2020/12/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 裏通り」にロブームさんが現れました。
ロブーム > この裏通りは、最近誘拐や失踪事件が多発している。
被害者は、どれも若い男女。
共通点はないが、その誘拐の前後には、黒いローブを着た太った男が居る……そういう話が、一部で出回っている。

「……」

そして、正にその特徴に当てはまる男が、道に置かれているベンチに座っている。
時折、噂を知らず通る者も、その風体の気味の悪さに、少し迂回して通っていくが、男は気にもとめない。
まるで、何かを待っているような……そんな様子で。

ロブーム > 「(ふむ……そろそろ、冒険者や騎士などが気付く頃だと思ったが)」

男が、わざわざ誘拐の前に姿を表すのは、捜査する者を捕まえ、いやらしいことをするためである。
男は、美しい心を持つ女を堕とす――そういう趣味、或いは存在意義を持っている。
その為、手がかりをわざと残して、そういう者が自分を見つけやすいようにしている。

「(ま、釣りは釣果を期待してやるものではない……駄目なら駄目で、魔族の国に売る奴隷が手に入ったというだけだしな)」

ロブーム > ――男は、そのまま何処かへと去っていく
ご案内:「王都マグメール 裏通り」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテアンさんが現れました。
テアン > それは平民地区のどこか。ストリートかもしれないし、公園などかもしれない。
陽は落ち、辺りはすっかりと暗がりに。
そんな中、少年は一人でぼんやりと歩いていた。

少年に施されている暗示の効果で、自分でもよくわからないまま。
衝動に駆られるようにして道を歩いている。
時折、何してたんだっけ、と頭に浮かぶものの、それは答えを結ぶこともなく。

(…あ、帰らなきゃ。)

そう思いながら、ふらふらと散歩を続けている。
通った後に、誰かを惹くような精の匂いを残しながら…。

テアン > ふらふらと、少年は夜の平民地区へと消えていく。

その後どうなったかは…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテアンさんが去りました。