2021/12/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2冒険者酒場」にキールさんが現れました。
キール > 朝方に終わった依頼。
その報告を窓口に伝え、金を受け取ってから酒場へと移動する男。
昼下がりであり、酒場には人はぽつぽつといる程度で、自分と同じか、それともただ飲んだくれるのにちょうどいいからかたむろしている様子のいくつかの塊を横目に酒場の奥の椅子に腰を下ろし、度数の強い蒸留酒と肉を注文。

キール > 冬の依頼ですっかり冷え切った体。
まずは温めるために目の前に置かれた男専用の特大ジョッキを持ち上げ、ぐびぐびと半分ほどまで飲み、ぷはぁっと酒精の混じったと息を吐きだす。

空っぽの胃の中に染み渡る蒸留酒が内側を焼くような刺激を楽しみつつ、付け出しのナッツを指ではじいて口の中に。
ぽりぽりと歯ごたえやらナッツ特有の甘味やら塩気を楽しみながら特大ジョッキを空にして、お代わりの要求をする巨躯の男。

キール > ようやく出てきた分厚い肉。
男のためにか、それとも何度も注文しているのか最初から2枚が鉄板の上に。
ざくざくとナイフで切り分け、4つに切り分けその一つにフォークを突き刺し、口元へ。
むぐむぐと男のがっちりとしたあごで肉を嚙み口の中に広がる味を楽しんでいる。

キール > そうしてしばらくの間酒と肉を楽しんでいくのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2冒険者酒場」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2冒険者酒場」にキールさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2冒険者酒場」からキールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にセイディさんが現れました。
セイディ > 平民地区にある冒険者向けの道具店の一つ。
そこで必要な物を探そうと棚に置かれた道具を眺める人影。
しかし道具を手にしては戻してと繰り返し、買うような素振りはなく。

「見た目は良いけどどうにも……なんだか今一ね。
こっちは……色が変わってるし」

欲しいという物はあるのだが品質に問題があるものが多く買うまでに至らず。
これは駄目そう、明らかに駄目でしょという物を確認しては戻してと繰り返し。
店主の買わないなら出て行けという視線を無視しで商品を眺める。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフセスラフさんが現れました。
フセスラフ > 道具店に入ってくる青年が一人。
新品の騎士服に身を包んでいることから騎士なのだろうか。
しかしよく聞けば、わずかに金属がこすれ合う音が響く。

「すみません。てんしゅさん。おとどけものです」

と言いながら店主へと大きめの器に包んだ何かを渡す。
新しい品だろうか、それを見て店主は受け取りその場に並べ始める。
先ほどよりもお眼鏡のものが増えるかもしれない。
ついでに駄賃をくれてやるから手伝えと青年は言われて、手伝い始める。

「えーと……あ、っと!す、すみません!」
そう言いながら商品を並べている最中に思わずぶつかってしまい、謝る。

セイディ > この店で探すのは駄目そうと黍を返そうとしたときに扉の開く音。
新しい客かと思えば騎士服に身を包んだミレー族の青年。
この国の出身ではないので種族的に思う事はなく、ただこんな店に騎士が用があるのかと見てしまい。

見ていれば店主に何かを渡しているのが見え。
それをその場に並べていく様子に騎士が配達?と不思議な光景を、
更には商品を並べ始める事にこういうものなのかと考え。

「あっと、こっちこそごめん。邪魔になってるよね」

不思議な光景に魅入っていれば商品を並べている騎士とぶつかってしまい。
謝られればこちらこそと頭を軽く下げて。

フセスラフ > ぶつかった相手を見て、その格好に少し目を見張る。
見たことがない服。おそらく異国の者なのであろう生地。
ぴったりとしている上半身の服と、大きく足を見せている肌色。
寒くないのかな、と思いつつ。しかしそういう文化なのだなぁ、と思わず見つめてしまう。

「……あ、いえ。こっちこそ、ぼくが、ずうたいがおおきいせいなので。
どこか、けがしてませんか?」

そう言いながら心配そうに頭を下げる。
耳と尻尾も同様に申し訳なさそうに、畳まれた。

「あの、ひとつぎもんにおもったことをいっていいですか?」
と、前置きを置いて
「そのふく、さむくないんですか……?」

セイディ > ぶつかり相手が視線を向け目を見張る姿。
そんな姿はよくあるが、相手の視線に嫌らしいものは特に感じないのでそのままに。
これでそう言う色が混じっていればそれ相応の対応はするのだが、ただ珍しがっているだけならば然程気にもせず。

「私が突っ立ってたのも悪いからね。お互いさまって事にしましょ。
怪我はないから大丈夫」

軽くぶつかっただけだしと笑い。
感情を表すように畳まれる耳と尻尾に目を向けて。

「疑問……?……寒くはないよ。裏にそうならないように術…こっちで言う魔法をかけてるの」

問いかけに自分の恰好を見てなるほどと思い、見せる事は出来ないがそう言うのがあると説明をして。

フセスラフ > お互いさまにしよう、という言葉に。誠実な人柄を感じる。
やはり、この国の人間ではないというわけで差別意識がないように感じられる。
だからこういう風に、少し気軽に話しかけられるのだが。

「それならよかったです」

そう言って頭を上げて笑いかける。
感情を表すようにゆらゆらと尻尾が左右に揺れて耳が立った。

「なるほど……。まほうですか、べんりですね……。
じつぶつを、ぼくはみたことがないので……」

興味深そうに服を見ながらそう言って。
どういう原理なのかは分からないがそう言うものがあるんだなと思いつつ。

「どんなものがつかえるんですか?まほうって」

手伝いを頼まれてるのにもかかわらずそう話しかけてくる。

セイディ > 「それにワザとでもないのに怒る理由もないでしょ?」

頭を上げて笑う相手に気にしないでと笑い返し。
感情を表すように耳と尻尾が動くを見れば、そこを見れば考えている事が判りそうとみてしまう。

「出来る出来ないはあるけど便利には違いないかも。
見た事がない?ちょっと練習すれば簡単なのは使えそうだけど」

興味という視線でも服に視線が注がれれが自然とスタイルまで見られてしまう。
なので少しだけ恥ずかしさを覚えて身動ぎをして。

「私が使えるのは簡単な治癒に解毒、後は温かくしたり涼しく出来る程度ね。
派手なのは専門外」

手伝いは良いのかなと思ってしまうが問われて袖にする事も出来ずに一つ一つ答え。
店主の視線を感じれば後でと言うように見返して。

フセスラフ > 「わぁ……おねえさんすごいいいひとですね」

ぴょこぴょこと耳と尻尾が揺れつつ。
さらに魔法で出来る事を聞いてブンブンと尻尾が揺れる。

「すごいですね。そんなことができたらよるもあんしんしてのじゅくできそうです!」

自分も覚えたいなぁ、とぼやきつつ。
おっと、と思い出してまた商品を並べ始めながら話しかける。

「おねえさん、おなまえきいてもいいですか?
ぼくは、フセスラフっていいます。おねえさんのおはなし、もっときいてみたいです」

そう笑いかけながら伝えて、物が入った箱の中身を空っぽにしていく。

セイディ > 「そう?普通じゃない?」

もし相手に少しでも悪意や下心でもあれば対応は変わるのだが、
それが無ければフレンドリー。
どう見ても年上で体格も良いのだが揺れる耳や尻尾が可愛く見えて。

「簡単な魔法だし直ぐに覚えれるものよ。
安心と言えば安心だけど……別な意味で危険でもあるし」

憶えたいと聞こえれば簡単に覚えれると告げて。
商品を並べ始めれば邪魔にならないように棚から離れて。

「私の?まあいいかな……。
フセスラフさんね、私はセイディよ。
話しって言っても……他に何かあるかな」

何か話すようなことがあるだろうかと少し考えてしまって。

フセスラフ > 「ふつう、なんですかね……」

こんな風に、そもそも自分には話しかけることができる人間が同僚にしかいないと言うのもあるが。
大抵のこの国の人間は自分を見れば軽蔑し、差別を隠さないで対応する。
だからしっかりと対応してくれる人間はみんないい人に見えてしまう。

「はぇ~、そうなんですね。
ん、セイディさんですね、においおぼえました」

そう言うと箱を置いて

「たびのおはなしとか、もといたばしょのおはなし、とかでしょうか?」

セイディ > 「この国が変なだけよ」

そもそもに特定種族に対してここまで扱いが酷い国はここだけ。
旅をしてきた中ではそうなので変と言い切り。
むしろ普通に対応してくれているのだからこれが当たりまえという顔で。

「全部一気は無理でも絞ればできるから。
匂いって……」

変な匂いでもするのか、それが少し気になってしまい。

「そういう話?それならまあ……良いけど」

それぐらいならと少し考えては頷いて。

フセスラフ > 「そうかもしれませんね……」

曖昧な笑顔でそれに肯定する。
確かに、この国が変なんだろうな、とは思う。
最近までは思わなかったが、こうして教養を受けるようになるとそう思うようになってしまった。

「あぁ、ぼく、はながきくので。
なまえとかおよりも、においのほうがおぼえやすんですよ」

そう言って自慢のつもりなのか、鼻を擦って笑う。
すんすんとその鼻を鳴らすが。

「げひんでしたね。すみません。
…………まぁ、じかんがあいてればですけど。ここにようがなければ、どこかいきません?」

セイディ > 相手のような種族は人間よりも優れた部分が多い。
それなのにこの国での扱いを思えば変としか言えず。
ただ相手は新しいとはいえ騎士服を着ているので扱いは良いのだと思って。

「それはなんとなく判るわ、見ればね。
そうかもしれないけど、女の人に匂いは駄目だから」

鼻を擦って笑う相手に、女の人は気にするからと軽い注意。

「下品って事はないけど次から気を付けてよね。
そんなに長くなければ大丈夫だけど、いい店とか知ってる?」

未だにあまりこの辺りは詳しくなく、行くなら案内を頼もうとして。

フセスラフ > 「そうなんですね……すみません。
いつもこうしてたからつい……きをつけます」

素直にそう謝ると、店長から出ていけと催促されるような視線をもらい。
まぁ時間的にもそろそろ行かないと、か。と思って。

「でもいいにおいですよ?とっても」
と、悪気はないのだろう声と顔で言って

「まぁちょっとけいしょくがとれるぐらいのいいばしょをしってます。
しってるというよりはさいきんおしえてもらったんですけどね」

恥ずかしそうに頬を掻いて、そう遠くないことを伝える。

セイディ > 「男の人は兎も角、女の人は結構気にするの。
次から気を付けてくれたらいいから」

素直に謝る姿に軽い注意だけにして、いつもというからには悪気はないのは判ったので。
そう話していれば店主の視線が強くなったのを感じて。

「だ、だから…そう言う事は言わないの」

それはそれで恥ずかしい事、顔を少し赤くしてしまい。

「それならそこにしましょうか。
案内お願いね」

どういう店かは判らないが軽食が取れるならいいかなと考え。
恥ずかしそうにする相手を見上げていきましょうと軽く腰のあたりを叩いて。