2021/02/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にラティアさんが現れました。
ラティア > 平民地区。その中でも、常に男達の興味関心を惹いている領域、娼館通り。
娼婦達が道端に出てきては、通りがかる人々に声掛け、あわよくば店内へ引きずり込んでいく。
その中で女は、暇そうに視線を彷徨わせ……時折、美味しそうな身体をした娼婦を見つけては、ニヤニヤと笑っていた。

「……いいわねぇ。誰か連れて帰りたいくらいだけど……」

変に誘いをかけて警戒されるのも困りものだ。
娼婦が一人いなくなったくらいでお店は困るだろうか。
此処に軒を並べているのはそこそこの規模のものばかりだから、多分困らないのではないか…とも思うが。

「ま、やめとこうかしら、ね」

あちらから声を掛けられるならともかく、下手に手を出して目をつけられてもまずい。
やれやれ…と小さく溜息をついて、壁に背を凭せ掛けた。

ラティア > 「うーん……眼福。じゃ、そろそろ帰ろうかしら」

暫く娼婦の客引きを眺めていたが、やがて壁から背を離す。
ぐーッ、と大きく伸びをして、踵を返し、そのまま帰路についた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からラティアさんが去りました。