2020/09/09 のログ
ご案内:「王都の路地裏」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 王都の平民地区の、市場や住宅街の喧騒から外れた路地…人の往来が殆どないそこを、
ふら、ふら、と頼りない足取りでゆっくり歩く、小柄な薬師の姿。

手には薬草やキノコなどの薬の素材が詰まったバスケットを下げていて、その籠からは、
酒と、焼き肉と、雄雌の体臭と、小水や精液と、柑橘の果実と、ミルクと…をごった煮にしたような、
さまざまな、快・不快を連想させる濃密な香りが漂っている。

「う~…あんな香りむんむんのお店に、長居しすぎちゃった…ヘンな気分…ッ…」

これらの素材を、怪しげな魔物素材屋や魔術薬店から買い付ける際に、
その店に漂う興奮剤や催淫、魔力精力の増強のお香の香りに「あたって」しまった。

すっかり酔っ払ったような、火照った肌と赤い顔、荒い息で、
少女のように華奢な素足をぷるぷるさせながら汗ばむ額を拭いながらなんとか自宅へ戻ろうと、
時折カベに背を預けて休憩しながら歩む。