっていた。
……部屋の空きがどうこうという問題では無かった。

フセスラフ > 「おまつり……?」
お祭り、という単語に聞きなれていないのか首をかしげる
いちおう、この国にもお祭りそのものはあるのだが、彼は見たこともないらしい。
というよりは、教えてもらうことも遊んでもらうこともなかったのだが。


「そう、かもしれませんね。
ぼくもつかえないですし……つかえるようになってみたいものです」
苦笑しながらそう言って
「でも、いちど、まほうなしでせいかつしてみると
けっこう、できるかもしれませんよ?
こうして聞いていると結構バイタリティが溢れているように見えて。
そんなことはなさそうだな、と思う。

「あら……えーと。
とりあえずやすめのところで……」
そう考えながら、自分の懐から硬貨の入った小袋を取り出して。
「……たぶん、これでたりる、かな?」
そう言って、その小袋を渡す。
中を見れば、普通に高級な宿を3日ぐらい泊まれそうなぐらいのお金が入っていた。

トゥリシャ > 「……?
 お祭り、知らないデス……??」
祭りを知らない様子のフセスラフにきょとんとする。
陽気な南国出身の彼女には、お祭りを知らないと言う事がどうにも想像できない。

「魔法、かんたん!
 フセスラフにもできるデスヨ、トゥリシャ教える!」
などと気楽に言う少女。
まだあまり世の中を知らない少女は、
自分と同じように魔法を扱えない人種の事への理解もそこまで無い。

「………!
 フセスラフ、ダメ!」
小袋には結構な金額。
受け取れない、という風に手を振る。
……が、一文無しな以上、金は借りないとどうしようもないが。