2021/03/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 一膳飯屋」にお登勢さんが現れました。
■お登勢 > 平民地区 昼間
旅人や平民が多く利用する通りの一角に構える木造建築の飯屋
水浴び場に影響されたという木造建築と、そこで食べられる調味料の匂いが道端に香っていく
ただし扉だけは固く頑丈な引き戸で、蹴り破るなんて言う真似はできない盗人仕様か
ガラリと開けられると、店内は木造のテーブルや椅子 白麦の焚ける匂いと海辺近くのせいか
煮られた魚や塩漬けの匂いが鼻につく。
カツ カツ カツ と聞こえる杖の音
目元の隠れた前髪からは、閉じた瞳は見れはしない
ただ杖で床を探る様に歩く様子は、容易に目暗と予想できるだろう
この王都では、鴨が葱と鍋を背負うように見えるだろうか
「こんにちは、まだお店やっとる?」
まっすぐに声をかけながら、店主は客に気前よく応じた
盛り切りの飯に一皿の総菜と汁物 追加で頼めば酒がくる平民飯屋
まだ売り切れていないかを聞くのは、今の匂いがただの仕込みで店にまだ出せる時がないこともあるせいだ
席に案内されるまでもなく、脚の形を杖で探れば声も人もいないことを悟り、その椅子に腰を下ろしたお登勢
人は疎らにいることを悟りながらも、店主に干し魚の混ぜ飯と僧侶漬け 熱い茶を頼む
先に茶を置かれ、目の前にあるからね、というのは恰幅のいい女将さん。
「おおきにな。
でも、まだやっててよかったわぁ。
人に頼まれてな、富裕のとこのおじいさん揉みに行ったんよ
そしたらえらい話が長くて もうお腹すいたわぁ。」
それでも、腹を五分に抑えるのは動きづらさをなくすため。
■お登勢 > 「ふぅ ふぅ ずずっ……」
熱い茶が体に染みる
桜も気の早いものしか咲いていない時期
風が吹けば震えそうだ
場は昼間ということもあり、酒場と違い酔っぱらいはいない
旅籠ではなじみのある焚き物や煮物を掻きこむ音が聞こえながら、削り出す音と混ぜる音
前の前にトンと出された混ぜ飯と漬物と女将の声
両手を合わせ
「いただきまーす。」
長い棒二本合わせて食べるやり方は、フォークよりは使いづらい
けれども慣れたように、漬物を先に食んでしまえば混ぜ飯をすこしずつ減らしていく。
今日はこのまま、宿屋かどこかで按摩待ちをするべきか
それとも娼館で男客や娼婦を相手に、張った体を癒して回ろうか。
王都の賭場はダイラスに比べ、まだ早い頃合い
■お登勢 > 「ごちそうさん
また寄らせてもらうわ。」
お代を払い、杖一つ
マントを寄せながらカタンコトンと店を出ていくなら
娼館ででも、客を待たせてもらおうかとなじみの場所へ歩いて行った
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 一膳飯屋」からお登勢さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド」にアークさんが現れました。
■アーク > 冒険者ギルドの扉が開き、小さな頭がひょっこりと中をのぞき込む。
何回か訪れた場所でも確認確認。とばかりに大きな瞳と頭を忙しなく動かし、中を軽く確認してから扉を開けてするりと中に潜り込む。
そして、雑務一般の窓口にトコトコと進み、ギルド内の小さな露天区画への出店申請を。
持ち込んだ木の板にハンコを突いてもらうとぷにぷにの指先でそれを受け取り、受理してくれたギルド職員ににっこりと笑顔を送り愛想を振りまいてから目立たぬ隅っこの方に進んでいく。
いい所は常連さんだったり紐付きの人たちがいる場所で、自分のような紐もない新顔は当然目立たぬ場所に割り振られる。
リュックを置くと始まる設営。
壁にのぼりを立て掛け、よく見える様に布を少し伸ばして満足気に笑みを一つ。
リュックの上に入れておいた敷布パサリと拡げてその上にアクセサリー入れから取り出した商品を並べていく。
猫や動物のシンボルのお守りや気持ち攻撃力が増すアクセサリーや魔法の制御をしやすくするようなシンボルを並べていく。
表に出すのはそんなに強くない効果のものばかり。
値札を並べて、次に委細商談相談承ります。
等と書いた木札を最後に置いてから、彫金台を取り出してコンコンとリズミカルな音をギルドの喧騒の中に混ぜこませていく。
■アーク > 賑やかな喧騒の中、こんこんと小さなハンマーや道具を駆使しながら金属の形を変えていく少年。
熱中はしていても、たまに来る冒険者達に笑顔を振りまき、明るく元気に接客を続け、
熟れれば補充し、また時間ができれば彫金作業へと戻っていく。
■アーク > 作ることにだいぶ集中していた。
最後にほっと一息。
出来上がった花の形を模したアクセサリー、横から見たり上から見たりしつつ満足気に一息。
出来栄えに満足したのかんふーと胸を張り一息。
■アーク > とはいえ、気づけば店じまいのお時間。
残っていたアクセサリーを片付けてから、敷布を畳み、大きなリュックへと戻していく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド」からアークさんが去りました。