2020/12/20 のログ
トルテ > (娼婦の如く卑猥な下着に身を包み、己がぶち撒けた白濁に塗れ、乱れた呼吸で饐えた精臭で肺を満たす少女はこう見えても歴とした貴族令嬢。そんなお嬢様が何故この様な安宿で斯様な淫行に身を浸しているのかと言えば、その答えは寝台の傍らのテーブル上に脱ぎ捨てられた着衣にある。真冬に向けて日々寒さを強めるこの時期に見合う厚手の生地で織られたロングコートとマフラー、後は大きめのキャスケット帽子。それ以外の着衣は、少女が身に着けた赤下着以外は布切れ一枚見当たらない。そう。この貴族令嬢は扇情的な赤下着の上にコート一枚のみを着用した状態で夜の街を歩いて倒錯的な興奮を募らせ、ついには屋敷に帰る事さえままならぬ程の発情を身に帯びて、それを鎮めるために近場の宿に駆け込んで、今にも暴発せんばかりに張り詰めていた怒張を自らの手指で慰めていたのだ。)

「はぁ……♡ はぁ……♡ は、ぁ……♡ ふぅ………。 また、やってしまいました……。わたくしったら本当に……はふぅ………」

(呼吸の落ち着きと共に煮え滾っていた発情もいくらかは収まったのだろう。溜息を漏らしたその顔はしょぼんと眉尻を垂らし、自己嫌悪に沈んだ物になっていた。豊満な乳房の下、鳩尾の辺りに白濁の残滓を垂れ零しているふたなりペニスもまた鉄柱の如き硬さを幾らか減じ、その太幹もじわじわと力を失いつつあった。濃厚な雄臭を湯気と共に立ち昇らせる精膜につつまれた太蛇は、精液塗れの下着姿にコートだけを纏って帰路につく己の痴態に興奮してすぐに先程と変わらぬ威容を取り戻してしまうだろうが、それでも屋敷に帰るまでの間くらいは衝動的に自慰に耽る程の発情を灯す事はないはずだ。一瞬ちらりと、今日はこのままこの宿でオナニーし続け、淫猥な臭いの充満する狭苦しい部屋で一晩明かしてしまおうか…なんて考えもよぎるけれど)

「だ、駄目です。そんなのいけません。いくらなんでもファイナ達も心配するでしょうし、このまま寝てしまったりなんかしたら臭いが染みついてしまいそうですし………う、ぁ…っ♡ だ、駄目、なのにぃ……♡」

(精臭の篭る小部屋で一晩明かし、濡らした布で身体を拭った程度では決して消せぬ精臭を立ち昇らせながら、日が昇って人通りの多くなった街路を進む己の姿を想像し、再びむくむくと底無しの肉欲を持て余すふたなり巨根が勃ち上がっていく。半ば無意識のままそれに手指を這わせれば、生温かな精液のぬめりと熱帯びた肉の硬さ、そしてそこから伝わる爛れた悦楽でもう止められなくなってしまう。)

「はぁ…っ♡ はぁ…っ♡ も、もう一度……もう一度だけ、ですからぁ……っ♡ んんぁ…っ♡ はぁ、う…っ♡ ん、きゅぅう……っ♡」

(結局お嬢様はその後何度も何度も白濁を噴き散らし、日が昇る寸前まで押し殺した甘声を漏らし続ける事になるのであった――――。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からトルテさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 「くぁ…」

薄ら寒い夜。むこうの通りはそれでもにぎやか。
いや、寒いからこそ賑やかなのかもしれない。
娼館通りなんかはぬくもりを求めるやつだがひっきりなし。
混雑ぶりに店の前を通ることもできやしなかった。自分が通るのは裏通り。
この街に来て数年。ミレーであることを隠して行きている分
どうも気づくと、歩くのはこういう薄暗い道になってしまう。

目当てがあれば表でも堂々と歩けるようにはなったが。
ただし、フード付きマントは手放せない。

「さっみ…」

寒風吹きすさぶ裏通り。マントがあっても寒いものは寒い。

ブレイド > こうも寒いと、チンピラ共もなりを潜めているのか
人気はあまりないように思える。
それでも、怪しげな露天なんかはあったりもするが。
チラチラと目端でおっても、興味を引くものはあまりないような。

こんなところでくすぶってても仕方ない。
さっさと大通りにでもいって飯と風呂と寝床だ。

ブレイド > 通りに向かって歩いていると、ちらりと白いものが見えた。
空から降り注ぐ、白い粒。雪だ。
どうりで寒いわけだ。正直、寒いのは苦手だ。少し顔をしかめる。
そういえば、この街に来たのもいつだったか…
このように肌寒い時期だったと記憶している。
チンピラ上がり、駆け出しの冒険者…貧民地区で行き倒れかけたことを思い出し苦笑する。

「成り上がりってのも難しいもんだ…」

一つ呟けば大通り。
流石にこちらは人気が多い。
宿か何か…とりあえずは目に付く店を覗いてみる。
泊まれなくてもとにかく飯が食えれば今はいい。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシルクさんが現れました。
シルク > 「さーむーいー...!」

本日稼いだお金を握りしめ、私は大通りを歩いていた。
最近は仕事に恵まれず、その日の生活費でいっぱいで、少しの貯蓄もままならない。
一日二日、野宿でもすればお金は浮くのだろうけれど、この寒さでは凍えてしまう。

故に、安く泊まれる宿を探している最中。
いつも泊まっている宿に泊まるには少し金銭が不足している。



そんな中、すれ違ったフードの男がなんとやく気になり。くるりとUターンして彼を追いかけ。
小走りの追い抜きざまに顔を覗き込んでみれば。

「...ん? あーーーーっ!!ブレイドっ!!」

その彼が見知った男──ブレイドであることが分かれば、私の声が大通りの喧騒の中で一際大きく響くのである。

ブレイド > 宿を探して歩く最中、何者かが自分を追い越し、覗き込んでくる。
一体誰が自分になんのようなのか?
思いもよらないことだったので少し目を丸くして。
その目に入ってきたのは、シェンヤンから帰ってきて初めて話した少女…
シルク、だったか。

「ん?お?おう。久しぶりだなってか、声でけぇよ」

叫ぶ少女に苦笑しつつ、ひらひらと手を振って。

「つか、どうした、いきなり。
また宿でもたかろうって魂胆か?」

シルク > 「えへ、久しぶりー!」

彼に大袈裟に手を振り返す。
ちょうどいいところで知り合いに出会えた。彼にまた宿でも──

「うわっ、バレてたっ!?ブレイドって、もしてかして人の心読める?
いやー、だってさ、最近全然稼げないんだもん。寒くなったから、メグメールの植物も動物も減っちゃったから、そのへんのお仕事がめっきり減っちゃってさ。」

などと事情を説明した後、パン、と胸の前で手を合わせて、彼に頼み込んでみよう。

「だからお願いっ。タダでとは言わないしっ、一人部屋で私は地べたでもいいからさっ!」

ブレイド > 「読めねぇけど、前が前だからな。なんとなく…ってか、当たってんのかよ」

驚く少女に対して少し呆れ顔。
しかし、彼女の言うように、ここのところ採取などの依頼は減っている。
季節がら仕方のないことではあるが、討伐やら退治と言ったものには難色を示す冒険者にとっては
あまり好ましくない時期であろう。
ドブさらいやら掃除の手伝いやらははした金にすぎるし。

「…そういうわけにもいかねぇだろ。
できるだけ二人部屋探してやるから…
見つかんなかったら…そんとき考える」

しかたない、とため息一つ。
だが、頼られて悪い気はしないあたり、なんというか…
ねだり上手な少女だ。