2021/02/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 風邪がつめたい、実に寒い。ああ、と呻いて、軽く身体を抱いた。

「くそう、どうしたもンか、これ。」

行きつけの店屋の前で呆然と立ち尽くす。
飯時、この時期でも暖炉をやってる店だったし、いつもの流れでやってきたまではいいんだが――。
閉まっているものは仕方がない。んん、と頭を振るが。

「他ァ、つってもなァ。」

大男がずびと鼻をすすりながらまた呻く。
いくらだって店はあろうが、知ってる店はちと遠い。
この寒い中歩き回るのは、面倒くさいのだ。そんなわけで、わりかし困ってしまった様子で。

イグナス > ――とはいえ、ここ呆然として立ってどうしようもないのもまた事実だ。
ええいくそ、なんて悪態付きながら、ゆっくりと歩き始めるのだった

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイーゴリさんが現れました。
イーゴリ > 夕食時だからだろう、人で賑わう大通り。
人の行き交う道の端を、人目に付かぬ様にしながら進む姿が一つ。
王都に逗留する間の宿を見付けるべく、周囲へと視線を投げては歩み。

「――――………。」

下手な宿に泊まるのは避けたい。
そんな思いはあるものの、此の辺りの宿を使った事が無い身には、何処が良い、とも判断が付かぬ。
如何したものか、と時折嘆息混じりの吐息を逃がして。

イーゴリ > 宛てなく通りを歩いている内、何処と無く幼さの残る声に話しかけられた。
立ち止まって振り返れば、其処には己と大して変わらぬ身長の子供。
話を聞けば如何やら宿屋の子供らしい。
少しの間悩んだ物の、最終的には子供の後に付いて宿屋へと向かったのだった――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイーゴリさんが去りました。