2021/04/28 のログ
ご案内:「平民地区内の倉庫街」にアダガさんが現れました。
アダガ > 「う~~、この時間は流石に冷えるな。」

俺は両手を擦り合わせ、吐息で温める。
今日の仕事は倉庫街の警備だ。
俺を含め、仕事にあぶれていたであろう冒険者達が複数集められそれぞれ数人単位で決められた箇所を警備することになった。

この街に来てまだ日が浅いが、俺でも冒険者達に程度の差があることは段々分かって来ていた。
今日集められた冒険者達はどちらかと言うと、仕事にあぶれるべくしてあぶれた連中だろう。

隙だらけだし、何をしてるのか途中で抜け出しては戻ってこない奴も居る。

同じ人間でも俺の故郷を襲った連中とは大違いだ。
ただ、数を集めることに意味があるのか。
依頼主が言う様な不審者の類は現れない。
このままだと無事に依頼を終えそうだ。

アダガ > 俺が警備しているエリアも本来は4人で見て回るはずだったのだが、
いつの間にか俺一人になっている。

「あいつら、マジで仕事も放りだしてどこで何してんだよ。」

いいかげん冷えてきたので、俺は二の腕や肘を両手で温めている。
故郷の皆ならもっと皮下脂肪も分厚かったからこの程度どうってことないんだろうが、俺の身体では結構キツイ。