2021/10/17 のログ
■トール > 「ふふ、美人だろう?
笑うと可愛いのだが、如何せん感情表現は難易度が高くてね。」
背後を振り返り、無表情の頬を摘んで見せる。
柔らかそうに歪んで見えるが、あくまで幻術、中身は簡素な人形に過ぎない。
「まあ、確かに君の言うことにも一理あるが……。
ちなみに簡単な作業が可能な見た目や質感をある程度自由に設定出来るゴーレムとして開発中なのだが、どんな機能が欲しいかね?」
銀髪の少女の膝の上で足を組み、柔らかな膨らみの谷間に頭を埋めるようにして珍客の買い物風景を眺める。
あ、それ新製品だよ、と指差したのは夢見がよくなるクスリ。
もっとも適量を守らなければトリップしてしまう代物だが、要量用法を守る守らないはあくまで客の責任だ。
■イーシャ > 「まぁ、うん。
変な言い方だけどよくできてるって感じ」
幻術によるものだからこその言い方だが、それでもここまでヒトと変わらぬ造形になるのは製作者の力量というのもあろう。
それにしても物凄い自画自賛をしているが、知らぬが仏だ。
「それだけでも十分すぎる機能だと思うけどな。
簡易的な意思疎通だけでもできるようにしてくれたら便利かもしれない」
どんな機能が欲しいかと言われれば、己が使う場合を考えてしまう。
夜のお供とかそういうのはありきたり、仕事のパートナーとして考えたとき、ゴーレムとしての精密な動きは役に立つ。
それだけでなく見た目の設定もできるならハニートラップを仕掛けてもらったり、単純な囮になってもらうなども想定できる。
夢見がよくなる薬とにらめっこしながら、難しい表情で考え込むも伝える情報はごくわずか。
もっとも現状でもデキが良いのだから当然だが。
■トール > 「簡単な命令くらいなら聞けるがね、意思疎通となるとちょっと難しいな。
君、低級精霊とオトモダチになれるかね?」
喘ぐくらい出来れば娼館の需要があるかも知れないが、現状どうしたら改善出来るかの見通しは立たない。
感覚のフィードバックを受けて逆に使用者の感情を送信出来ればあるいはと思うものの、自給自足すぎてニッチすぎる。
「少し触ってみるかね?
感触も完璧なはずだが、一応確認してくれ給え。
あ、変な所には触れないようにな?」
銀髪の少女の膝の上から降りるとちょっと花摘みに、と奥の居住区へと歩いていく。
「ん?」
途中、手のひらに触れられるような感触を感じ、軽く小首を傾げる。
お使いの実験に外に出している別個体が何かに触れたかなと思う程度、そのまま奥へと消えていく。
■イーシャ > 「まぁそこまでいくとセックスワーカーの仕事を奪いかねないな。
そう言われるとね…」
確かにセックスボットとしての需要はあるかもしれないが、それはつまるところこの国の主要産業である娼婦や性奴隷の存在意義にも関わってくるかもしれない。
ましてや低級精霊は言ってみれば小動物のようなもの、仲良くはなれても意思疎通までは難しいだろう。
「マジ?それじゃあお言葉に甘えて…。
というか店番か」
トイレにいくので店番よろしくということなのだろう。
体よく試作品を試せるので良いのではあるが、肝心の製作者と感覚が繋がっているという点については知らないままだ。
というわけで早速触ってみよう。
まずは適当に髪や肌に触れてみる。
確かに本物と差異の無い感触である、髪は一本一本質感があるし、肌もきめ細やかだ。
骨格まできちんと感じることができる。
その間はやはり人形の反応は皆無。
だからこそ試してみたくなる、本当に反応は無いのかというものを。
本人が散々堪能していた大きな乳房に手を伸ばせば、やっぱりというか思う存分揉みしだいていく。
もちろん乳房の先端を指でくりくりと刺激しながら行って、入念な動作と感触の確認をしていくのだ。
■トール > 残された銀髪の少女は感情の感じられない瞳を近付いてくる珍客へと向ける。
しかし、それ以上の反応は見せず、伸ばされる手に怯えることもなくすべてを受け入れる。
金糸のように細い銀髪は指に絡みつきながら流れ落ち、肌理の細かい肌はさらりとした感触を与える。
店主が自慢していた豊かな膨らみは珍客の指が沈み込むほど柔らかく、望むがままに卑猥に形を変える。
先端を弄られるとメイド服の上からでもわかるほど固く尖り、下着は着けられていないことがわかる。
一方その頃、トイレでしゃがんだ金髪の少女は頬を染め甘い息を吐きながら細い肩を震わせていた。
「あの馬鹿、節操と言うものがないのか……。」
用を足すどころの話ではない。
執拗に胸を揉みしだかれる感覚、そして、お尻を撫で回す感覚。
それを同時に味わいながら、声は漏らすまいときゅっと唇を噤む。
■イーシャ > トイレがずいぶん長いな、なんて呑気なことを考えている彼。
少女はどれだけ身体を弄っても表情一つ変えることは無い、そこはさすがといったところ。
変化が現れたのか身体のほう、たっぷりと揉み解した乳房の先端はぷっくりと膨らみ、固い尖りとなって明確な反応を示していた。
ここぞとばかりに、固くなった先端を摘まみ解し、こりこりと捏ねる。
ここまでくると彼もいろいろドキドキしてくる…まして少女はどういうわけか下着をつけていない様子。
ただいよいよそこまで手を出すほど節操無しというわけでもなく。
寧ろ問題なのは外出しているというもう一体の方。
どうやら帰りがけに悪漢に捕まってしまったようで、無抵抗のままその身体を好き放題愛撫されている。
こっちはお尻と股間を中心に、掌で尻を掴み、ぺちんと軽く叩いたりし。
さらには割れ目に指を這わせ、レイプする気満々の愛撫をされていく。
身体の上下で感じられる刺激に、異変を感じるかそれともそんな余裕もないだろうか。
■トール > 無表情な顔とは裏腹、メイド服の上からでも敏感な先端は珍客の指に反抗するよう生意気に尖り押し返す。
指が沈むほど柔らかな肉の上の硬い突起、その対比は今までも何人もの男を楽しませて来たもの。
もっともあくまでも幻術による錯覚でしかないわけだが……。
錯覚でしかないわけだが、トイレの幼女にとっては錯覚ではない。
幼い身体ではありえない肉を捏ねられる感覚と現実よりも大きな先端を執拗に弄り回される快感に赤い舌が覗く。
更には割れ目の中に入り込んでくる指の感触に丸めた背筋が震え、舌の先から垂れた唾液が便器の中にぴちゃんと音を立てる。
「さすがにやりすぎ……ではないかね?」
恨みがましく口にするものの、執拗に続く感覚に立ち上がることも出来ない。
用を足すことも出来ないまま、別の液体が糸を引いて便器の中に垂れていく。
そんな使用者の状況を反映するよう二体のヒトガタの股間も湿り、無表情無抵抗な癖にオスを簡単に受け入れる淫乱……そんな印象を与える。
■イーシャ > 「それ用みたいな話だったし。
とはいえ変なことするなとは言われてる…」
もう十分変なことをしているのだが、さすがに一線を越えるには分が悪い。
いっそ戻ってきた彼女に頼んでみるというのもあるしと、とりあえずは胸から手を離し、なでなでと少女の髪を撫でて。
と、そこで少女の股間が濡れていることに気づく。
さすがにちょっとおかしいのではと思い始めれば、トイレ中に悪いとは思うも、店の奥の方へ足を向けようか。
そしてもう一方のほうは、そんな都合など構うはずもなく。
ただ己の欲望に従って少女の衣服をはぎ取って裸体にしてしまおう。
外で裸にされたような感覚が幼女を襲い、そのあとは強引な口づけ、先ほどとは手つきの違う乱暴な乳房への刺激。
そして何より下腹部に感じられる固く熱い感触。
悪漢の無駄に大きな逸物が少女の下腹部から割れ目を擦り、容赦も節操も無く、巨根をずっぷりと膣に捻じ込まれてしまうのだった。
■トール > 「あふ……。」
不意に感じる頭を撫でられる心地よい感覚。
そんな優しさと同時に与えられる乱暴に扱われている感触。
飴と鞭を同時に与えられ、自分ではない触覚が重なる感覚は幼女の脳に理解不能な混乱を与える。
垂れた舌を絡め取られる生暖かな感覚、全身を撫でる冷たい空気、垂れた膨らみを痛みを感じるほど激しく弄り回される刺激。
そして、背後から貫かれる快感。
小さな身体の奥の奥まで埋め尽くされ、現実には衝撃を感じていないにも関わらず前のめりになってしまい、反射的に便器の中に突いて体重を支えた両手が冷たい水で濡れる。
「むっ反応な人形相手によく盛れる……ものだな。」
あの馬鹿、と珍客のマスクを思い出すものの、喘いでやるものかと、代わりに強がりの言葉を吐き出す。
そんな幼女の反抗心のせいでドアの前に立ってもトイレの中は静かなもの。
しかし、自宅故に鍵が付いていないドアを開けば中で幼女がしゃがんでいる様子が見えることだろう。
もっとも、両手を便器の中について金隠しに額を押し付け、そして、下着を膝まで下げたお尻を突き出して幼い膣口をぱっくりと開いてひくつかせているような状態ではあるが。
■イーシャ > 店の少女と異なり、外の少女は悪漢にこれでもかというくらい犯されまくっている。
挿入を成したことでもうなんでもありとなった男は、立ったまま正常位で、今度はバックから、そして種付けプレスと…節操なく体位を変えては好きなだけ少女の身体を犯し続ける。
パンパンっと路地裏から響くレイプの音は周囲に聞こえるものの、誰かが助けに現れるといったことはなく、寧ろ次は俺が…といった順番待ちが起こりかねない。
「トール、ちょっといいかい?」
彼が声を掛けてきたのはそんなタイミング。
しかしトイレのドア越しで、しかも遠距離レイプされて正常な判断がしにくい状況で、彼の声が聞こえたかどうか。
声がしないことからとっくにトイレを済ませてしまったのだろうと思い込んだ彼は、無造作にそのドアを開けてしまう。
幼女の卑猥なポーズが目の前に入ってきたタイミングで、もう一方の少女を犯す悪漢は、ぶるりと身震いすると同時にどぷどぷどぷっと大量射精をかましてしまうのだった。
■トール > 無反応とは言え、極上の身体は抱き心地がいいのだろう。
顔もわからぬ男に好き勝手に犯される快感に幼女の身体は痙攣し、金隠しに噛み付くようにして必死に声を押し殺し続ける。
幼女からして見れば、犯している相手は仮面の珍客、後で代金を請求してやろうと思うものの、今はトイレと一体化したかのようにこの場から動けない。
「あふ、ぅ、ぁ……。」
体位が変わる度にお腹の中の熱の角度が変わる。
大人の肉体から与えられる刺激を幼い身体で受け止める感覚は神経伝達にも異常を生み出し、指一本動かせない状況に陥り、ただただ一方的に与えられる快感に蒼い瞳が焦点を失う。
そして、背後でドアが開かれたことにも気付かず、子宮に直接熱い子種をぶちまけられる刺激を味わいーー。
「ふっぐぅぅぅぅ!!」
必死に声を押し殺しながらの絶頂。
丸出しの小さなお尻が何度も跳ね上がり、ぱっくりと開いた膣口から溢れる淫蜜がびちゃびちゃと音を立てて便器の中へと零れ落ちる。
■イーシャ > 【中断】
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔法具店『ビルスキルニル』」からイーシャさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/魔法具店『ビルスキルニル』」からトールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にひよりさんが現れました。
■ひより > 遠い故郷の村からやってきた田舎娘にとっては、見るものすべてが新鮮で珍しく思える賑やかな王都。ここでなら相当な見分を得られるだろうと適当なところに宿を取り、しばらくの滞在を決めて、毎日周辺の散策を行っていた。
そして今日は朝早くから営業していた食堂に踏み入れている。店内はこれから仕事に出ようとしている労働者の人たちが多く、大人の高い背丈に埋もれるようにしながら、ビュッフェ形式で並んでいる食事を前に、きょろきょろと視線を彷徨わせて。
「お野菜と、お野菜と……、むむ、これは…なんでございましょう。お肉…でしょうか?
うん。何事も挑戦と申しますし…っとと、すみませぬ。いえ、はい、お気づかいなく」
サラダに、煮野菜に、と野菜を多めに盛りつけながら、ときどき見た事のない料理に目を丸くし、じっと観察したりする。どうやら肉料理だったらしいそれも、トングで摘まんでトレイに乗せて。
そんな事をしていたら、隣の人と腕がぶつかってしまい、ぺこぺこと頭を下げた。
■ひより > 一通り料理を取り終えたら、あとは席探し。大体どこの席も埋まっていたから、人が多い店内をしばらくうろうろ歩き回る事になった。
中には仕事の時間が迫っているからと壁際で適当に立ち食いをしている人も見かけられたものの、他人の行動はさておき、自分が同じようにふるまうのは抵抗もあって、どこかの席が空くまで邪魔にならないところに控えていようかと考える。
「…はぇ。え、よ、よろしいのでございますか?は、はいっ、ご一緒させていただきますっ」
あまり人が通らない場所にぽつんと立っていると、不意に近くのテーブルから声をかけられた。ここなら椅子が一つ余っているからと誘ってもらえたのは、幼さゆえの役得か。
親切な誘いにぱっと笑顔になると、ぱたぱたと早足。大人用の椅子は自身には少々高いものではあったけれど、座れないほどでもない。
そうしてしばらく、同席した人たちから様々な話を聞かせてもらいながら、朝食の時間をすごす事になったようで…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からひよりさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 魔術堂『金の杖と銀のペン』」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 平民地区の人気のない通りにある、民家風の魔術屋。
漆喰塗りに、青い三角屋根。そして、銀色のペンのドア飾りが特徴的なその店には、黒いローブを着た主人が居る。
彼の名は、ロブーム。悪魔にして魔王である。
「さてさて。久々の店開きだが、客は来るかな……」
心清き者ならば。
この店に纏わる、毀誉褒貶の何れであれ、その噂を聞いた事があるかもしれない。
曰く、その店には噂を聞いた者の知人の病気を治すための薬がある。
曰く、その店では、違法な奴隷を取り扱っている。
曰く、その店の主人は神の遣いである。
曰く、その店の主人は魔王である――
その内容は何であれ、その内実を確かめる為に中に入りたくなるような、そんな噂を聞いた事があるはずである。
何せ、噂を流しているのはその主人そのもの――正確には、その部下達なのだから、当然の事。
「(さて、今日はどんな客が来るだろうか)」
例えそれがどんな客でも、この店は受け容れるだろう。
何かを求める者には、その何かを。
彼と敵対を望む物には、挑戦の機会を。
尤も――その為に何を代償にするか。それはロブームの胸先三寸なのだが。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 魔術堂『金の杖と銀のペン』」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > 平民地区の大通りの端っこを歩いてく。
お仕事のお使いを済ませた帰り道。夜になって空気も冷たい頃に
今夜は風も吹いたりしてるので、建物で風避けをしながら
帽子を目深にかぶって俯き加減で歩いてた…。
それでも白い髪や柔らかいワンピースの裾を揺らし、街灯の下で脚が止まる。
肩から斜めにかけた鞄の中は、お仕事のあとなので空っぽ。
自分用の小さいお財布が入ってるだけ、あまりの寒さに周囲をキョロキョロして、
なにか温かいものが飲みたくなって、通りになにかないかと探していた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクレイグさんが現れました。
■クレイグ > 「きょろきょろと何か探してるのか、お嬢ちゃん」
周りを見渡していると、中年戦士風の男が後ろから声を掛ける。
手には木のコップ、そこからうっすらと湯気が登っているように見える。
そして、少しだけ香るワインの2匂い。
どうやらホットワインの様子で、湯気が出ている所を見ると購入したばかりなのだろう。
男の額には傷があり、厳めしい顔つきだが、仕事終わりだからなのか、視線自体は楽しそうな感じに見える。
■シャルレ > 急に後ろから声をかけられ、わかりやすいくらいビクッと肩を跳ねさせて驚き振り返る。
「…ぁ、んと……」
振り返るけど、その長身に思わず帽子から見上げるようにして相手を見たけど…、
その体格の大きさに見覚えはあった。
酒場通りの縄張りを散歩中に何度か見かけたことがあった人だったので。
「どこかでホットミルク飲めるとこないかなって、スープでもいいけど」
言葉を交わすのは、初めて…でも怖がることなく、
相手に返事を返したあと、また周囲を見るように視線を伸ばして。
■クレイグ > 知らない大男、しかもどう見ても普通の仕事をしていない人間に声を掛けられれば、驚くのは当然だな、と少し酒の入った頭で考えながら。
ミルクか、スープ、少し考えて。
「これを買った食堂が、少し手前にあってな」
言いながら男が来た道を指さして。
「いきなり冷えたからか、色んな飲み物や温かい食べものなんかを売っていたな」
指をさした方向の少し先に人だかりが見える。
男が言う様に温かい飲食物を食堂前で販売している様子。
「ふむ、驚かせた詫びに、一杯くらいなら奢るけど、どうする?」
酒を飲む前から機嫌がよかったのかもしれない、そう思えるほど機嫌が良さそうに見える。
■シャルレ > 「あっち?ホットミルクあるかなぁ」
指をさされた方向を一緒に見てみる、人通りの先に人が多くなってるとこを見つけて。
相手の持ってるものは匂いから、お酒であることは気づいてたけど、
「ん、大丈夫。ちゃんとお金あるよ?」
ペタンコの鞄の中には自分用のお財布だけ、ポンポンと手でたたいたあとニコっと笑って返すのは、
相手のまとう空気が機嫌がよさそうなものであったから。
■クレイグ > 「食堂で出してる飲み物で温めても美味いのは出してたから、あると思うぞ」
商売上手な店だなと、くっくと喉奥で笑いながら、そういって。
「おう、そうか…なら安心だな、ただ…あまり大きな声で金がある事や、どこにあるかは言わない方が良いぞ」
スリや物取りがどこで聞いてるか判らないからな、と少し注意するような物言いで苦笑する。
「お嬢ちゃんは、戦える感じじゃないし、そういうのに合わないに越したことは無いからな」
思わずなのか、すっと伸ばした手がぽんと頭を撫でる。
「と、すまん…なれなれしかったな」
その手は直ぐにどかされ謝罪が男の口から洩れる。
■シャルレ > 「そっか、よかった」
にこっと笑って返す。
鞄に手を乗せてたのをパっとよけて、鞄を正面になるようにして
「ん、わかった」
危ない人や変な人が中にはいのも知ってる。
酔っ払いはと遠くから見てて面白いけど…。
「んーん、大丈夫」
大きな手が頭にのせられて撫でられると、小柄な体と相手に対して小さい身長は。
軽く肩をすくめて返し。帽子のなかで耳がピクピク動いた。
■クレイグ > 「少し高くなるかもだけど、ミルクなら砂糖か蜂蜜を入れて貰ってもいいかもな」
俺もたまに甘いもんが欲しくなるとこそっとそういうの頼んだりするんだ、とまた小声で言って。
「判ったならよし、素直で良い子だな」
また喉奥でくっくと機嫌良さそうに笑う。
そして大丈夫との言葉に安堵したのか、微苦笑しながら。
「そか、ならよかった」
そう言って、コップから一口ホットワインを飲み、ふぅと安堵したように大きく息を吐く。
■シャルレ > 「私も!ミルクに少しだけ砂糖入れるの好きー!ハチミツは…したことないから、今度してみる」
パっと明るくなるように、【おいしいホットミルクの飲み方】が同じなことに嬉しそうに笑う。
ホットワインの香りは嫌はものではなく、大人の匂いがした。
スンと鼻先をもちあげたあと、
「じゃぁ、私もあっちいって買ってくる。おにーさん歩きながら飲むと落としちゃうよ?」
夜の空気は冷える。教えてもらったお店にホットミルクを目指して、買うために脚を向ける。
数歩離れたあと、振り返りニコニコしたまま、相手に軽く手を振ったあと、お店にむかって歩きはじめた。
■クレイグ > 「試してみると良い、クッキーなんかのお菓子と一緒だともっとうまいぞ」
嬉しそうに笑う少女にそう言って。
「ん、そうだな…それじゃ」
ホットワインを一気に飲み切り、木のコップを腰の開いていた袋に入れて。
「これで大丈夫と、それじゃ気をつけてな、お嬢ちゃんが言った通り飲みながらはあぶないから、食道前にある長椅子あいてたらそこで飲んでから帰ったほうがいいぞ」
そういいながら、少女が食堂の人だかりに近づくのを見届けて、下手な鼻歌を奏でながらその場と後にした。