2021/02/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区のどこか」にシルヴァさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区のどこか」からシルヴァさんが去りました。
■タマモ > と、その視線が、ある一点で止まる。
その意味は、説明しなくとも、分かるだろう。
その瞳を細め、とん、と屋根を蹴り宙を舞う。
そのまま、屋根から飛び降り、その向けた視線の先へと…
その後、そこで何があったのか。
それは、少女と、そこに居た誰かしか分からない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区のどこか」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の通り」にフィルさんが現れました。
■フィル > 少しだけ肌寒い夜風が吹き抜けていく、小さな店が並ぶ通り。
大通りに比べれば、活気は流石に幾分か劣るが。
その分、道のあいている場所に露店などがちょこちょこと点在しており。
大通りとはまた違う客層や、賑わいを催していれば、それなりに人気は伺えるだろう。
点在する露店には、掘り出し物からガラクタまでが並び。
酒場からは軽い喧騒や、食欲をそそる香りまでこぼれては、行き交う人々の鼻をくすぐっていくのである。
「以前よりは…少し少ないかな?」
まばらとはいえ行き交う人の合間を縫うように、少年は道を進めばそんなことをポツリと零していく。
浅くかぶったフードの中から滑る視線が、捉えていくのは飲食店ではなく。
合間合間に並ぶ露店であれば、暖かい季節に比べたら幾分か減っている露店の数に対してのようである。
厳しい寒さの時に比べれば、幾らか過ごしやすいとはいえ、店内に比べれば当然風にさらされる露店が少ないのは当然かもしれないのだが。
何かを探す、というより掘り出しものの中に何かお宝でもないか、といった様子で露店から露店へと、その歩みを少年は進めていくようだ。
「明らかに…ガラクタ、ですよね」
大抵の店に並ぶ掘り出し物扱いの品物は、魔力なども感じない。
ガラクタそのものの物が多いようであり。
少年はつい、一息つくように露店の近くでポツリとため息交じりに零していく。
当然、大きな声で言えるはずもない言葉なのだから、多少小さめの声であったようだが。
ある程度歩き回っているのだろう。
鼻をくすぐっては、お腹をくすぐる食欲を刺激する、酒場からの香りに少し鼻を利かせては、露店の並びに視線を少年は戻していく。
貧民地区に比べれば安全とは言え、気を抜き過ぎていい場所ではないのだが。
どうしようかと少し迷っているのだろう。
ぼーっとした様子を少年は見せてしまうことになるが。
■フィル > そしてまた、他のお店に視線を向けるように動かせば、少年はまた露店巡りすることにしたようだ。
多少空腹が刺激された分、酒場からの香りに誘われつつあったようだが。
まだ我慢できる範囲だったのだろう。
興味心の方がまさるままに、ガラクタではない掘り出し物を探すように、主に雑貨を扱っている露店へと立ち寄り。
再びまた別の露店へと人の合間を縫うように、軽い足取りで進んでいくが。
「やっぱり、早々いいものは見つからない、かな…」
通りの端っこの近くまできても、これといっていいものは見つからなかったのだろう。
もっともそれは、少年が見逃しているという可能性も多分にあり。
目が利く人ならなにかしら、もう少し違うものを見つけられたかもしれない。
少年自体も見逃している可能性を考慮はしているのか。
しばらくまた来た道を戻る様にして、まだ少しの間散策を続けていったようである。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の通り」からフィルさんが去りました。