2021/01/03 のログ
ミリシラ > (一番危ない区画を通り抜けてほっと一安心。
後はもう家まで危ないとこもなくて早足を辞めて普通に歩いて家に到着すれば、扉を開けて中に入って、待っていた母にただいまと笑顔を向けて。
冷えた身体をお風呂で暖めて、それから明日の仕込みをしてお休みなさいと自分の部屋へ)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/街角」からミリシラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に弾正さんが現れました。
弾正 >  
宵闇の帳降りし夜の王都。
寒空が緩やかに吹き抜ける穏やかな夜。
此度、平民地区と言えど、夜も更けた今や静かなもの。
僅かに耳朶に染みるは羽虫の音色と、焚きつける焚火の音。
とある民宿の裏側、緑生い茂る草木に囲まれた小さな庭園。
民宿の私有地と言えど、街道に接したそこは侵入が容易であった。
無論、男も手段は選ぶ。寒風に打たれたい気分とも成れば
一つ、"握らせれば"借りる事も容易い。
粛々と燃える火が、淀んだ瞳に映った。

「……実に、静かな夜だ。」

物思いに耽るには丁度良い。
此の世界は、男から見れば少々喧騒が過ぎる。
戦場、鉄火、怒号も過ぎたれば毒である。
白いため息を吐き捨て、男は揺れる炎を見下ろしていた。

弾正 >  
「…………」

陽炎揺らぎ、時は過ぎる。
夜明けには其の姿は、寒風と共に、薪木のように跡形もなかった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から弾正さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/裏通り」にミリシラさんが現れました。
ミリシラ > (お昼の平民地区の裏通り。
非正規の露店が軒を連ねて、表のお店より安価で物を売っていて、物を見る目が確かだったら安く良い物が買えるのでときどき掘り出し物がないかなーと覗きに来る。
夜に来ると物騒な通りだけど、昼なら女の子が一人で買い物に来ても、慣れているならそんなに危ない場所でもなく)

「んーこれは……ふむー……こっちはなるほどー……今日はいいかな。
おじちゃん、見せてくれてありがとねー、次、いいものがあったら買うから、またね」

(露店で雑貨品を売っていたおっちゃんの商品を見て、余り良い品じゃないなーと思えば、次の機会にねとお店の前を移動して。
品も悪いけど、その中に混じって変に新しいのが混ざってたから多分、盗品だろうなーと、買ったら後で面倒なことになる奴だ、と悪いけど次はないかなーと露店を振り返って違う雑貨を売ってる露店に行こうと狭い道を歩いてる)

ミリシラ > (そんなこんなであちこちの露店を冷やかして、掘り出し物を一つ二つと見つけて購入。
特に危ないこともなく裏通りを抜けて、お家へと帰って行きました)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/裏通り」からミリシラさんが去りました。
ご案内:「寒空の公園」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > きん…と冷えた空気の、平民地区の自然豊かな公園。
午後に入って氷点下に至る急激に下がった気温から人々は逃げるように散り、
はしゃぐ子どもたちやたむろする若者やくつろぐ老人の姿はない。

春を気長に待つ冬鳥や貪欲なリスを覗いて、そんな寒空の地面を裸足で歩んでいくのは、
裸に桃色のシャツ一枚のみを羽織った幼い薬師の姿。

その肌は乾燥した冷えた空気にも負けず、汗ばむ寸前のような潤いと、
胸元や生足の見える裾からほかほかとした湯気を立たせていた。

「―――っふぅ…あっつぃ…。
からだをあっためるお薬、これ…用法用量間違えないよう、気をつけてて作らなきゃダメだね…」

寒冷地の冒険者や、寒空の中でも野外で「おたのしみ」したい性癖やらの客に向けて開発した、体温上昇薬。

服用した少年の体感気温は30℃を超え、体温は常に37℃を超える人間カイロと化していた。

ついでではあるが高まった代謝が急速に体内のエネルギーと脂肪を燃やして発熱しているため、
冬場で体型を気にするお客にも需要が見込めるだろう、なんて商売人らしい考えを巡らせながら、
体と頭のほてりが少しは和らぐまで散歩しようと、あたたかそうな湯気をひきつれて静かな公園をのんびり散歩していた。

ご案内:「寒空の公園」からタン・フィールさんが去りました。