2021/10/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区の店頭周辺掃除」にセレアさんが現れました。
セレア > 「にしてもなぁ……、最近凄いんだよなぁ……ここのゴミ………」

とある店から、ここ周辺の掃除をしてほしいと依頼があった。
まぁ、仕事のうち給料だと思えばなんとかなるか。

なんて考えながら、ゴミ袋を左手に、板挟みを右手に持ち。
おばあさんみたいに「よっこらせ」と呟くと

「………、……くしゃみでる……!!ぶっっっっっっっっ」

大胆に息を飛ばすと

「!!!!!!!!!!!!!!!!んんぅううううう、つっっっっっっっっっっっっっった、、!!ま、…ぃた」

変な方向にくしゃみをしたおかげ、どうしようもない所で身体をつり
膝から崩れ落ちる、情けない年頃の女子。

「まだ、何も拾っってないでしょおおおおお!!!!」

自分にツッコミながら、暫くは立ち上がれない状態だった。
眉間に皺を寄せ、皺くちゃな顔で「いでぇえええ」としか声が出せなくなっていた。このままこの子はどうするのか。

セレア > 「…………」

銅像の如く、数分。立ち上がれずにいて。
なんとか痛みが引いてくれたようで、ゆっくりと立ち上がる。

「……………」

色んな意味で放心状態でいると、ふと目に止めたのは、なんかの物体。

「……………、なんか、ある………」

まさか偶然に、見つけるなんて思ってもいなかったのは、店と店の狭間。
三人ほど入れそうな薄暗がりの道。

「今……何時…………」

ふと時間を気にして、たまたま付けていた腕時計を見つめ、やや不安気に見た時刻。

「…………夕方………前………、まだ、大丈夫だよね………」

日が暮れては、夜になる前に、済ませておきたいと思ったこと。
この場に、使用済みのゴムが幾つもあるだなんて誰が想像できるだろうか。

「あまり、ここにいたらアカンよね…、早く捨てて済ませて帰らないと…」

何かが起こる前にと、急いで拾い始めた。

セレア > 「結構…、拾えたんじゃない……?」

すっからかんだったゴミ袋は、なんとか6つも袋ができるほど。
慌てて拾ったことにしては、短時間でよく済ませることが出来たと満足気に。

「へへへ……、あたしってばさぁ……やれば出来る子なんじゃーん!なーーーんっちゃって……ぁあああ、ひと段終わったから…帰るかぁ……」

再び時刻と向き合うと、夜の7時近く。
目を細めて周囲を確認。

「大丈夫…そう……、よし……今のうちに今のうちに…」

両サイド、三個ずつ片手に持ちながら、急ぎ足でその場を立ち去ろうとした。

ご案内:「」にセレアさんが現れました。
ご案内:「」にセレアさんが現れました。
ご案内:「」にセレアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にセレアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からセレアさんが去りました。