2021/10/28 のログ
■ロゼ > (倦怠感や痛みが静かに消えてく。薬のせいなのは分かる――だがきっと、それだけじゃない。
舌と舌で唾液を泡立たせる水音がたまらなく厭らしくて、なまめかしい。
二日酔いも内側から滾る熱で押し流せてしまいそうなほど、身体が温い。
導かれるまま男の股座に尻を乗せ、裸の腿で太い胴をやんわりと挟む。
男の身体そこここに散れる金糸の髪はさぞくすぐったかろう。)
「 ……お金なんかいらない。 一人でおいていかないで。」
(見つかったと囁く男の低音が、痺れるように脳に伝う。やや拗ねた口ぶりで呟き、再び落ちてきた口づけに上下の唇をかぶせた。
懲りない女だと思う。
でもだって、美味しそうな彼が悪い。
やがて、互いの呼吸を奪うほどに加速度を得る。
泣き上げるように軋む寝台に、白いからだを沈み込ませ、苛烈に組み敷かれるのも時間の問題だ。
それもこれも、―――これはすべて あまくこうばしいこの男のせい。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 宿付きの酒場」からロゼさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 宿付きの酒場」からイーヴィアさんが去りました。