2021/11/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」にクレイグさんが現れました。
クレイグ > 【待ち合わせ待機中】
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」に玉藻さんが現れました。
クレイグ > 平民地区の一角、何故かあまり人の来ない公園のベンチの上に男が一人。
近くには大きなバックパックに、革袋、小袋が多数、広げられている。

「さて、準備の買い物と合わせて、中身の整理していかないとな」

宿の部屋ですればいい事をこんな場所でしているのには事情があった。
以前、保存食の賞味期限を完全に忘れ、ダメにしたままバックパックの底に放置し、やばい事になったことがあったのだ。

整理し直す時に判明したそれは匂いもきつく、宿の部屋を汚した事もあって、宿側から清掃費用とかを追加で取られたのである。
それ以来、気を付けているので同じことは無いのだが、バックパックの中身の総点検を兼ねて、今回は外で整理をしているのである。

「微妙にさむいんだけどな、またああ言う事あっても困るしな」

そう呟きながら、バックパックの中にあった細かい道具や、袋などを取り出していく。
毛布などは広げてベンチに引っ掛けてまるで干しているようにも見える。

玉藻 > とある妖の少女は、悪戯好きな己の式神により、その存在が一時的に消失させられた。
その理由は、妖の少女、その過去の存在が、この場所に呼び出されているからだ。
幼女である、その存在が現れる事で、一時的に少女の存在は、この世界から切り離される…まぁ、そんな原理だ。

さて、そんな小難しい話は、捨て置こう。
簡単に言えば、少女に代わり、幼女が存在する事となった、それだけの話。
どちらにしても、迷惑な話である。

「むぅ…また、この場所か。
まったく、一体何なのじゃろう…」

何度目か、この場所に呼び出されれば。
それなりに対応してくるのが、この幼女である。
どうやら、今日は公園のどこか、らしい?
とりあえず、来たなら来たで、やる事は変わらない。
何かって?…まぁ、適当に、何か?

さて、どうしようか?とか、考えようとすれば。
ちょうど目の前、ベンチが見え、そこに誰かが居て、色々と散らばしているみたいだ。
きゅぴーんっ、幼女の瞳が閃く。
こんな状況、見てしまったら…やる事は一つである。
抜き足差し足忍び足、ゆっくりと、そのベンチへと近付いて行く。

クレイグ > 突然現れた誰かに気づかずに、袋の中身を出しては並べていく。

火口箱に、火打石と打ち金、楔や鉄の釘、フックの付いたロープに、大きめの布。
包帯やハサミ、各種の薬草、ポーション。

その種類と量は豊富で、男が背負ってなお大きく見えるバックパックが一杯になるのもうなうなづける量。
そして、火付けなどに使える魔道具などがないのが大きな特徴かもしれない。

「これは、大丈夫か…こっちは古いから新しいのと交換」

それらの状態を確認し、選り分けていく男はその作業になれているのか手に取ってささっと仕訳けていく。

それ以外には、男の横に置かれた小袋に入る、干しベリーの袋…たまに男が手を伸ばし掴んで口に運んでいる…や。
所謂淫具と呼ばれるものが何種類も入った袋も、適当に置かれている。
此方は整理の対象ではない様子で、中身を確認後、開いたまま置いてある様子。

玉藻 > ベンチの男が気付かぬなら、幼女は、ベンチの傍らまで近付いて来るだろう。
位置的には、男の座るベンチの背後だ。
声を立てず、息を潜め、まず、そこに留まる。

ちなみに、周りに身を隠すような茂み等は一切ない。
ベンチに座る男、それ以外の誰かの目があれば、そんな幼女の怪しい行動が、安易に見て取れる事だろう。
もちろん、そんな周囲の目がないから、幼女はこんな行動を起こしている訳だが。
………多分。

その動きと口振りから、男はベンチで何か整理をしているみたいか。
ひょこっ、と背後から顔を出し、そんなベンチの周囲を見渡せば。
…うん、何をやっている男なのか、整理している道具を見ただけでは理解出来ない。
そもそも、冒険者と何ら縁もない幼女だ、そんな道具の数々さえ、分からないのだ。
だからこそ、あれだ、好奇心が擽られる。

とりあえず、ひょい、と伸ばす手が、男が食べているっぽい、干しベリーを摘む。
これが食べ物だ、程度は分かるから、ちょっと味見である、無断で。

クレイグ > 一旦整理がついたのか、男は置いてあった水袋の一個に手を伸ばすと、栓を抜いて、その中身を一口飲んで。

「ふぅ…体の中から温まるな」

大きく息を吐き、呟いて、再び干しベリーに手が伸びる。
そこで違和感、中身が思ったよりも少ない気がして、そちらに顔を向ける。

やはり中身は思ったよりも少なく、そして視線の端に動くものを捕らえる。
小さな獣の耳が、ベンチの影からっぴょこんと飛び出ているのだ。

あの位置に耳があったら動物なら体が見える筈と思いながら、体を捻りベンチ裏を覗き込む。
其処には見慣れない格好をした獣耳の少女の姿。

「あー…どなたさんで?」

先ほどまで誰もいなかった筈なので、少し困惑しながら声を掛ける。
ちなみに、少女の視線や行動に悪意等があれば、もっと早く気づいたのであろうが、少女にあったのが好奇心だったためか、気づくのが遅れた様子。

玉藻 > うん、まぁ、それなりに美味しい。
干しベリー…ちなみに、その名前は知らないが。
ひょいぱく、ひょいぱく、そんな調子で食べていれば。
伸びる手は見られてないが、明らかに量が減る干しベリーに、男が気付いた。

「………あ」

そろそろ、食べるのは止め、他の道具を…
そんな事を考え、視線を上に、その瞬間、つい声が出た。
ぴったりのタイミング、男がこちらを見た視線と、見上げたこちらの視線が、かち合ったのだ。
無意識に、びくーっ、と尻尾をおっ立てる。

あ、やばい。

一瞬、逃げを…とも考えたが、男の第一声で、それは止めた。
その問い掛けで、食べていた事がばれてない、と勘違いをしたからである。

「あ、あー…いや、別に何でもないぞ?
妾は決して、その干した何かなんて、摘み食いしておらんからな?
ただ、ちょっと散歩をしてて、ここを偶然通っただけじゃ、うむ」

が、それをぶち壊す言い訳が、幼女の口を出る。
それを伝えれば、かくん、と首を傾げ、男の反応を見るのだ。
立てていた尻尾は、ゆらりゆらりと、微妙な揺れを見せ。
挙動不審っぷりを、男へと示していた。

クレイグ > 視線が合って、驚く少女、尻尾が立つのを見て、少し驚きながら。

「ん…いや、ま…別にそれを食うのは構わないんだが。
散歩に通りがかった割には、足音とかもしなかった気がするんだが?」

気配はまだしも、足音が普通にすれば気づく程度には、集中しすぎていなかった訳で。
そう考え…言い訳らしき言葉を聞いて、なんとなく察するのは少女が故意か無意識かは判らないが足音を消していたのであろうという事。

「とりあえず、腹減ってるなら、まだあるから食うか?
ほら、こっち置いとくからな」

空けていた干しベリーのではなく、一杯に入った干しベリーの袋を自分の横に置いて。
少女に手招きし、ポンポンとベンチ、毛布が干す様にかけられている所を叩く。
寒くなってきただけにベンチに座れば冷えだろうと、そんな配慮なのだろう。

玉藻 > どうやら、逃げは不要みたいだ。
続く男の言葉を聞いて、ほっと胸を撫で下ろす。
まぁ、そうでなくても、ただ逃げるだけだ。
…逃げ切れる保証、皆無だが。

「お、おぉ…そうか、ならば遠慮なく。
あ、いや、妾は忍んで近付いてなんぞ、おらんぞ?
きっと、そちらに集中し過ぎておったんじゃろう。
そうそう、きっとそうに違いない」

許可が出れば…出た事にしておこう…言葉通り、本当に遠慮なく、むんずと干しベリーを掴みながら。
更なる追求に、しどろもどろと、そう答える。
視線も逸らしていれば、その答えは、やはり明らかなものだろうか。

「んむ…?
…くれるならば、貰えるものは、貰うぞ?」

掴んだ、残り僅かな方の干しベリーを頬張りながら。
視線は、新たな袋を追うように、すすーっと男の横に。
こくこく頷き答えながら、毛布の掛かったベンチの上に、ちょこん、と腰掛ける。

なかなかに、良い人間に会ったものだ。
そんな事を考えているのだろう、機嫌良さ気に尻尾を揺らしながら、新たな袋を掴み、ぽむ、と膝の上に置いた。

クレイグ > 「うむ、遠慮なくどうぞ。
そうか、忍んでないのか、確かに集中はしてたからな」

少女の言葉に苦笑しながら、答えて、水袋をかたむける。
ごくりと喉を鳴らし美味そうに中身を飲みこむ。

「酒は…流石にまずいか…水でよければこれな」

毛布の上に座る少女を見ながら微笑し、水袋を一個置く。
男が飲んでいるのが一個、少女の近く一個、何故かもう一個水袋が合ったりするが。

そして、少し少女を気にしつつ、荷物の整理を再開する。
少女にして見れば珍しい物も多いかもしれない。

「手に取ってもいいけど、見たら同じ場所に戻してくれな」

好奇心の強い少女に珍しい物を弄るなと言っても、逆効果だろうと思ったのか、見た後で戻してくれと一言声を掛ける。

玉藻 > と、男が言うまでもなく。
すでに新たな袋は開けられ、もっしゃもっしゃと食べている幼女。
満面の笑顔、とても満足そうである。
問い掛けには、うんうんと頷いて反した。

「もぐもぐ…んぐっ、分かったのじゃ」

酒は…さすがに、飲めないと分かっているか。
しかし、水は水で、えー?みたいな顔をするも、頷きはするようで。
ちらり、視線は、残りの水袋に向けられた。

「………はっ!?
言っておる事の意味は分からんが、分かったのじゃ」

当然のように、弄るつもりだったのだろう。
男の言葉に、ばっ、と顔を向け、なぜ分かった?みたいな表情を浮かべているも。
ふいっ、と視線を逸らし、そう伝えた。
きっと、分かってない、その仕草は、そう思わせるに十分なものかもしれない。

とりあえず、今のところは、残った干しベリーで大人しい。
それが、食べ尽くされたら…その後は?な感じである。
まぁ、実際には、全部食べれるほど、腹は減ってないので、半端に残す事になるが。

クレイグ > コロコロと変わる表情を横目に見て、楽しそうにくっくと喉奥で笑う。
何やら和む感じを覚えつつ。

「屋台でもあれば、飲み物位買ってやるんだがな…普段は果実水とかもってないし」

えー?という顔に気づいたのか苦笑しつつ言い訳の様にそう言って。

「…判ったんなら良いんだが」

本当に判ったのかは怪しいのだが、本人がそういうなら判ったのだろうと何とかなっとくしつつ。
纏めていた荷物の横に、手首の内側から、ナイフと寸鉄を取り出し、ベルトからは細いワイヤーを、背中からボーラを取り出し、状態を確認しながら並べていく。

更にポーションや、薬の入った瓶などを並べ、瓶に書いてある使用期限などを確認、又おいていく。
そうして、一段落したのか、目を抑え背中をベンチに預けて、背筋を伸ばす。

「我ながら細々した荷物が多いな」

とつぶやき、ふぅっと大きく息を吐く。

玉藻 > 「ふむ…よし、ならば屋台に向かうか。
行くならば、妾も行くのじゃ」

あれば、との話なのに、なぜかある事前提の会話。
とは言え、これは何だろう?との疑問に、ひょい、と中身不明の水袋を手に、すんすんっ、と匂いを嗅いでの確認を。

「分かった分かった、大丈夫じゃぞ?
だから、安心して続けて良いぞ?」

とは言いながら、再び確認を始める男を横目に。
ごそごそと、さっそく近くの袋から開け始めた。
ぱっと見分かるのは、別に気になら無いが。
この袋に入ってる、と言うのが興味を引いたのだ。
中身を覗き込む…うん、よく見えない。
となれば、ぐい、と袋を逆さにし、どしゃぁっ、とベンチの上にぶちまけた。
もし、他人の目がここにあれば、どう見られたか分からない。
そんな光景と、なる事だろう。

クレイグ > 「荷物纏めたら屋台行くのは構わないが」

子供故の会話の飛躍にまた苦笑しつつ。
ちなみにもう一個の水袋も酒の様で、男が飲んでいるのとは別の物らしい、酒の匂いがする。

「うん、続けるんだが」

確認した武器類を元の場所に収め、細かい雑貨類を順番に袋に入れ、バックパックへと締まっていく中。
何かが落ちる音が連続で響き、そちらを向けば。
空いていなかった袋を逆さに持ち、その足元に転がる淫具が目に入る。
他の袋は普通に整理していたので袋の横に中身が置いてあったし、仕舞い込んだ袋の方はバックパックの中だった。

「ちょ、何をしてるんだ」

流石に慌てる、ひっくり返して中身が出てる事もそうだが、人目が合ったら、あまり良い目で見られない様な物が散乱している様子に。
ちなみに、先日遺跡で見つけたもので、何個かはまだどんな道具かもわかって無かったりするのだ。

玉藻 > 別の水袋から漂う、酒の香り。
うぐっ、となって、即きゅっ、と袋の口を締めた。
いくら無謀な幼女でも、分かっている結果には手を出さないものなのだ。

「………うん?
安心せい、ちゃんと戻せば良いんじゃろう?」

さらっと、事も無げに言い。
むしろ、なぜ問われたのか疑問で、かくん?と首をまた傾げた。

「ほうほう、変わった形をした道具じゃのぅ。
…のぅ、これは何じゃ?」

そんな事、この幼女が知る訳もなく。
一つ一つ手に取っては、こう、角度を変え、目線を変え、確かめて。
そんな問いを、逆に男へと向けるのだ。
これもまた、一見すれば、色々と誤解を受けそうな状況である。

クレイグ > 「いや、そうなんだが」

かくんと傾げられる首に、ため息を返し、先にしまうべきだったかと、後悔しながら。


「あー、それはだな…マッサージ道具、的な物か、な」

普通にそう聞いてくるという事はそういった知識もないのだろう。
となれば、普通に使い方を教えても判るかもわからないし、説明するのも困る。
イヤホントに、誰かに見られたら誤解を受けるだろう。

個人的にいうならこの年代の少女相手でも問題なく反応するが、この状況は普通に困る。

そして、いくつかの道具は魔力を感じると震えたりするのもあるので、それも困るのだ。
男の場合は、魔力が外へ出ない体質なので持とうがどうしようが動かないのだが。

玉藻 > 「うむ、ならば問題はない」

男の答えに、確かめるように、もう一つ頷き。
あれやこれや、淫具を手に取り、叩いたり振ったりと、色々と何やら行い。

「まっさーじ?ほほぅ、まっさーじか。
何とも、使い辛そうな道具じゃのぅ」

あれこれと弄り続けながら、率直な意見を述べる。
当然だ、本当にマッサージをする道具ではないのだから。
それでも、そうだと言えば、そうだと思うし。
試そうとするも、どう試すかも分からず、結局は…な感じである。

ちなみに、幼女自身にも、一切の魔力は無い。
ゆえに、魔力が必要な道具なら、幼女が動かす事はないだろう。

クレイグ > 「そうだな、問題ない事にしよう」

幼女が弄るのを見ながら、酒の入った水袋をあおって酒を飲み。

「そうだなー、うん…使い方にコツがあるしなー」

棒読み気味にそう言って、とりあえず他の荷物をバックパックにしまい込んでいく。
そもそも広義のマッサージであり、性的な事柄なわけで。

そして、ふとまずい言い方をしたかなと気づく。
コツを聞かれたらどうしたものかと。

ただ救いは少女も男と似たような体質なのか、魔力で動くはずの道具が動いていない事か。
振動したり、うねうね動けば好奇心はさらに刺激された事だろう。

「はぁ、どれか気になるなら、一個くらいあげても良いが」

あんまり良くはないが、どうせ動かないなら、まぁ……いいのか?

玉藻 > よし、問題なくなった。
満足気な表情で、淫具を弄る。
幼女にとっての救いは、原動力のない事か。
男は魔力が出ず、幼女は魔力を持たない。

「使い方に、こつ、か…むむむ…」

マッサージ、で思い付くのは、肩叩きとか、筋肉への振動とか。
なので、そうやろうとする訳だが…
そんな道具ではない為、本当に使い難い事この上なく。
諦めたのか、ぺいっ、とベンチへと放り戻した。
とは言え、後で聞いてやろう、とは考えていたりする訳で。

「お、くれるのか?くれるならば、遠慮なく受け取ろう。
ふむ…ふむふむ…うーん…」

気付かないだけで、何かしら、使い方が分かれば使えるだろう。
そう思ったか、くれる事には頷くものの。
一個…と言われ、いくつかある道具を見詰め、男へと視線を向ける。
選べ?この中で、一個だけ?
視線から、そんな雰囲気が感じられるか。
まぁ、かと言って、渡したところで使い方も…と思えば、難しい問題かもしれない。

クレイグ > とりあえず今は聞かれなかったことに安堵しつつ。

色々と試している幼女を見ながら、苦笑とため息。

「判った何個か適当にどうぞ。
あと、選んだら締まって屋台いかないか」

持っていてもそのうち売るか、誰かに使うかは判らないが、宝箱一杯に入っていたので本当に数と種類が多いのだ。
それと、早めに片づけて人目に付きたくないと、苦笑を深める。

それと、冷えてきているし温かい物も欲しくなってきたのも事実で、先ほど言っていた屋台の話題を振ってみた。

玉藻 > 男の溜息に、幼女は気付く事もなく。
その答えに、ぱぁっと顔を輝かせた。

「よし、では、これとこれじゃ。
大丈夫、両手で持てる分だけじゃからな!」

幼女が選んだのは、持ち易いバイブとアナルビーズ。
形的に叩く為の道具で、扱いが楽だろう、と思ったからだ。
…が、見た目的には…うん、あれだ。
しかも、手で持てるからと、袋が不要とか言っている始末。

「と言う訳で、屋台じゃな?
案内、頼むぞ?」

その状態のまま、幼女は向かおうとか言い出す。
後は…まぁ、男がどう答えるか、である。

クレイグ > 「そうだな、うん。
空いた袋あるから使うか?」

流石にこれ持ったまま屋台に行くのは色々問題がある気がする。

「そうだな、少し行けば温かい飲み物か食い物売ってる屋台もあるだろうし」

とりあえず袋を渡して、バックパックを閉めると毛布を丸めて、その上に括り付ける。

「何か屋台で飲み食いするの、希望はあるか?」

同じ場所に出している屋台なら大体わかるので聞いてみる。

玉藻 > 「うん?
まぁ、これくらいならば、大丈夫じゃろう?」

今は両手が塞がっているが、飲み物を飲む時、脇に抱えれば大丈夫だろう。
幼女の考えは、そんなところか。
本当にそんな事をすれば、男の考えている通り、問題ありだ。

「…む、大丈夫と言ったんじゃがのぅ」

だが、袋を渡されては、仕方無い。
もそもそと、淫具を袋に詰めると、それを手に持ち。

「そうじゃのぅ…美味しいもの、が良い」

希望を聞かれ、考えはするが。
この場所は、知っている食べ物の方が少ない。
男へと、丸投げにする事にした。

クレイグ > 「持ちやすい方だ良いかなと思ってな」

袋に収めてくれて一安心。
美味しい物と言われて、考える。

子供ならシチューやジュースなどか、もしくは温めたミルク。

「それなら、こっちだな、酒場の一角が屋台になってる所で、色々売ってる所がある」

そういって、幼女に手を差し出す。

「少し行くとそこそこ人いるから迷わないようにな」

そう言って、手を取って歩き出す。
平民地区と貧民地区ならこちらは迷う事もないが、幼女の雰囲気からして目移りで迷いそうな気がしたのだ。
そして、屋台で色々と奢ったりすることになるわけで、しかも幼女の食べきれなかった物で自分の腹を満たすことになるのである。