2020/09/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にウルリケさんが現れました。
■ウルリケ > 「……よし」
壁に貼り付けたポスターを見て、女は満足気に頷いた。
『地獄の狼騎兵隊、雇い主募集中!まずはお試し100騎から!』
そんな文字と恐ろしい表情の狼の絵が描かれているポスターだ。そんなものが、既に町のあちこちに貼ってある。
「やはりいつまでも受け身ではいけませんね。こちらが売る側なんですから宣伝しないと」
しかし、この宣伝活動、許可のようなものは一切得ていない。
衛兵や役人なんかに見つかれば大目玉を食らうかもしれない。
「……しかしもうちょっと金持ちの集まる場所にも貼ったほうがいいかもしれませんね」
ウルリケ本人は、そういうことを全く気にする様子は無かったが。
彼女は次の建物の壁に向かい、カバンからまたポスターを取り出しては貼り付けていく。カバンにはまだまだ大量のポスターが入っている。
■ウルリケ > それから数時間、彼女は町中にポスターを貼り終えていた。
満足気な様子で頷くウルリケ。
「これで宣伝は十分でしょう。あとは親切な雇用主が現れるのを待つだけですね。
……願わくば、綺麗な女性だと士気も上がるのですが」
彼女は鼻歌を歌いながら、借りた宿へと帰っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からウルリケさんが去りました。