2021/09/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にブルーベルさんが現れました。
ブルーベル > 西日が窓から差し込むこじんまりとした屋内。
壁一面に棚が並び、中にはガラスの小瓶が収められている。
窓から見える看板には『Perfume・bell』の文字。

外から聞こえるカラスの鳴き声は、実は閑古鳥なのではないかと思うほどにお客の姿は全くない。
調香用の道具が広げられたカウンターには女が一人椅子に座っている。

「……ん……や、はぁ……」

座っている、というよりは力なく机に伏せるような様子で片手を枕代わりに、もう片方の手はだらりと垂れてロングスカートの中へ。
傍には梱包された娼館へ引き渡すアロマオイルの小瓶たちが箱に詰められて置かれている。


「ん、や、どうしよう……こんなところで、だめなのに……んぅ、はぅ……」

苦し気な吐息を吐き身体を小刻みに揺すってしまうと
くちゅり、と静かな店内に粘りつくような音が響いてしまう。
本来であれば店内に行うにはあまりに大胆な行為、しかし女の意思に反して身体は止まらなく……。
とはいえ日が傾く前に店を閉じたはず、誰かが入ってくることはないと思い直し。
密室での秘め事はより音を増していき、耳の良い人物であればドア越しにでも悩ましい声は聞き取れそうで―――

ほんの少しの不幸が偶然にも重なってしまったゆえの出来事。
夫との触れ合いが少なく欲求が嵩んでいて、
娼館へ渡すアロマの材料に僅かな媚薬成分が含まれていて、
そして、ドアのカギをかけ忘れてしまって……。

とはいえこれ以上の偶然が重ならなければ済む話、何らかの理由で予期せぬ来訪者が訪れなければ――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にコルボさんが現れました。
コルボ > 「ここでいーんだよな……。」

 媚薬や獣除けの香をはじめ、自分でも薬品の調合はするが、突き詰めて考えるとなると専門家には劣る。
 今欲しいのは香にまつわる知識とアドバイス。

 娼館にも品を収めている、とも話を聞いて自分の欲しい情報にも繋がりやすいだろうと訪れて。

……閉店しているが、鍵は開いている。
品をいくつか購入するとでも言えば、応じてくれるだろうか。

「すいませーん。買い物がてらちょっと話させてもらえれば……。」

 店の扉を開きながら声をかけたところで、返ってくるのは返事ではなく、
 葛藤に悶える艶めいた声と吐息。

「店閉めてからお楽しみに耽るのはうなずけるが、不用心だな」

 扉の鍵を閉め、カーテンを閉め、カウンターに近づいていき。

「……自分の品に当てられたのか? ちゃんと管理しなくちゃ駄目だろう?」

 においを嗅ぎ、嗅ぎなれたものを感じ取り、にぃと笑いながら貴女の頬へ手を伸ばし、優しく撫でてから。

「ちょっと取引の話をしたいんだが、その前に頭も体もすっきりさせようじゃないか」

ブルーベル > 「ん……はぅ、んン……え? ひっ!?」

スカートの中で敏感な部分を弄る手の動きに意識を奪われて。
気が付けばドアの開く音にすら気が付かない程に一人の情事に没頭してしまっていて……。
当然と言えば当然で、知識や技量を持つのであれば不意の来訪者も訪れるというもの。

必然的に最後の偶然が重なってしまい―――。

頬に触れる男性の、主人とは似て非なる荒事に長けた逞しい手に現実へと戻ってきて。
不意の来客の存在に気が付き大きく目を見開き、自身の状況にまで考えが至る。

「ち、ちが、ちがくてですねっ
い、いえ、えと、いら、いらっしゃいませ……!
本当に、大丈夫ですので……あっ、私、けっ、結婚していまして!」

パニックになる頭を何とか働かせて言い訳を考える。
ガタっと体を起こすが、腰砕けになってしまい居住スペースへ続くドアにもたれ掛かるようになってしまい。
身体を迫る男への、ようやく思いついた言い訳は既婚の宣言で。
しかし、体は既に出来上がっており、熱の発散を求めてしまい強い拒絶の言葉までは口に出せず。

コルボ > 「結婚してるのにそういうことになってる、我慢できないってことは、
 旦那としばらくしてない、発散が期待できないからだろう?」

 そういう”人妻”といっぱいしてきたので大体わかってるチンピラは
 ニヤニヤしながらドアへと逃げていく貴女に迫り、ドアノブに自ら手をかけて、居住スペースへ貴女を押し込み。

「わかってる、旦那に操を立ててんだよな? 分かるよ?
 でもな、こりゃ事故だ。あんたは悪くない。
 だって自分の薬で堪えられなくなってんだし、俺もそのせいで我慢できなくなってる。
 ただ、事故の後遺症を引きずりたくはない、よな?」

 懐から錠剤を取り出して眼前に突き付けて。

「取引ってのは、あんたの知識を借りたい。こりゃ、俺が普段女とヤるのに使ってる
 避妊薬と媚薬のブレンドだ。普段は飲み物に溶かしてんだけどな?」

 錠剤に意識が言っている間に、手早くロングスカートへ手を伸ばし、裾を引き上げ、
 今しがた貴女がほぐしていた粘膜に、優男の見た目に反して、細くともゴツゴツとした指が
 力強く粘膜を押し広げて潜り込む。

 ……捻じ込まれて理解するだろう。男の爪が深く切られて丸く整えられた、
 常日頃から女を弄ぶ時に傷をつけないことを念頭に処理されたものだと。

 それが無遠慮に、わざと卑猥な水音を奏でるように貴女の秘洞をかき回す。
 喘ごうものなら口をふさぐ手が器用に錠剤を咥内に押し込むだろう。

「出来るだけ声を押し殺してな? そうすりゃイく時にぶわっとイけるからよ?」

 そう言って、せわしなく、無遠慮に、力強く、男の指が制圧を始める。

ブルーベル > 「っ……そ、それは……」
ニヤニヤと図星をつかれてしまえば言葉に詰まってしまい。
その隙をつかれて、寄りかかっていたドアを開けられると抵抗もできずに居住スペースへの侵入を許してしまう。

「っ……じ、事故、そ、そうですね すみません……私の不注意で……わ、わかりましたでしたら手で……
っ、それって……っ!」

男の提示する”言い訳”はとても甘美に見えて、しかし未だ操を立てようと別の案を切り出しながら。
避妊薬と媚薬の錠剤、もちろん効果も知っているそれを見て視線を奪われて。

「あっ……んぅ、やっ……だめっ、ああっ……!」

反応もできず男の指を受け入れてしまい。
待ち望んでいたより太く固いごつごつとした感触に、軟肉は歓迎するように纏わりつききつく締めあげる。
十分に潤ったそこはひくひくと震えて、とろりと蜜をこぼしてしまって。

「んぅ、んぅ~~~っ!……っぷはっ……だめっ、
そんな、いきな、りっ、強くなんて、くひぃ、あっ……
んぅ、はぁ、わ、わかりました、せ、せめて寝室で……」

女慣れしている指とその技巧に堪らず声を上げて。
錠剤を飲み干してしまう。
すぐに効果などでないだろうが、体が火照るような感覚を覚えさらなる言い訳が加算されてしまい。
力強い愛撫に対する最後の拒絶は情事の場所を変えて欲しいという言葉であった。
それは寝室、ベッドルームでの交わりを誘うようなもので。

コルボ > 「寝室か。寝室かぁ……。キスと寝室は夫婦に遠慮しようと思ったのになあ……?」

 最終的に堕とす、相手の心に付け入る手管として最初は譲歩し、徐々に絡めとっていく、つもりだったのだが。

「しょうがない、しょうがないよなあ……? 奥さんのほうからOK出たらなぁ……?」

 ニィイイイ、と唇を吊り上げた男の視線は貴女を”交尾する雌として捉えた”雄のそれで。
 ……そんな視線を、貴女の夫は向けてくれただろうか。
 ただ大事に貴女を気遣い、妻として扱っても女性、ましてや雌として欲してくれただろうか。

「それじゃあ、案内してくれよ。
 ……ああ、あとキスはしないからな。
 あんたみたいないい女を射止めた、あんたの旦那への敬意だ。
 今度からはちゃんと香の管理、しっかりしなよ?」

 あくまで事故、もはや合意の上での”処置”なのだと言わんばかりに
 貴女の肩を抱き、しかし指は決して披裂から抜かれることなく、
 貴女を弄びながら寝室へと案内させる。

「毒抜きついでに、俺の商品もしっかり体で身に染みてくれよな?」

 その媚薬は、錠剤故に確かに効果は遅いが、魔物由来の成分で調合したもの。
 依存性も後遺症も残らず、確かに避妊効果もある。
 だが男が女を犯す為に仕上げたもので、確実に、ゆっくりと雌を蝕んでいく代物で。

ブルーベル > 「っ……寝室は防音の魔術がかかっていますので
隣人の方に変な噂が広まるのは嫌なんです……ツッ!」

その言葉に感情を堪えるようにまつ毛を震わせて、棘のある言葉で応えつつ。

自身の体を貪らんとする雄の視線にぞくりと体を震わせ視線を逸らす。
夫の優しい目とはうって変わった激情に、心は恐怖を覚えるも体は期待に熱くなってしまい。

「は、はい……んぅ、ありがとう……ございます。
……わかりました、んくぅ、そ、そうですね……二度とこんな、くひぃ、指……んぅ」

肩を抱かれれば抵抗なく受け入れて、秘所を動き回る指に何度も体を震わせ軽い絶頂と共に床を汚しながら。
少しずつ寝室へとあなたを案内する。

もし彼女が飲まされた媚薬の材料を知っていれば全力をもって拒否しただろう。
自らが調合するちょっとした興奮作用と同じだと考えてしまったがゆえの過ち。
確かに女の抵抗力をゆっくりと蝕む様に削いでいって―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からブルーベルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からコルボさんが去りました。