2021/04/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 冒険者というのは、時に悪乗りが過ぎる事もある。
危険と常に隣り合わせの状況でもそれを切り抜けるだけの度胸を求められる稼業についていれば、その行動も突飛になったりするもので。
そしてパーティを組んだりすれば、その突飛さに拍車がかかって仕方がない。
その夜、褐色肌の冒険者は酒場にてギルド仲間とカードゲームに興じていたのだけれど。
大負けした代償の罰ゲームとして、「ぱんつを脱いで王都を一周すること」を命じられたのだった。
「……だ、……大丈夫、……下着つけてないだけだから、……誰も気づいてない……、うん、……きっと……」
時刻は夕食を終えてお酒を飲む頃。
酒精を求めて歩く繁華街の人々にまぎれ、罰ゲーム中の冒険者は表面上何気なく歩いていた。
衣服はもちろん身につけたままだ。けれど、巻きスカートの奥がショーツで覆われていないだけで外気がすうすうと秘所を通気して非常に心細かった。
おそらくどこか遠くから同僚たちが自分の様子を見てニヤニヤ笑っているのだろう。気恥ずかしそうな顔つきでそれとなく伺いつつ、自然と内股気味の歩幅で落ち着き無く人通りの中を歩いて。
■タピオカ > 「~~~~~……っ……!
どうにか酒場に戻ってこれた……」
無事に何事もなく、自分が腰を覆う布生地の裏に裸の割れ目を晒しながら歩いているということをお披露目してしまう事は防ぐことができた。
ぐるりと一周、それは当然半日もかからないお散歩であったが旅慣れをしている自分でも王都からゾス村を歩いているほど長く感じられた。
「よーし……!もうひと勝負!
今度は僕が勝ってお返しに恥ずかしい命令してやるんだから……!」
帰り着いた酒場で下着を取り戻すとひと心地ついて。
カードも含めた戦となれば負けず嫌い、再びテーブルにつくと再戦を申し込む。
――結局、ポーカーフェイスもままならない田舎者の冒険者は再び大負けの憂き目に合うのだけれども。それはまた別のお話で――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリラ・フィオーネさんが現れました。
■リラ・フィオーネ > 「ご注文を承りまーす。はい、はい…あ、はい…サービスは無いです…しませんからぁ!! ううっ…」
錬金術店を営んでいる彼女ではあるが、現在の服装は胸がかなり露出気味なミニ丈の給仕服姿だった。
目尻には緊張やらセクハラやらのせいもあり、ほんのりと涙を浮かべながら一生懸命にお仕事中である。
最近は出費が多いせいもあり、こうして普段の売り上げも微妙な自分の店を放置して短期のアルバイト中となっていた。
最初は戸惑いながらも、かなり接客業にも慣れたらしく。
それでもセクハラをしてくる人にはやっぱり慣れなくて、今も涙目になりながら逃げだすように伝票片手に給仕中。
「ふぅ……よし。お、お待たせしました~、エールと骨付き肉の大です。」
立食用のカウンタースペースにてご注文を頂いたお客様の元へと飲み物と料理を運び。
お盆に乳房をぎゅむっと圧し潰すように抱きかかえながらペコリを御辞儀をして再び仕事へ―――
ひらりとミニ丈のスカートが翻れば、淡いピンク色のショーツが見えてしまい。
それを見た食堂の常連客らしき男達からからかわれる声に羞恥に耳まで真っ赤にしながらも別の業務を続けていく。
それから少しばかり時間を空けた後、空になった皿を回収する為に歩き回り。
夜の酒場兼食堂は本日も混雑しており、さっさと帰りたいと考えながらせっせとアルバイトに勤しんでいた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリラ・フィオーネさんが去りました。