2020/10/28 のログ
■ロブーム > ――哀れな被害者はその後、彼によって奴隷にされてしまった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロブームさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 とある安宿」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 平民地区のうらびれた場所にある安宿。
その部屋の中で、とある魔族と汚職貴族が会合を行っている――という情報が今、盗賊ギルドや情報屋筋で流れている。
その宿の、正にその情報通りの位置にある部屋は今、王城もかくやとばかりの綺麗で豪奢な部屋に様変わりしていた。
正確には、様変わりではなく――入れ替わっているのだが。
「(偽報である事を掴ませぬよう、部下や雇った人間を使い丁寧に噂を流して一週間――そろそろ、冒険者や軍人辺りに、調査依頼が出る頃か)」
そう思いつつ、男はソファに身を沈める。
この部屋は、本来ロブームの城の部屋なのだが、男の召喚術によって、元の部屋と入れ替わっている。
後は、その冒険者が踏み込んだ瞬間に部屋の位置を元に戻せば、それだけで隔離が完成するという仕組み。
要するに、この部屋全体が罠というわけである。
「(さて、来るのは男か女か――男ならば商品奴隷にでもするが、女であれば、それなりに楽しめる。どちらにせよ損はない)」