2021/07/09 のログ
ご案内:「平民地区・公園 平民地区2」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 平民地区の片隅、小さな公園
遊具や噴水など無い、小さな公園
ベンチと生け垣、植え込みがいくつか
そんな簡素で慎ましく、そこに在る公園のベンチ
一人の少年が、足を大股に開き。だらしなく座ってる
銀髪のジャギー、というには少し乱雑すぎる短髪
顔立ちは、よくよく見れば可愛い、といえるほどではあるが、目付きが悪い。そのうえ無愛想なのでその端正さも台無しだ。
まあ、少年は別に男娼でもナンパが趣味でもない
今日もこうして、だらしなく公園でぐでっとしてるだけの住民だ
元天使――天使と言っていいのかどうかは、少年にも疑問が少しだけあるが、今はそれも放逐されて、王国の住民
とはいえ仕事を望むわけでもなく、かといって、娯楽に興じる性格でもない
となると―――こうして、なにもせずだらけるだけの毎日だ
そして同様に、仕事と言えばこの公園でごろごろするだけの存在がいる……ここを根城にしている野良猫である
くっつくには少々暑い空気
なので少年のとなりで横に転がり、ぐでーっと伸びている
くぁぁ
と、アクビを少年と野良猫が同時にしてる辺り随分と仲が良い様子
まあ、少年からしたら邪魔でしかないのだが、それでも追い払う趣味もない
■グラスシエル > にゃあ
のらねこが鳴く
暑そうな軍服を着たままの少年は、億劫そうな
「・・・ンだよ」
と、睨む
少年と、目が合うとかなり険悪な目つきを無視して、野良猫は少年の膝にのって、そのまま少年のお腹を前足でもみもみ
あれだ――これは
「おまえ、このクソあっちぃのに寝るの?他人と?なあ勘弁しろよ」
野良猫の甘えてるサインに、しかめっ面をする。
はよ横になれというように、野良猫は前足で少年のお腹をもみ、そして胸のあたりに両手を伸ばしだす
っち、暑ィのに――と少年は舌打ちしつつ、ベンチに横になる
猫は、当たり前のように胸の辺りにでーん、とふてぶてしく乗ると、スンスン、と軍服の匂いをかぎながら、胸のあたりでくるくr回るようにうろうろ
「あー、うぜ、はよ丸まれ、どこで丸まろうといっしょだろ」
野良猫は、少年のボヤきを無視して、ベストポジションを探してから。のしっと胸に乗っかって丸まる。
少年はいいようにベッドにされたまま、暗くなった空を見上げて
ご案内:「平民地区・公園 平民地区2」からグラスシエルさんが去りました。