2020/09/21 のログ
イディオ > (酒を飲み、しばらく待っていれば、矢張りと言うべきで、料理が届く。その料理を目の前に男は、小さく笑いを零そうか、それなりに寮の有る肉料理、そして、パンにスープ、冒険者の胃を満たすに値する、大量の料理。
香辛料などもたっぷり使われていて、美味い。安い。早い。いい料理だ、とそんな風に独り言ちる。
クックっく、とか言ってしまえば邪悪な魔法使い然なイメージだが、あいにくこの男は何処からどう見ても前衛だ、脳筋職。
ただただ、不気味と言う形でしかない。)

「主の恵みに。」

(軽いお祈りを捧げてから男は、料理を齧り始める。一人だから、何も言わずに静かに料理に集中できるのは良い事だ。
もぐもぐむぐむぐ、男は料理を堪能するように齧り、食べる。
ちょっと寂しい、周りで楽しそうに酒を乾杯するのが、うらやましい。
そんなことを考えてみつつも、食事はうまいので、今は無心で食べることにするのだ。
酒を飲み、食事を消費し。
軽く息を吐き出し、人心地を突いてから、周囲に視線を向けた。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」にアリエルさんが現れました。
アリエル > ふらりと冒険者ギルドに立ち寄ったアリエル。
王国の将軍であり剣闘士でもある彼女にとって、冒険者ギルドもまたなじみ深い場所だった。
軍として依頼をしたり、暇なときに腕を磨くために依頼を受けたり、あとは男をあさりにきたり。
そんな用途でここにしばしば訪れていた。

特に目的なくここに来たのだが、腹が減ったということで、料理を食べることにした。
そうして大量の山盛り肉を頼み、皿を受け取ると席を探す。
案外混んでいるが…… どことなく浮いた男の席を見つける。
その辺りは空いていそうだ。

「相席、いいかな?」

そういいながら許可を得る前にイディオの座っているテーブルの真正面に陣取る。
肉にほとんど隠れて顔が見えるかどうか。
そうして相手の様子を多少伺いながら、肉をむさぼり始めた。

もぐもぐパクパクと肉をすごい勢いで食べていく。

イディオ > (それは、偶然といって良い時間であろう、食事をして、人心地付いたとき、男は周囲を見回そうとした。自分の対面から視線を外したのだ。
そんな時に、正面に着た人物、自分の方に掛けられる。気配は―――とかは野暮だろう、此処は冒険者の酒場であり沢山の人がいる。飲んで騒ぐような場所だ。
それに、男は別にシーフの技能を得たりしてはいないし、学んでもいない。わいわいがやがや煩い所で、明確に気配を確認するスキルなどはないのだ。
だから―――)

「お?あ、ああ。」

(掛けられる声に、戸惑いを覚えながら視線を戻す、いつの間にか肉の山が出来上がっていた。それは自分の注文したものではない。
目の前の―――誰だろう、肉の山の奥からかけられた声である。
先程の声は、女性のような声だったが、そうなのだろうか。疑問に思う物の、すっごい勢いで肉の山が下がっていく。
うわぁ、と引いてしまいそうな勢いで肉の山が消えていく。
そう、時間のかからない間に、肉の山が下がり、相手が見えてきた。)

「―――?冒険者…………にしては、あまり見ない、な。」

(光の無い目、死んだような眼は、見えてくる女の子を認識し、冒険者は戸惑いの声を零す。一応、冒険者としてはベテランなので、其れなりに知り合いはいる。
冒険者とは、才能がモノを言うので、幼女の冒険者と言うのも、居ないわけではない。が、目立つ。いろんな意味で。
しかし、目の前の彼女は見たことも聞いたことも無い。
だからこそ、戸惑いが先に立ち、男は、肉を食う幼女を眺める)

アリエル > 「ああ、失礼。
 ボクはアリエル・ウォールウェン。
 王国将軍兼アケローンの剣闘士だ。二つ名は白銀の淫乱姫。
 冒険者としては時々出てくるくらいだからね」

自己紹介をしながら肉をすごい勢いで食べていく。
自分のことを知るものも少なくない。
アケローン闘技場に見学に来るものならまず知っているし、魔道映像具でアダルトなシーンの物はかなり出回っている。
将軍としての知名度は…… まあほとんどないかもしれないが。
なので自己紹介を最初にすることがあまりなかった。
失礼失礼といいながら自己紹介をする。

「で、君は? なんかすっごく浮いてたけど、何かやらかした?」

不躾にそんなことを尋ねるだろう。
なんとなく雰囲気のせいかな、とあたりはつけているが、気になったので直接聞いてしまう。
なんか目が死んでるし…… なんで目が死んでるんだろう?

「エッチなことなら相談に乗れるけど、やばい話ならボクは聞かない方がよさそうかなぁ」

イディオ > 「……あぁ。……はぁ。将軍が、剣闘士で冒険者。」

(するすると、流れるように情報が洩れていくのが判る。というか、将軍と言うのは、貴族などの、身分的な将軍という訳ではなく、上位クラスとしての、将軍なのだろうか。
普通に考えて彼女は幼い子供にも見えるので将軍と言う貴族の地位に行くのには、其れこそ王族クラスのコネが必要だろう。
そして、そんなコネを持っていたとして、剣闘士をするというならば、間違いなく将軍の職は追われてしまうようにも思える、貴族知らないけれど。
なので最後の冒険者としても出ると言う言葉に、ジョブクラスとしての将軍なのだろう、と若しくは、傭兵団のと。
そして、残念なことに有名なのか如何なのかは男は今一知らない、そもそも、アケローン闘技場に足を運んだことはないし。魔導の映像など、見ていてむなしい。
それなら普通に女を抱いた方が良い。
そんなわけもあり、男は彼女の事を一切知らない、有名人なのか、と。思う程度だった。)

「俺は、イディオ、見ての通りに、冒険者だ。済まないが、アリエル……だったか、君の事は一切知らない。」

(彼女が有名人だとして、知らないから知らないと言って置く。それで怒るなら、それだけの相手だという事だ。その有名人が此処に何の用なのかと言う疑問だってあるし。
一介の冒険者には、有名人との相手は、其れこそ胃が痛くなるレベルの話でしかない。
万が一貴族だったりしたら、それこそだ。
思考がずれかけた所に彼女からの質問が来る、光の無い瞳を彼女に向ける)

「元からだ。今に始まった事じゃない。ただ、不気味だから、浮いてるんだ。」

(周囲の冒険者に訊けばわかるだろうが、男の目に光が無いのは別に今に始まった事ではない。
普段からずっとこの状態であり、何かをやらかしたわけではない、先程採取の依頼を受けて終わらせたが、取ってきた薬草は良い評価も得ている。
ただただ、先天的に目に光がないだけの不気味な男。
それが、この冒険者であり、何かあった、とかそういう訳ではない。)

「エッチな相談―――といわれても、なぁ。流石に。」

(幼女過ぎる、其れに手を出すのは変態じゃないだろうか。と言うか、初対面でいきなりぶっこんで来るなぁ、と思う所)

アリエル > 「まあねぇ、なんでそんなに目が死んでるの? 遺伝?」

不躾なことを聞きながら、イディオへと手を伸ばす。
そうしてむにむにと目じりのあたりを揉む。
疲れ目に効くツボだ。もしかしたら治るかもしれないと謎のことを考えながら、もにもにと触っている。

「まー、知らなくてもしょうがないよ。
 そういうのが好きな人たちには有名な女の子っていうことさ♪
 アイドルみたいだね」

もにもにとなにかが気に入ったのか目のマッサージを続けている。
知られていなかったことを別に気を悪くすることはない。
冒険者連中だと知っているものが多かっただけであり、
しかも知っているのは淫乱な女という悪評ばかりである。
まあその認識はまったくもって正しいし問題はないのだが、
知らなくてもその相手を悪くは全く思いもしなかった。

「あ、ちなみにボクは子供じゃないからね。
 これでも30超えてるし、イディオよりも年上じゃないかなぁ」

相手の見た目から年齢を推測してそんなことを言う。

イディオ > 「かもしれない、一寸、両親の顔も覚えてないから、何とも言えない。」

(孤児と言うのは、良くいる話でもあり、この国でもよく見かけるものだ、お涙頂戴と言うような話題でもなく、男は淡々と首を傾ぐ。
彼女の言うとおりに、遺伝の可能性もあるのだ、両親が死んだ目をしていて、それを受け継いだ、そうかもしれない、と男は考え、酒を一口煽って見せて。
伸びてくる少女の掌、何事なのだろうか、とりあえずさせるがままにさせていたら、目じりをいじり始める。おまじないか何かだろうか。
残念ながら、つぼマッサージでは治らない模様。)

「偶像……?ああ、神に祈りを捧げる時のシンボルのような。
とりあえず、成程、人気者だという事は、理解した。」

(彼女の言い分は良く判らない、アイドル=偶像と言う言葉に、教会用語にそんなものがある事を思い出した。例えば十字架もそれにあたる物だったはず。
なるほどなるほど、と首をひねりながら、ああ、吟遊詩人かと思いなおす。
イケメンで声のいい吟遊詩人は女の子にキャーキャー言われているので、あれを当てはめて考えたのだ。
得心が行きポム、と手を叩いて見せて。)

「面妖な。」

(自分よりも年上らしい、見た目で判断する事の危険性を冒険者は知っている。とは言えだ。どう見ても未成年な姿で、その倍を生きている。
本来であればもっと色香の有るお姉様であろう年齢の女性が。
こんな子供のような姿、面妖な、としか言いようがない、基本そういう差異があるのは、魔法使いとか、魔女とか、その方面だろうし。
ある意味誉め言葉ではあるのだけれども。酒を飲んで彼女を眺める。)

「――失礼。何かをやらかして、とかそういう事でもない。別に気にするようなものじゃないさ。
今更、急に眼に光が戻ったとして。それはそれで見慣れない仲間から、キモ、と言われるのが関の山さ」

(普段見ている人物が急に変化したら、皆が驚くだろう。だから、別に直そうとは思ってないさ、と男は軽く酒を呷り、摘まみを一口)

アリエル > 「なるほどねぇ」

そういいながら酒を頼む。
手元に来たエールを受け取ると、イディオに向かってジョッキを差し出し。

「では、ボクたちの出会いに乾杯♪」

そういって乾杯したら酒を一気に飲み干すだろう。
体の体積に比べ食べたり飲んだりする量が圧倒的に多い。
この体になってから燃費が悪すぎるので、どうしても食べる量が増えていた。


「んー、ここの酒も肉もおいしいんだよねぇ♪ ちょっとチープな味だけどそれがたまらない」

そういいながら席を移動し、イディオの隣に移る。
しなだれかかりながら、酔っちゃった~とか楽しそうに言う。

「それでちょっと相談なんだけど、ボクとエッチなことしない?」

何が起きているかといわれれば、単純に発情しているだけである。
エロいこと大好きなアリエルはイディオを誘っていた。

イディオ > 「ああ、乾杯。」

(酒の席だ、エールのジョッキを突き出されて完敗を求められるなら、男はうなづいて乾杯を行おう。ゴン、と木のジョッキがぶつかり、エール酒が少し揺れる。
男も、彼女の飲み方に合わせるように、グイ、と呷る。酒は弱い方ではない。
体積に似合わないその飲み食いの仕方、まあ、色々あるのだろうという考えだ。
小さくても食べる人は食べるし、食べられない人は食べられないのだと判っている。)

「…………―――。」

(そして、ゆるりと動いてくる彼女、それは男の隣に腰を掛ける。と言うか、直ぐにしな垂れかかって来るのだ。
なんとなくだ、何となく。理解してきた。
アケローン闘技場には、行ったことはない、ただ、其処で何を行われているかぐらいは知っている。
其れに興味がないから行かないだけなのだ。)

「ド直球で来るのかー。」

(近くに座って来た時に何となく理解して来た時に、ああ、と思い始めては、いた。
ふう、と軽く息を吐き出して見せる。
そして、視線を自分を見上げる少女に向けなおす。)

「部屋で良いか?」

(流石にこの場でと言うなら、蹴飛ばして帰る積りだ。彼女は何となくそんなことを言いそうな気もしてならなかったし。)

アリエル > 「もちろん構いませんよ」

ド直球なのが彼女の生きざまだ。
だから淫乱姫なのであり、秘してどうこうなどという発想は全くなかった。
別にここでも構わないが、それは相手次第だ。
自分はとにかく濃厚に犯してもらって種がいっぱいほしいだけであり、
それをしてもらえるなら部屋だろうとここだろうと全くかまわなかった。

「では抱っこしてくださいな♡」

そんな風に甘えて手を伸ばす。
抱きかかえてもらえればご機嫌だろうし、無視されれば苦笑しながらついていくだろう。

そうして二人はこの場を去るのであった。

イディオ > 『移動します』
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 冒険者ギルド」からアリエルさんが去りました。